徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
富司純子さんの連載【富司純子 あるがまゝに】《2》
富司純子さんを取材したスポーツ報知の連載記事【あるがまゝに】が29日付の(19)で完結しました。

この連載は今まで語られなかった富司純子さんの映画女優デビューから菊五郎との結婚、引退、梨園に入ってからの苦労など知られざる側面を、まさに「あるがまゝに」掘り起こしています。東映の映画史であるとともに梨園の妻・母・女優富司純子さんの人間的魅力を語ってあまりあるものでした。毎日この連載を読むのが楽しくて、次回が待ち遠しかったのも最近では経験したことがありません。取材から執筆までの担当者のご苦労に感謝したいと思います。

番外編を含めて(1)〜(9)の10回分の連載は、すでに《1》としてまとめました。こちら。

(10)〜(19)の10回分を《2》としてまとめ、リンクを次の通りはっておきます。

【富司純子 あるがまゝに】(10)約600人が出席した結婚披露宴、映画界のドンが祝辞で歌舞伎界へ異例のお願い

【富司純子 あるがまゝに】(11)結婚直後に姑から告げられた「役者の女房の心得」

【富司純子 あるがまゝに】(12)男児を産むまでのプレッシャー

【富司純子 あるがまゝに】(13)寺島純子で「3時のあなた」

【富司純子 あるがまゝに】(14)「男の中の男」健さんただ一人

【富司純子 あるがまゝに】(15)現芸名は亡き母の置き土産

【富司純子 あるがまゝに】(16)女優は特別な生き方をするものではない

【富司純子 あるがまゝに】(17)長男・菊之助から見た母は「やっぱり面白い人」

【富司純子 あるがまゝに】(18)「新しい監督、役の色に染まりなさい」

【富司純子 あるがまゝに】(19)菊五郎「恋人、妻、母、ジェネラルマネジャーだな」
【2016. 10. 29 (土)】 author : 六条亭
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富司純子さんの連載【富司純子 あるがまゝに】《1》
スポーツ報知に連載されている富司純子さんの語りを主とした【富司純子 あるがまゝに】が、ご本人のお人柄も反映していると思いますが、絶好の読み物になっています。歌舞伎を愛好する人間にとっては音羽屋さんの芸風に通ずるものがあって、なおさら貴重なものと思いながら、拝読しました。

ただ、残念なのはスポーツ報知の記事の表示が過去記事を探しにくく、簡単に読めないことです。

そこで、女優引退までで連載は一区切りと思い、以下に今までの記事10本(番外編を含む)をまとめてリンクをはっておきます。

【富司純子 あるがまゝに】(1)大女優の栄光 家族の前でも封印


【富司純子 あるがまゝに】(2)マキノ監督と出会い女優の道へ


【富司純子 あるがまゝに】(3)「スチャラカ社員」で得た度胸


【富司純子 あるがまゝに】(4)大河で菊五郎と運命の出会い


【富司純子 あるがまゝに】(5)“緋牡丹のお竜”にじむ覚悟


【富司純子 あるがまゝに】(番外編)舞踊の成果 品ある立ち回り


【富司純子 あるがまゝに】(6)9年間で映画出演91本 1日3度の新幹線移動も


【富司純子 あるがまゝに】(7)菊五郎突然の間接プロポーズ


【富司純子 あるがまゝに】(8)禁を破り引退宣言


【富司純子 あるがまゝに】(9)スター集結華やか引退作

【2016. 10. 16 (日)】 author : 六条亭
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『吉野川』-秀山祭夜の部観劇記
『吉野川』終演!密度の濃い凝縮した二時間。ただただ圧倒されて、深い感動を覚える!歌舞伎、それも義太夫狂言の最高水準の舞台。これは絶対必見です!

初日終演直後のツイートで私はこう書きました。そして日が経つにつれて、その思いは揺るぎないものになっています。観劇された他の方々のツイートを拝読してもそれは裏付けられます。

吉右衛門さんと玉三郎さんが四つに組んで、この舞台を見せてくださったことにただただ感謝しかありません。とにかく最高水準の出来で二時間はあっという間です。吉右衛門さんの大判事のここぞと言う時に謳い上げる台詞回しは、義太夫狂言の醍醐味を満喫させてくれます。二度目の定高の玉三郎さんの物凄い集中力と情愛表現の深さにも感服しました。

思えば上演を待ちに待った演目でした。時代物の名作であり、舞台装置も歌舞伎ならではの大掛かりのもので、舞台一面に満開の桜、真ん中に吉野川が流れていて、両岸には不和の両家の屋敷があります。つまり観客は吉野川の川底からこの壮大な悲劇を観ていることになります。これぞ歌舞伎とも言えると思います。ところが過去には4〜5年おきに上演されていたものが、2007年からパタリと途絶えてしまいました。たとえ間に歌舞伎座の改築があったとはいえ、不思議でした。仮花道を設置しなければこの狂言はまったく体をなしませんから。両花道がネックだったか?と勘繰りたくもなりました。加えて、役者の数は、妹山の腰元を入れても僅か九人ですが、主役四人が役者としての大きさ、格と技量が拮抗していなければ成り立ちません。竹本も妹山、背山と分かれて語るという贅沢なものです。

ようやく秀山祭節目の年に実現しました!しかも座頭の吉右衛門の大判事、玉三郎二度目の定高、染五郎の久我之助、菊之助の雛鳥の恋人同士と言う今望みうる最高の配役で発表されたのです。それまでツイート等で吉野川上演要望をつぶやき続けてきたので、発表時は大袈裟に言えば狂喜乱舞(笑)。否が応でも期待は高まる舞台でした。

開演後も固唾を呑んで舞台に見入りました。舞台の真ん中に流れる吉野川を挟んで叶わぬ恋を嘆く二人。爽やかな中に憂いのある貴公子染五郎とたおやかで可憐な赤姫の菊之助。相手を思いやりながらもなんとかして添いたいという心情が切ない清純な恋です。

やがて両花道を使って吉右衛門と玉三郎が登場します(実際には少し大判事が先にでるというこころにくい演出です)。不和の両家に降りかかった子供の難題についての決意を肚に秘めつつ、台詞の応酬は聴き応え見応え十分で、オペラグラスをせわしなく右往左往させます。声を高く張った玉三郎の第一声「大判事様」を聴いた途端、あぁ気合いが入っているな〜と嬉しくなるほど素晴らしいものでした

すでに何度も演じている吉右衛門の大判事は、玉三郎の手強さを巧みに躱す老獪さも見せながらきっぱりと決意の一端を語る。二人の渡り台詞は緊張感に溢れていて、聴いていてゾクゾクとしました。ここには後の悲劇の伏線もあり、やがてそれぞれの屋敷に入り、下手の妹山、上手の背山と別れます。これから先は交互に、また並行して舞台は進みます。

玉三郎の菊之助の母娘は玉三郎は入内が決まったと語りながら、実は娘の首を差し出す決意をした母親の苦悩・悲哀を全身全霊で表現していて見事です!菊之助もその運命を嘆きつつ恋人のために命を捨てる覚悟をする健気さ・哀れさがあります。梅枝、萬太郎の腰元は仕事の多い役をこなしながら、主人思いの神妙さがよく出ていて、存在感がありました。萬太郎は普段立役ですから、まだまだ勉強すべきところは多々あるとは思いますが、自然体でよいと思いました。

大判事も事の顛末を語り、久我之助も潔く死を覚悟します。吉右衛門の哀しみを抑えた台詞回しと染五郎の清冽さが印象に残ります。妹山、背山同時に首を落とそうとするところは、分かっていてもハラハラする場面です。結局定高が先に雛鳥の首をうつのですが、吉右衛門と玉三郎の川を挟んでお互いに仕草で悲劇を知らせるところは、気持ちが通い合い胸うたれます。

有名な雛流しはもっとも哀切な場面。叶わぬ恋は二人の死で成就し、両家は和解するのです。吉右衛門の臓腑から抉り出したような哀しみ、嘆きと怒り、玉三郎の慟哭と祈り、観るものの心に深く刻印されます。若者の清らかな恋もどす黒い政治に蹂躙され、お互いを思いやりながら自己犠牲による死しかない不条理さ、悲惨さ!しかし、この幕切れは観るものを浄化させる力があります。

この吉野川は本年最高の舞台であるとともに、今後も語り継がれるべき名舞台であることを声を大にして言いたいと思います。待ちに待った甲斐があったというものです。

最後に妹山側、背山側と分かれて見事な掛合いを聞かせていただいた竹本の皆さんにも感謝したいと思います。

[背山]葵太夫、慎治
[妹山]愛太夫、淳一郎


【2016. 09. 04 (日)】 author : 六条亭
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京妙、京蔵、京紫が明かした「京屋の秘密」トークレポ
平成28年2月27日(土) 歌舞伎座ギャラリーで開催(19時〜20時30分)

幸いチケットが確保できましたので、「京屋の秘密」トークに参加してきました。

初の試みである座談会形式のトークは戸部氏の飾り気のない司会進行で、京妙、京蔵、京紫の三人のお弟子の口から四代目雀右衛門の役者としての魅力、後見や舞台袖など舞台裏や楽屋でのありのままの姿が語られ、エピソード豊富なまことに内容の濃いトークでした。以下は当日のトークについて、主に2月28日に連続してツイートしたものをベースに誤りを直し、加筆修正してまとめたものです。

(1)入門の経緯。京妙「叔母が歌舞伎好きで観劇に連れて行ってもらっていました。肉眼ではじめて雀右衛門の舞台を観たのは昭和39年の四代目襲名披露『妹背山婦女庭訓』のお三輪です。華のある牡丹のような女形でしたから、憧れました。美的感覚にすぐれた人で、頭(鬘)も自分たちは良いと思っても師匠がダメ出しをして直してもらうとさらによくなるのです」

(2)京蔵「祖母が歌舞伎好きでしたから、抱き子の時から歌舞伎へ連れて行ってもらいました。師匠の舞台は襲名の前年『生きている小平次』、襲名では『金閣寺』雪姫を観ました。女形になりたいとは漠然と考えていましたが、思春期の頃(京蔵さんの表現はもっと生々しかったですが^^;)、師匠の女形に他の方にない何とも言えない色気を感じ、迷いなく女形の道へ進みました」

(3)京紫「九州出身なので歌舞伎は年一回巡業しか観ることができませんでしたが、踊りは習っていました。高一の時巡業で『男女道成寺』『弁慶上使』を観て、おわさには震えるほど感動し師匠の名前が刻印されました。国立の研修生を卒業すると一年間フリーで舞台に立つのですが、なかなかお声がかかりませんでした。ようやく京屋に入門が決まり、ご挨拶に伺った時師匠は真っ赤なブルゾンを着て色黒だったので、楚々とした舞台とあまりに違うことに驚きました」

(4)京妙「師匠の教えはとにかく大事に芝居をしろということでした。たとえ通行人の役でもです。顔も綺麗に作り、小道具も綺麗に扱えと言われました。一流のものを勉強しろと食事に連れて行ってもらったりしました。京妙になって初の勉強会で『野崎村』お染をやった時、お嬢様の役だから駅からでもタクシーを使いなさいとタクシー代をくれました」京蔵「へぇ〜」

(5)勘定奉行のCMについて、京蔵「アルバイトのつもりではじめてもう19年になりましたから、そろそろ終わりでしょう。『盛綱陣屋』盛綱の拵えは、家紋がOBCになっているので、今度よくご覧になってください。師匠からはまだやっているのか、いい加減にしろと呆れられました」京妙「俳優祭でもやってますから、本役ですよ」との言葉に京蔵さんは大いに照れていました。

(6)後見の失敗談、京紫「『小猿七之助』の滝川で師匠に仕掛け草履を履かせるところを部屋草履のまま出してしまったことがあります。気が付いた時は舞台の高い所に登っていてどうにもならず、ただ平謝りでした。周囲の幹部役者が大変でしたねと言っているのに師匠は笑って応えるのみで、後でボソッと天ぷらそば頼んどけの一言でした」

(7)京蔵「『金閣寺』雪姫を縛る仕掛け縄が切れる失敗を二度もやって師匠に頭ごなしに怒らた。今度の五代目襲名では仕掛けにはしないつもり。81歳で演じた時屋台から跳んだ(落ちた)ことがあります。実は二日○○だったんですよ(笑)。幸いどこも怪我はありませんでした。お酒は強かったです。晴海通りの真ん中で寝てしまい、往生したことがあります」

(8)京紫「お酒は60の手習で、相手を潰す飲ませ上手でした。召集でラバウルに行っていたので暑さには強く、夏に日向ぼっこしていました。逆に冬に弱く、よく鼻風邪をひいていました」京妙「鼻につめるこよりを私がよく作ってましたよ」(子供の時お人形を作って遊んでいた京妙さんならではでしょうか?!)

(9)衣裳について、京妙「師匠自身センスがよいが、三人の弟子からヒントを貰いたがった。新作(?)で葡萄をあしらった季節感のある衣裳を提案したら、気に入ってもらえました」京蔵「『二人椀久』松山で今までにな片身替りのデザインを提案・新調したら、周囲には好評にもかかわらず、師匠は稽古の時不機嫌だったんですよ」

(10)京蔵「その衣裳での初日、師匠は「お前のために一ヶ月着てやるよ」と。やや素直じゃないんですよね(笑)。この衣裳、パリ公演のプログラムに掲載されました」三人「プロンプでセリフをつけると、「分かっているよ」という感じで素直に言わず少し変えたり、思い入れをしているような間をわざととるんですね」

(11)四代目の日常は、京妙「スタッフを大切にする感じのよい方です」ほらあの話をと話をふられて京紫「入門前の新人で巡業に出た時スタッフに厳しくされたことがあります。そんなある日そのスタッフからどこへ入門するんだい?と聞かれて、今度京屋に入門しますと答えたら、今まで失礼しました、と応対が一変したことがあります」京蔵「当時の巡業はバス移動でしたから、スタッフも一緒のバスの中では宿に着くまで大宴会でした」

(12)京蔵「とにかくスタッフには差別なく接して人気がありました。また楽屋での挨拶は必ず相手の目を見て挨拶しなさいと師匠から常々言われましたから、それを守って挨拶していたら、さる大幹部が「アイツ、俺に気があるのか」(笑)」

(13)五代目襲名の演目について、京妙「『鎌倉三代記』時姫はそれほど後見の仕事はありませんが、ある時どうも頭がスッキリしていると思ったらシケを忘れて出たことがあります」京蔵「床山さんも我々弟子も師匠もまったく気が付かなかったんですね。ところが舞台に出て姉さん被りを取ったら、あ〜っ、シケがない!舞台袖に入った時あわててつけた」

(14)舞台にかける執念、京妙「脚を痛めていたが、倒れても踊り抜くという執念があった。馬油を脚に塗っていたが、自分で塗るとヒリヒリするので私が塗っていた」京紫「『助六』で最後の揚巻を演じた時お手伝いさんが家では具合悪そうに寝てばかりいたので、旦那は大丈夫ですかと心配して電話をしてきたことがあります。劇場ではそんな気配はまったく見せなかったですから、知りませんでした」

(15)京蔵「『金閣寺』雪姫は四代目の襲名披露の時ご贔屓の方からの発案で、お祝いに桜の花びらを豪雪のように派手に降らすことをやったら旦那は大喜びで、それが続くことになったと聞いています。何しろ派手なことが好きな人でしたから。今度の襲名はそれほどは降らせないと思います」

(16)京蔵「五代目襲名の雪姫でも縄を扱う後見をするが、あれは演者の動きに合わせて調節しなければならないので、とても難しいです。縄も緩むので、毎日調整が必要です」京妙「倒れた雪姫を起こす後見が必要なんですが、ある時自分が旦那と一緒に寝たんですね。それが気に入られて、型みたいになったんです」

(17)京妙と京紫「雪姫の縄は立役の方が持ちやすいように後見もタイヤのように丸く輪にして渡す気遣いが必要です。旦那はたとえ後輩の立役でも自分の方から挨拶に出向く気遣いを続けました。濡れ場でも相手が演じやすいよう立てて、合わせていました。心から可愛い人でした」

(18)京妙「後見の失敗談。『鷺娘』でいつもと違う間で引き抜いたため、旦那を前に倒してしまったことがあります。すぐ起こしましたが、怒られました。『藤娘』で手拭いを渡し忘れたら、袂だけで手拭いがあるように踊って引っ込んできました。『京鹿子娘道成寺』で烏帽子の紐がとけず前に落ちない。旦那も焦り、なおさらとけないこともありました」

(19)京妙「巡業だとホールによっていろいろと舞台の条件が異なります。あるところで照明が上手く旦那の顔に当たっていなかったため、踊りながら顔が当たるところまでどんどん舞台の後方へ下がってきたのです。後見していた自分は長唄とお囃子の山台の間で挟まれないように体を躱すのに困りました」と実演を交えて。

(20)三人「『京鹿子娘道成寺』の舞台袖での早拵えは京屋が一番速い」と自慢げでした。京妙「その分眉をこう直してとかここを塗ってとか注文があってもすばやく対応できました」三人「京屋の楽屋は笑いが絶えないことでも有名でした」との話もありました。お弟子さんたちの仲の良さと師匠愛に溢れていました。

(21)素顔の三人は、京妙さんは素顔でも舞台のそのままの京妙さんです。京蔵さんはアクションと声色・話術に長けていました。京紫さんは旦那の形見のお着物を着て舞台同様しっとりとしている印象ですが、話すことはとても面白い。それぞれが個性豊かでしたが、こういう座談会でも息のあったよきチームワークを見せていただきました。

(22)質問コーナーでお休みの時の過し方が三人三様で面白かったですが、やはり他のお芝居を観て勉強されていることが多いようです。その他のお話は省きます。

(23)ただ最後に二月の歌舞伎座で京蔵さんが演じた『籠釣瓶花街酔醒』の女中お咲の話題についてだけはどうしても触れておきたいと思います。京蔵「歌女之丞さんや芝喜松さんに教えていただきましたが、幕切れで次郎左衛門に斬られるところがやはり難しいです」京妙「自分も演じたことがありますが、籠釣瓶は本身を使うから、大丈夫だった?」と京蔵さんに聞いていました。答えは大丈夫でしたとのことでしたが、不勉強ながらそのやり取りを聞いていて「え〜っ、舞台で本身を使っているのか?」とあらためて驚きました。本身なら銃刀法の問題があるからです。その点をツイートのお仲間の方が調べてくださいました。ありがとうございました。

猿三郎さんが次のブログ記事で詳しく解説してくださっています。たしかに本身を使っていました!播磨屋さんが得意とする演目が多いように思います。

「本身の凄み」 市川猿三郎 二輪草紙


このような企画はぜひともまた実現してほしいと思いその旨アンケートに記入して、大満足で帰宅しました。


歌舞伎美人にも「京屋の秘密」トークの記事がアップされています。 京妙、京蔵、京紫が明かした「京屋の秘密」 は、こちら。
【2016. 03. 01 (火)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
七月大歌舞伎初日観劇と秀山祭の発表!
ブログは4カ月放置で申し訳ありません。関係している団体の仕事も三月から慌ただしく、先月後半からどうやら落ち着いてきました。

さて、昨日は七月大歌舞伎の初日を通して観劇してきました。



玉三郎、海老蔵に加えて猿之助、中車、獅童という人気役者が出演するとあってか、チケットは先行予約で完売となる状況でした。とりあえず昼の部の簡単な感想から。

昼の部、 『八犬伝』、芳流閣の立ち回りからがんどう返し、圓塚山のだんまりが見どころ。しかし、この出し方は本来原作からは逆であろう。梅玉を主役に据えた花形中心の混成チームによる舞台。いかにも間に合わせという印象。なかではさすがに梅玉の怪異さが大きく、梅丸の若衆ぶりが目を引く。

『切られ与三』、見染めから出しているのは丁寧で結構。だが海老の台詞は見染めではいささかわざとらしい。源氏店の名台詞はまずまずの及第である。猿弥の藤八は余人をもって替えがたい滑稽味がある。玉三郎のお富は花道の出でジワが来る美しさ!

源氏店も玉三郎の巧みさが際立つ。中車もこういう役だとなかなか立派。ただ、まだ台詞が歌舞伎に馴染んでいない。

『蜘蛛絲梓弦』は猿之助が六役早替わりで勤める。女形舞踊を堪能できるのが嬉しい。身体能力の高さ、キレ、どれをとっても素晴らしい!常に妖怪美があるのも猿之助ならではである。早替わり、そしてどこから出て、どこへ引っ込むかも楽しめる。舞台一面に蜘蛛の絲また絲である。海老蔵は押し戻す。

なお、秀山祭九月大歌舞伎の演目と配役が発表されていました。玉三郎、梅玉、染五郎、菊之助も出演する豪華なものです。夜の部に『伽羅先代萩』が通し狂言で出るのも嬉しいことです。

歌舞伎美人の秀山祭の公演情報は、こちら。
【2015. 07. 04 (土)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
團菊祭五月大歌舞伎の演目と配役の発表!


昨日の三月大歌舞伎の初日を通して観劇してきました。『菅原伝授手習鑑』の通し上演です。仁左衛門演じる菅丞相は今考えうる最高水準の出来栄え。また中堅世代の役者が持てる力を存分に発揮して、素晴らしい舞台に仕上がっていたと思います。

なお、團菊祭五月大歌舞伎の演目と配役が発表になっていました。同時に歌舞伎美人にアップされています。歌舞伎美人は、こちら。

菊之助の摂州合邦辻の玉手御前、海老蔵の蛇柳が歌舞伎座にかかるのは感慨深いものがあります。新装開場後はじめてとなるめ組の喧嘩も勢揃いが楽しみです。

菊之助と言えば昨今立役に軸足を移しつつあるのですが、七月国立劇場の歌舞伎鑑賞教室で『義経千本桜』の渡海屋と大物浦の場を岳父吉右衛門の監修で主役の知盛を演じることが分かりました。国立劇場のサイトは、こちら。

玉手を演じる役者が知盛を演じるとは驚き以外の何物でもありませんが、ご本人の弁では弁慶や松王丸も演じたいようですから、播磨屋の藝の継承を目指してどこまで役柄を広げてゆくのか、当分目が離せません。
【2015. 03. 04 (水)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(4) | trackbacks(0) |
本HP「六条亭雑記」移転のお知らせ
2003年5月開設以来OCNのPageONサービスでお世話になってきた拙本HP「六条亭雑記」は、プロバイダーのサービスの終了にともない、下記のとおり新URLに移転しました。

「六条亭雑記」

http://rokujoutei.sakura.ne.jp/

最近はブログ、Twitterでの情報発信が中心でほとんど更新できていませんので、この際廃止すべきかどうかずいぶん迷ったのですが、ネット上の活動の原点であるとともに、少しは記録的な意味もあると思い、僭越ながらそのまま新しいURLに移転しました。

追々更新はいたすつもりですが、まずは引っ越し作業が無事完了いたしましたので、お知らせいたします。

JUGEMテーマ:日記・一般


【2015. 01. 21 (水)】 author : 六条亭
| お知らせ | comments(0) | trackbacks(0) |
パソコンの修理
大晦日は平穏に過ごせるはずだったが…(-.-;)。PCをちょっといじっていたら、操作中フッと画面が消えてしまう。メモリーとHDDは動いているのは確認できるのだが。一旦シャットダウンしたら、Windowsアップデートがなかなか終わらず、これまた不穏な動作。

同じような動きが何度も繰り返されるので、 業を煮やしてWindowsアップデートを強制的に終了させ、 直前の復元ポイントに戻る操作を実行。これまた画面が消える中を掻い潜って何度も試みてようやく完了。しかし画面が消える現象は変わらない。そこで外部入力に画面を切替えても同様に画面が20〜30秒で消えることが分かった。

これはどう考えてもディスプレイの故障。そこで元旦早々だが、購入家電量販店修理センターに連絡して修理依頼。親切に対応してもらうことができた。延長保証をつけてあるので、費用負担はほぼなさそう。しかしHDDに問題はないと思われるものの、万一の初期化に備えてバックアップはとっておかないといけない。幸い外付けのHDDにほぼ直近のものまでバックアップしてあるので、画面が消える状態ではおちおち操作もできず、結局腹を括って現況のまま修理に出すことにした。

元旦に染五郎の司会で放送した新春の伝統芸能の番組も実際の映像はほとんど観ることはできなかったが、録画はしっかりと動いていた。これもDiscに落とすことはとりあえず諦めた。3日に配送の集荷があって修理に出すことができた。しかし、こうしてPCがなくなってみると、テレビパソコンである(Blue-ray再生・録画機能付)から、修理期間中データの入力作業のみならず、映像と音楽関係がまったく視聴できないのだ。断捨離でパソコン一台に機能を集中させ過ぎた報いだろうか。

観劇の無い日は読書で過ごした。こういう静かな日々も悪くはない。しかしこれでTabletを持っていなければ、ネットからまったく遮断されてしまう。自分の生活がいかにネット上から情報を得て、またやり取りをしているかを痛感した。

修理は幸い 一週間で戻ってきた(^_^)/。ありがたや(*^^)v。やはりディスプレイのパックライトの故障で、HDDは問題なしだったとのこと。 非常に丁寧に梱包されたPCを取り出し、諸ケーブルを接続してセッテングする。電源オン、通常通りWindowsが起動した。異状なし。HDDも全ファイルともそのまま残っている。テレビ接続と受信、録画済番組の再生もまったく問題なし。Blue-rayの再生もまだ数枚だが、無事再生できた。ようやく元通りのPCライフに戻った(^^)v。

しかし、溜め込んだデータ入力の山が…(=_=)。

【2015. 01. 12 (月)】 author : 六条亭
| 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
本年もどうぞよろしくお願いいたします



明けましておめでとうございます!

本年も拙ブログならびにTwitterをどうぞよろしくお願いいたします。
【2015. 01. 01 (木)】 author : 六条亭
| 日記 | comments(10) | trackbacks(0) |
年末年始の歌舞伎関係の放送予定
今年の年末年始もEテレで歌舞伎関係の番組が多数放送予定です。歌舞伎美人に掲載の放送予定を下記します。歌舞伎美人ニュースは、こちら。

・12月26日(金)22:00〜23:00

にっぽんの芸能
今年の話題2014

三代目尾上左近襲名など、古典芸能に関する今年の話題を取り上げる。

・12月28日(日)21:30〜23:30

古典芸能への招待
京都南座顔見世大歌舞伎

演目:恋飛脚大和往来『新口村』
出演:中村梅玉 片岡秀太郎 片岡我當 ほか

演目:『仮名手本忠臣蔵』七段目 祗園一力茶屋の場
出演:片岡仁左衛門 中村七之助 中村壱太郎 中村勘九郎 ほか
(2014年12月 京都四條南座にて収録)

・1月1日(木・祝)13:00〜14:29

響宴!新春の伝統芸能

司会:市川染五郎

演目:舞踊『団子売』
出演:坂東巳之助 吾妻徳陽(中村壱太郎) ほか

演目:舞踊『雪の山中』
出演:市川染五郎 尾上紫 ほか

・1月2日(金)19:00〜21:30
こいつぁ春から

大阪松竹座と歌舞伎座を結んで初日の模様を生中継。
新橋演舞場「初春花形歌舞伎」、浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」の初日の模様も。

大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」舞台の模様を、中村鴈治郎のインタビューを交えて放送
演目:『封印切』
出演:翫雀改め中村鴈治郎 中村扇雀 片岡秀太郎 片岡我當 片岡仁左衛門 ほか

歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」舞台の模様を放送
演目:『黒塚』 ほか
出演:市川猿之助 市川門之助 市川寿猿 市川男女蔵 中村勘九郎 ほか

・1月9日(金)22:00〜22:58/16日(金)12:00〜12:58(再) 
にっぽんの芸能
初春歌舞伎三昧! 「素襖落」

演目:新歌舞伎十八番の内『素襖落』
出演:松本幸四郎 坂東彌十郎 坂東亀寿 松本錦吾 市川高麗蔵 市川左團次
(2014年6月 歌舞伎座にて収録)

・1月16日(金)22:00〜22:58/23日(金)12:00〜12:58(再) 
にっぽんの芸能
顔見世興行から「藤十郎の恋」

演目:玩辞楼十二曲の内『藤十郎の恋』
出演:中村扇雀 片岡孝太郎 片岡亀蔵 中村松江 上村吉弥 松本錦吾 ほか
(2014年12月 京都四條南座にて収録)

・1月25日(日)21:30〜23:30 
古典芸能への招待
歌舞伎「寿式三番叟」「勧進帳」

演目:『寿式三番叟』
出演:市川染五郎 尾上松緑 坂東亀寿 中村歌昇 中村米吉 片岡我當 ほか

演目:歌舞伎十八番の内『勧進帳』
出演:市川染五郎 中村吉右衛門 松本幸四郎 ほか
(2014年11月 歌舞伎座にて収録)

【2014. 12. 23 (火)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
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