徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
民放AM/FMラジオのネット配信『radiko.jp』がスタート
IPサイマルラジオ協議会は15日、地上波ラジオ放送のインターネット配信試験を開始した。9月以降実用化を目指しているという。関東地区ではrajiko.jpにアクセスすれば、「TBSラジオ」 、「文化放送」、「ニッポン放送」、「ラジオNIKKEI」、「インターFM」、「TOKYO FM」、「J-WAVE」の計7局をPCで聴くことが出来る。

rajiko.jpは繋がり難い点が少々難点である。しかし、AMラジオの音がよい点はオーバーに言えば感動的ですらある。ヒス・ノイズがまったくと言っていいほどない。スレレオ放送であることも高音質に大きく貢献しているようだ。これは実用化されればさらに便利になり、使い勝手がよくなるであろう。FMは専用チューナーに比べれば、それほど高音質には感じなかったが、とにかくPCでこれだけのラジオ局を自由に聴くことが出来るとは有り難い時代ではある。

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【2010. 03. 15 (月)】 author : 六条亭
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4月30日歌舞伎座「スペシャル・イベント」
かねて漏れ聞こえてきていた歌舞伎座休館前の最後のイベントが、4月28日(水)の大千穐楽の後に行われることがニュース報道された。

4・30歌舞伎座特別公演で俳優300人勢揃い(スポーツ報知3月13日付記事)

この記事によれば、28日(水)の千穐楽後、翌29日(木、休日)は「歌舞伎座慰霊祭」を関係者のみで開催、30日(金)には「特別公演」が行われる。30日は我々一般の観客にも有料で開放され、約300人とされる現在の歌舞伎俳優が勢揃いしての、『芝居前』と『舞踊』の2本立てになる模様である。『芝居前』は川尻清潭・作の祝典劇とあるから、平成17年5月の勘三郎襲名時に上演された『弥栄芝居賑』と同様の趣向であろう。料金、前売り日など追って正式に松竹から発表されるであろうが、四月の前売り以上にチケット争奪戦が過熱する可能性が高い。

【2010. 03. 13 (土)】 author : 六条亭
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今日は横浜中華街で会食です
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久しぶり横浜中華街に来ました。週末の中華街は大混雑です。中華のコース料理が楽しみです。
【2010. 03. 13 (土)】 author : 六条亭
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春らん漫楼門まつり
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今日は昨日に続き、国立劇場の通し狂言『金門五三桐』の観劇です。

ネットで応募した春らん漫楼門まつりA賞に当選しました!プレゼントは、歌舞伎たまご一座「黒衣ちゃん」です。ストラップですが、かなり大きいです。

くじ運にはからっきし弱いのて、当選は大変嬉しいです(*^_^*)。
【2010. 03. 11 (木)】 author : 六条亭
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六月南座の坂東玉三郎特別舞踊公演発表!
六月の京都南座の坂東玉三郎特別舞踊公演が正式に歌舞伎美人に発表された。今回は上海万博で玉三郎が昆劇を上演するため、日程に間があく変則上演になっている。チラシは、こちら

坂東玉三郎特別舞踊公演

『重戀雪関扉』(外題が通常とは異なるが、『積恋雪関扉』と同じであろう)があるから、東京なら無条件で駆けつける舞踊公演だが、京都まで遠征してこの共演者では!?考えてしまう。

【2010. 03. 10 (水)】 author : 六条亭
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今日は染模様恩愛御書の観劇
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観劇前に御名残四月大歌舞伎のゴールド会員の先行予約がありました。珍しくサーバー・エラーにぶつかり、往生しましたが、何とか何回もアクセスを繰り返し、ようやく希望の日のまずまずの席を確保出来ました。あ〜っ、疲れました。
【2010. 03. 10 (水)】 author : 六条亭
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『女優 岡田茉莉子』(文藝春秋)を読む
評価:
岡田 茉莉子
文藝春秋
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Amazonおすすめ度:
偉大なる女優の偉大な業績

華麗にして大輪のごとき女優岡田茉莉子の自伝である。ハードカバーで590ページ近い大作。本音のところはそれほど期待して読んだ訳ではない。少なくとも私は岡田茉莉子の映画全盛時代を観ていない。本書を読むまで松竹専属でメロドラマの主役を演じた以前に東宝に属していたことすら知らなかったくらいである。東宝時代には不良少女や芸者の役が多く、フリーになってから後松竹に迎えられた、という。しかし、この自伝の読後感は大きな時代をくぐり抜けた人の記録として、読みでがあり重厚な印象を受けた。

岡田茉莉子の父岡田時彦がサイレント時代に美男俳優として名をなし、病気のため夭逝し、その父を見つける旅が本自伝の底流をなす一つのモチーフである。宝塚歌劇のスターだった母は父のことを語らず、偶然に見た溝口健二監督の『滝の白糸』の主演男優こそが実父であったことを告げられる。そして、父を映画の世界に誘った谷崎潤一郎から芸名をもらって映画界入りする。谷崎潤一郎との写真が貴重である。また35年振りに遺族の手元にもどった谷崎潤一郎の岡田時彦への弔辞が名文である。「君ハ幻戯ノ名優ニシテ而モ世ヲ去ルノ蚤(ハヤ)キコト幻影ノ如シ」

無声映画時代の父の代表作の数々を撮った小津安二郎監督作品に出演した際に、小津の口から生前の父の思い出を語り聞かされ、失われていた父・岡田時彦のイメージを見出す。そして生涯の伴侶となる吉田喜重監督と組むことにより出演映画100本記念映画『秋津温泉』を撮り、岡田茉莉子は大きく女優として成長してゆく。絶えず「岡田茉莉子を岡田茉莉子が演じる」過程が詳細に語られる。

本自伝の素晴らしい点は、己を客観的に見つめる冷静な目であり、硬質でありながら達意の文章で綴られているところが読む者を惹きつけてやまない。自伝でありとともに、一人の女優を通じて書かれた映画全盛時代から衰退期までの日本映画の歴史であり、かつ類まれなる映画監督吉田喜重の格闘の記録でもある。吉田喜重監督、岡田茉莉子主演の映画を観たくなってしまった。

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【2010. 03. 09 (火)】 author : 六条亭
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團菊祭五月大歌舞伎(大阪松竹座)の演目と配役!
今年の團菊祭は大阪松竹座で開催されることは既に発表されていたが、ようやく歌舞伎美人に演目と配役がアップされた!チラシは、こちら

昼夜で三津五郎、菊之助が活躍する配役である。とりわけ菊之助が祖父梅幸の当り役である合邦の玉手御前に取り組むのが注目される。遠征は最初から考えていなかったが、これを見ると考え直してしまう。

團菊祭五月大歌舞伎

平成22年5月4日(火・祝)初日〜28日(金)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

一、摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)

 合邦庵室の場

玉手御前 : 菊之助
俊徳丸 : 時 蔵
浅香姫 : 梅 枝
母おとく : 東 蔵
合邦道心 : 三津五郎


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

武蔵坊弁慶 : 團十郎
富樫左衛門 : 菊五郎
源義経 : 藤十郎


三、天衣紛上野初花

 河内山(こうちやま)

河内山宗俊 : 三津五郎
松江出雲守 : 錦之助
高木小左衛門 : 東 蔵


【夜の部】(午後4時15分開演)

一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)

 十種香

八重垣姫 : 時 蔵
濡衣 : 菊之助
武田勝頼 : 錦之助


二、銘作左小刀

 京人形(きょうにんぎょう)

左甚五郎 : 三津五郎
京人形の精 : 菊之助


三、梅雨小袖昔八丈

 髪結新三(かみゆいしんざ)

  白子屋店先より
  閻魔堂橋まで

髪結新三 : 菊五郎
手代忠七 : 時 蔵
下剃勝奴 : 菊之助
お熊 : 梅 枝
家主長兵衛 : 三津五郎
弥太五郎源七 : 團十郎

料金(税込み)

1等席 : 15,750円
2等席 :  8,400円
3等席 :  4,200円

【2010. 03. 07 (日)】 author : 六条亭
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『文学全集を立ち上げる』(文春文庫)を読む
評価:
丸谷 才一,三浦 雅士,鹿島 茂
文藝春秋
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2006年に刊行されたものの文庫化。丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士が鼎談で侃々諤々の議論を交わしながら編む架空の文学全集編集会議。

のっけから解説にふれて恐縮であるが、本文庫の解説者若島正氏(ナブコフ『ロリータ』の鮮烈な新訳で知られる)が、小学校時代に河出書房のグリーン版世界文学全集の端本をデパートの特価市で母親にどっさりと買ってもらった思い出を書いている。若島氏は私よりも一世代若いが、文学全集華やかなりし頃であるから、同じような経験をされた方も多いであろう。氏は『女の一生』『アンナ・カレーニナ』『戦争と平和』などに混ぜて、ボッカチオ『デカメロン』やヘンリー・ミラー『南回帰線』をも購入して、読んだという。しかし、『デカメロン』はそれなりに面白かったが『南回帰線』は分からなかったという。要するにこの時代背伸びしてみたかっただけであると言う。

私もまったく同感で、他の出版社から多数刊行された文学全集をも含めて青春時代にはかたっぱしから読んだが、すべてが分かったとはとても言えなかった。しかし、今ではまったく廃れてしまった文学全集というものが当時は、とにかく世界と日本の古典一つの標準として、簡単に購入できる幸せな時代であったと言えよう。これがなければ、多くの長編小説を読み、自分の好みの作家を見つけ出す機会はなかったと思える。

この三者の鼎談は、文学の正典(キャノン)を現時点の目で編み直そうという意欲的で壮大な試みである。全300巻、実現する見込みのないものであるけれども、熱い議論を交わす。彼らの立場はどちらかと言えば芸術至上主義であり、歌謡集を考慮するなど守備範囲は大変広い。

ここでリスト化された300巻の選考過程を読んでゆくのは、その意見に同意するかしないかは別として、スリリングな興奮を覚える。このリストをもとに自分なりに全集を作り、また知らない作家の作品を読むきっかけにするのも楽しい仕事であろう。

JUGEMテーマ:読書
【2010. 03. 07 (日)】 author : 六条亭
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新・歌舞伎座を設計する建築家・隈研吾さんの東京新聞記事
新歌舞伎座の建築設計を担当する建築家隅研吾さんのインタビュー記事が、東京新聞記事に掲載されている。Web記事は次のリンクのとおり。

新・歌舞伎座を設計する建築家・隈研吾さんに聞く “祝祭空間”残したい(東京新聞3月6日付伝統芸能)

このインタビュー記事によれば、「可能な限り今ある歌舞伎座の雰囲気を守ろうという方針」「晴海通りから見る外観も内部の様子もほとんど変わらない印象になる」ようだ。制約の多いなか、祝祭空間を残しつつ、客席をゆったりとし、バリアフリー化を図るという。現歌舞伎座の音響は歌舞伎公演にとって理想的なものであるが、新歌舞伎座ではこのハードルをどうクリアー出来るかどうかが建築設計担当者の苦心するところだろう。

【2010. 03. 06 (土)】 author : 六条亭
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