徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
服部幸雄『大いなる小屋ー江戸歌舞伎の祝祭空間』が復刊
1986年に「叢書 演劇と見世物の文化史」の第一作として刊行され、その後1994年に平凡社ライブラリーにおさめられた服部幸雄氏の画期的な江戸の芝居小屋ー「戯場国(けじょうこく)」論をまとめた『大いなる小屋ー江戸歌舞伎の祝祭空間』が講談社学術文庫で復刊されました。

櫓、看板、積物、衣裳、橋、桟敷、幕、鼠木戸、船、紋などを通じて、芝居小屋が近世都市にあって、大衆の作り出した偉大な祝祭空間であったことを説いた本書はまさに目からうろこが落ちるような内容に満ち満ちています。著者が伝統演劇である歌舞伎とこれを上演する芝居小屋の関わりを論じた新鮮な視点から立ち上ってくる江戸歌舞伎の創造エネルギーには圧倒される思いです。拙HP「六条亭雑記」の歌舞伎観劇記のタイトルも本書から受けた感動と影響を少しでも形として残したく、おこがましくも「大いなる小屋」を借用させていただいています。

なお、今回発売された講談社学術文庫は、平凡社ライブラリーをそのまま底本としたうえで、雑誌『歌舞伎 研究と批評』(歌舞伎学会、発売・雄山閣)に収録された対談が加えられています。著者逝去の年の貴重な対談で、歌舞伎と芝居小屋に対する変わらぬ情熱が読み取れます。

今回の復刊でさらに多くの読者を得て欲しい本です。

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【2012. 05. 16 (水)】 author : 六条亭
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八月花形歌舞伎の演目と配役発表!
八月は平成二年から中村屋と大和屋が中心になっての納涼歌舞伎が評判となり、毎年歌舞伎公演が行われるようになりました。また平成五年から三部制となり、歌舞伎座が休館中でも昨年まで続いていました。

ところが今回発表になった八月の新橋演舞場の興行は花形歌舞伎とは銘打っていますが、二部制になっています。福助、海老蔵、愛之助の三人が昼夜に注目すべき狂言を並べています。

しかし、『桜姫東文章』は二部制にしても発表されている場のみでも時間的に相当無理なはずです。どのようは上演になるのか不安があります。

また『伊達の十役』は海老蔵が平成22年1月にはじめて演じましたが、亀治郎が猿之助を襲名してもこの演目は海老蔵も続けて演じることができるようです。ただ、前回上演時にあった大喜利所作事「垂帽子不器用娘」が出ないようなのは残念です。

八月花形歌舞伎

平成24年8月4日(土)初日〜23日(木)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

『桜姫東文章』

  発 端 江の島稚児ヶ淵の場
  序 幕 新清水の場
      桜谷草庵の場
  二幕目 三囲堤下の場
  三幕目 岩淵庵室の場
  四幕目 権助住居の場
  大 詰 浅草雷門の場

桜姫 : 福 助
清玄 : 愛之助
釣鐘権助 : 海老蔵


【夜の部】(午後4時30分開演)

慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)

三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)

  市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候

  発 端 稲村ヶ崎の場
  序 幕 鎌倉花水橋の場
      大磯廓三浦屋の場
      三浦屋奥座敷の場
  二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
  三幕目 足利家奥殿の場
      同床下の場
  四幕目 山名館奥書院の場
      問註所門前の場
      同白洲の場

口上  
仁木弾正/絹川与右衛門
赤松満祐/足利頼兼
土手の道哲/高尾太夫  
腰元累/乳人政岡
荒獅子男之助/細川勝元 : 海老蔵

渡辺民部之助 : 愛之助

料金(税込)

1等A席 15,000円
1等B席 11,000円
2等A席 7,000円
2等B席 5,000円
3階A席 5,000円
3階B席 3,000円
桟敷席 16,000円

【2012. 05. 15 (火)】 author : 六条亭
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勘九郎襲名披露のテレビ放送予定『口上』『土蜘』
二月の新橋演舞場で行われた六代目中村勘九郎襲名興行が、NHKのEテレで19日(土)に放送予定です。

古典芸能への招待
 歌舞伎「六代目中村勘九郎襲名披露 口上・土蜘」
放送日 平成24年5月19日(土)15:00〜16:50

この春、歌舞伎界で目下話題となっている、六代目中村勘九郎襲名。
二月・三月に行われた襲名披露興行は連日大入りを見せる賑わいぶりだった。
今回は二月の襲名披露興行から、大看板が顔をそろえた「口上」と、襲名披露演目である「土蜘」をご覧いただく。
襲名にふさわしい、華やかな雰囲気と、豪華顔合わせを楽しみたい。

六代目中村勘九郎襲名披露口上
出演: 中村勘九郎、中村勘三郎、中村七之助、片岡我當、
坂東彌十郎、中村芝雀、片岡秀太郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門、
中村東蔵、中村扇雀、中村錦之助、中村橋之助、中村福助

新古演劇十種の内 「土蜘」(つちぐも) 長唄囃子連中
河竹黙阿弥 作
初代花柳壽輔振付
出演: 中村勘九郎、坂東三津五郎、中村福助、中村橋之助、中村芝雀、
中村勘三郎、片岡仁左衛門、中村吉右衛門ほか

平成24年2月23日・東京 新橋演舞場で中継収録

【2012. 05. 15 (火)】 author : 六条亭
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わが心の歌舞伎座、DVD &ブルーレイ化予定
今日は新橋演舞場の昼の部観劇です。

2011年1月に公開されたドキュメンタリー映画『わが心の歌舞伎座』が、市販ディスクとしてDVDとブルーレイになって発売されるようです。発売の詳細は今夏発表される旨、今月の筋書に予告広告が掲載されていました。

歌舞伎座さよなら公演の記念ドキュメンタリー映画として、ディスク化は待ち望んでいたものです。DVDとブルーレイが同時発売されるのも嬉しいことです。私はブルーレイを購入したくなりました。
【2012. 05. 08 (火)】 author : 六条亭
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平成中村座五月大歌舞伎初日昼の部観劇
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今日の東京は大雨が降り続いています。そんな中、平成中村座の初日観劇です。熱い舞台が繰り広げられています。
【2012. 05. 03 (木)】 author : 六条亭
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国立劇場十月歌舞伎公演は三津五郎の『通し狂言 塩原多助一代記』
国立劇場も秋の歌舞伎公演の情報が出始めました。十月は三津五郎の『通し狂言 塩原多助一代記』の上演です。

10月歌舞伎公演「通し狂言 塩原多助一代記(しおばらたすけいちだいき)」

『怪談牡丹燈篭』と同じく三遊亭円朝の口演が原作のもののようですが、なかなか複雑な一代記、はたしてどのような通し狂言になるものでしょうか?出演者は三津五郎のみ発表されていて、他の役者はこれからです。

【2012. 04. 20 (金)】 author : 六条亭
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玉三郎、今秋ACTシアターで『ふるあめりかに袖はぬらさじ』上演!
玉三郎が名古屋、京都で上演を予定している『ふるあめりかに袖はぬらさじ』が東京では赤坂ACTシアターで今秋上演されます。亀遊に檀れいが共演するのも話題になりそうです。

坂東玉三郎主演『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

・日 時 : 2012年9月28日(金)〜2012年10月21日(日)

・料 金 : S席 ¥13,000 A席 ¥9,000(全席指定/税込)

【2012. 04. 20 (金)】 author : 六条亭
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第三十六回俳優祭のテレビ放送予定
今年1月28日に国立劇場で開催された第三十六回俳優祭の模様は、3月のEテレ「芸能百花繚乱」の枠で先般放送されましたが、45分の放送時間のため残念ながらすべてダイジェストでした。是非もっと長時間で放送してもらいたいと思っていたところ幸いなことに22日(日)午後に二時間番組として放送されます。大爆笑の舞踊「質庫魂入替」はすべて放送されることを期待しましょう。

【第36回俳優祭】テレビ放送のお知らせ(日本俳優協会新着情報)

熱演!爆笑!歌舞伎の夢舞台 第36回「俳優祭」(NHK Eテレ番組表)

・Eテレ 4月22日(日) 15時〜17時(120分)

【2012. 04. 20 (金)】 author : 六条亭
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平成中村座初観劇
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今日は今回の平成中村座初観劇です。第二部の通し狂言『小笠原騒動』を、桜席で観ています。舞台と一体感があって、飽きさせません。
【2012. 04. 17 (火)】 author : 六条亭
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国立劇場『絵本合法衢』観劇
またまた更新が滞りました。今月の観劇予定もアップしておらず、大変失礼しました。すでに新橋演舞場の四月花形歌舞伎の通し狂言『仮名手本忠臣蔵』は、初日に昼の部を、七日に夜の部を観劇済です。若手が文字通り勢揃いして、祖父や父の当たり役に果敢に挑んでいます。

さて、今日は国立劇場の通し狂言『絵本合法衢』(えほんがっぽうがつじ)を観劇しました。昨年は奇しくもあの東日本大震災の前日に観劇したため、未曾有の大災害の衝撃で観劇の記憶ははや忘却のかなたにあります。公演も残念ながら三月半ばに中止されました。

そのためもあり、今回の観劇はまったく新しい演目を観るように新鮮であり、仁左衛門の悪の華を存分に満喫しました。左團次、時蔵はじめ共演者もみな充実していたように思いました。

さくら祭りは終了していますが、劇場前の八重枝垂れ桜は、風情満点でした。携帯撮影のため、写真はその美しさを十分お伝え出来ていませんが。

国立劇場八重枝垂れ桜

【2012. 04. 13 (金)】 author : 六条亭
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