服部幸雄『大いなる小屋ー江戸歌舞伎の祝祭空間』が復刊 |
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櫓、看板、積物、衣裳、橋、桟敷、幕、鼠木戸、船、紋などを通じて、芝居小屋が近世都市にあって、大衆の作り出した偉大な祝祭空間であったことを説いた本書はまさに目からうろこが落ちるような内容に満ち満ちています。著者が伝統演劇である歌舞伎とこれを上演する芝居小屋の関わりを論じた新鮮な視点から立ち上ってくる江戸歌舞伎の創造エネルギーには圧倒される思いです。拙HP「六条亭雑記」の歌舞伎観劇記のタイトルも本書から受けた感動と影響を少しでも形として残したく、おこがましくも「大いなる小屋」を借用させていただいています。 なお、今回発売された講談社学術文庫は、平凡社ライブラリーをそのまま底本としたうえで、雑誌『歌舞伎 研究と批評』(歌舞伎学会、発売・雄山閣)に収録された対談が加えられています。著者逝去の年の貴重な対談で、歌舞伎と芝居小屋に対する変わらぬ情熱が読み取れます。 今回の復刊でさらに多くの読者を得て欲しい本です。 JUGEMテーマ:読書
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【2012. 05. 16 (水)】 author : 六条亭
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