徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
仕事人「藤田まこと」さん逝く
突然の訃報だったから、非常に驚いた。病気療養から復帰して俳優としてまだまだ活躍してくれると思っていたから。

「仕事人」役者貫く 藤田まことさん、喜劇から演技派へ(asahi.com記事)

あの伝説的な『てなもんや三度笠』から、必殺シリーズの中村主水、『はぐれ刑事純情派』の安浦刑事、『剣客商売』秋山小兵衛など、喜劇俳優から出発して、常に我々の茶の間に登場し続けた、国民的な俳優だった。思い出は尽きない。しかし、今はただ、四十年以上の活躍に感謝しつつ、合掌のみ。

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【2010. 02. 18 (木)】 author : 六条亭
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週刊スパイ大作戦DVDコレクションの発売
以前記事として取り上げた往年の人気テレビ番組『スパイ大作戦』が全171話を収録した週刊DVDコレクションとして発売がはじまった。全65巻、すべてを購入するのは無理としても、定価も廉価なので、是非とも観てみたい。このような週刊コレクションの常として付録も充実しているのも魅力的である。

週刊スパイ大作戦DVDコレクション

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【2010. 02. 10 (水)】 author : 六条亭
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『スパイ大作戦』(原題 MISSION:IMPOSSIBLE)シリーズのDVDを観る
レンタル・ビデオ店には滅多に行かないが、このテレビ・ドラマシリーズ『スパイ大作戦』が発売されていることを知り、遅まきながら行ってみた。なるほど全7シリーズ(171話)のうち、1から5までのシリーズが各巻3〜4作程度収録されて並んでいた。これを全部観るだけでも相当な時間がかかるけれども、是非観たいとまず第2シリーズの1巻目を借りてきた。

スパイ大作戦(1966-1973)

しかし、記憶というのも怪しいもので、私はシリーズの最初から観ていたと思いこんでいたが、第1シリーズのリーダーは第2シリーズ以降のリーダー、ピーター・グレイブス演じるジム・フェルプスとは異なっていたし、この第1巻目のエピソードも観てはいなかったから、人気が出てからであろうか?

何しろ007シリーズのジェームス・ボンドをはじめ、テレビドラマでも『0011ナポレオンソロ』シリーズが大ヒットし、東西冷戦下の時代ではスパイ物は現実味があるドラマだった。ましてやこの『スパイ大作戦』(原題 MISSION:IMPOSSIBLE)は、どこの誰かも分からない当局からテープ(今ではレア物の小型オープンリールデッキ!)でリーダーに指令がある。大平透の声で「おはよう、フェルプス君」で始まり、事件の簡単な説明をした後「そこで今回の君の任務だが」と実行不可能な任務の指令があり、「例によって、もちろん君、もしくはメンバーの誰かが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する」と指令が終わると白い煙が出てテープは消滅するというお決まりのパターンではじまる。

その後リーダーがメンバーを集めて作戦を練り、実行に移す。ただ、どのような作戦が実行されるのかは最後になるまで分からないのがサスペンス感一杯であった。当時としては珍しく多くの機械を存分に駆使して、メンバーたちが変装も多用しチームワークよく作戦を進めるのが何とも爽快であった。1巻目で観た一篇もよくあるパターンであるが、誘拐された科学者たちを極秘裏に救出する作戦である。閉じ込められた地下室をうまく逆手に取り、偽地震を起して脱出させるという面白さであった。

この『スパイ大作戦』(原題 MISSION:IMPOSSIBLE)のテーマ音楽がまた一度聴いたら忘れられない強烈なもので、トム・クルーズ主演で映画化された時もそのまま使われたほどである。声優陣も若山弦蔵、納谷悟朗、山東昭子、田中信夫と当時考えうる最高のメンバーである。これはこれからも時々継続して観たいと思わせた、懐かしくもまた傑作のスパイ物シリーズの復活である。

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【2009. 08. 24 (月)】 author : 六条亭
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吉右衛門のあの鬼平がまたまた帰ってくる
春の番組改変期で、テレビ放送は恒例の特別番組花盛りであるが、私のような年寄りには見るものがない(笑)。こういう時に、吉右衛門のあの鬼平がまたまた2時間スペシャルで帰って来るのは、絶対見逃せない。

『鬼平犯科帳スペシャル〜一本眉』 

放送日: 4月6日金曜日 フジテレビ系列 21時〜 2時間スペシャル

今回は過去に放送されたことのある名作『一本眉』を、脚本を一新したうえで二時間スペシャルとなっていることに加えて、ヴェテランの宇津井健と長門裕之も共演するのは嬉しい限りである。五月の新橋演舞場昼の部でも『大川の隠居』を舞台で観ることができるので、鬼平ファン、吉右衛門ファンには楽しみなことが続く。
【2007. 04. 04 (水)】 author : 六条亭
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必殺シリーズ15年ぶりの復活
昼間は昼あんどんと呼ばれて、姑と嫁にいびられっぱなしの見回り同心、実は闇の必殺仕事人の頭領中村主水役の藤田まこと主演で長年続いたテレビ人気時代劇シリーズ『必殺シリーズ』が若手中心のキャストで15年ぶりに復活するという。藤田まことも出演するようである。

スポニチニュース記事

もうそんなに経ったかと思うが、第1作は池波正太郎原作の『仕掛人藤枝梅安』をもとに1972年に製作されていて、その第2作目から藤田まことの中村主水が登場していて、以降30作品、20年も続いた人気シリーズである(下記リンク)。

必殺シリーズ放映リスト

池波正太郎の藤枝梅安も魅力的であったが、鬼平や剣客商売と違って原作がたくさんなかったから、新たに作り出された中村主水は藤田まことのキャラクターともぴったりとあって、すっかり必殺シリーズの顔となった。何と30作品中15作品に出ている!こうやって放映リストを見ると、時代劇好きもあって私はほとんど全シリーズを見ていたようだ。おそらく多くのサラリーマンは中村主水にどこかおのれの姿を投影して見ていたのだと思う。21世紀の必殺仕事人は、はたしてどのような視聴者の共感を得ることが出来るだろうか?
【2007. 02. 15 (木)】 author : 六条亭
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藤岡琢也さん死去−渡鬼「岡倉大吉」役
藤岡琢也さん死去

人気テレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系列)で、放送開始以来岡倉大吉役を務めていた藤岡琢也さんが死去したとの報道には、やはりと暗然とした思いになった。今放送されているシリーズ開始前に体調不良から、大吉役は宇津井健さんに代わっていたから、まったくの突然の訃報ではないものの、あの包容力のある笑顔をもう映像で見ることが出来ないのは、大変寂しい。

我々の世代では、この人はまずNHK『事件記者』での大阪弁の記者に、強烈な印象を受けた。その後の活躍は目覚しいもので、脇役から徐々に主役級の俳優になったのは、多彩な役をこなせる実力が物を言ったのであろう。橋田寿賀子のこの長寿番組でも、五人の娘を支えるドラマの柱だった。合掌。
【2006. 10. 20 (金)】 author : 六条亭
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07年の大河ドラマ『風林火山』の意外な配役
来年の大河ドラマ井上靖原作『風林火山』の追加配役の発表のニュースには正直驚いた。

サンケイスポーツ

主役の山本勘助に強い影響を与える由布姫の配役に注目していたのだが、異例のまったくの新人の抜擢。それも柴俊夫と真野響子夫妻の娘とは!

千葉真一が、大河ドラマ初出演とも気が付かなかった。これは内野聖陽や市川亀治郎のみでなく、『風林火山』が楽しみになって来た。
【2006. 06. 17 (土)】 author : 六条亭
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昭和30年代の外国テレビ映画
東映時代劇を取り上げたこの記事について、さちぎくさまから詳しいコメントを頂戴したのに触発されて、懐かしい昭和30年代の外国テレビ映画について、書いてみたい。

昭和30年代の外国テレビ映画

普通の家庭にテレビが本格的に入って来て、茶の間の主役になったのは昭和30年代である。ちょうど自分が中学生から高校生の多感な時期であるから、勉強もそっちのけで、テレビにかじりついた典型的なテレビっ子になったが、その中でも時代劇と並んで、熱中して見たのが西部劇やアクション物などを中心とした外国テレビ映画である。上記リンクのサイトのお蔭で当時の記憶がだいぶ蘇えって来た。

これは当時NETテレビ(今のテレビ朝日)系列などが自社制作のドラマに比べて、廉くて確実に視聴率が獲得できる一時間の外国テレビ映画の放送に力を入れたことによろうが、たしかに質が高いものが多かった。また、放送では日本語吹き替え、つまりアテレコを採用したことも老若男女が楽しめた大きな要因であったろう。当時「あの外人さんは、ずいぶん日本語がうまいね」とテレビを見た老人が言った、という笑い話があったように覚えているが、それほどアテレコは自然で、うまかったと思う。久松保夫や園井啓介などの俳優や、声の魅力で引っ張りだこだった若山弦蔵などのアテレコ起用も当たった。

毎日ゴールデン・タイムに看板番組として、これらの映画が放送されたので、時期が多少前後するが、たしか次のように毎日観ていたはずである。

・月曜日 『ボナンザ』『シャイアン』
・火曜日 『アンタッチャブル』
・水曜日 『マーベリック』
・木曜日 『ララミー牧場』
・金曜日 『ベン・ケーシー』
・土曜日 『サーフサイド6』『ローハイド』
・日曜日 『サンセット77』

この中でも、とりわけララミー牧場は淀川長治の例の「サヨナラ、サヨナラ」の解説もあって、主役ジェフのロバート・フラーは国民的な人気者になった。しかし、自分の一番のお気に入りは、禁酒法時代のFBIのエリオット・ネスを主役にした『アンタッチャブル』と今BS2で再放送されている
『ローハイド』であった。前者は、言わばアメリカ版鬼平犯科帳のようなもので、沈着冷静なネス隊長を演じたロバート・スタックが、日下武史の低音の利いた吹き替えとともにまさにかっこよかった。後者は、フェーバー隊長(声:小林修)の魅力もさることながら、若い副隊長のロディ・イェイツのクリント・イーストウッド(声:山田康雄)が新鮮だった。しかし、まさかその後マカロニ・ウェスタンを経て、世界的な大スター兼監督にまでなるとは予想できなかった。

他に『名犬ラッシー』やこれも若きスティーブ・マックイーンが観られた『拳銃無宿』もあり、外国テレビ映画の思い出はつきない。
【2006. 05. 17 (水)】 author : 六条亭
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帰ってきた吉右衛門の『鬼平犯科帳』
いささか疲れた一週間だったので、早めに帰宅したら、フジテレビ系列の『鬼平犯科帳スペシャル〜兇賊』の放送に間に合ったので、久しぶりに二時間の鬼平の世界をに浸ることが出来た。

もうテレビ化する原作がないと言っていたので、確認したら過去に放送されたもののリメイク版スペシャルだった。しかし、吉右衛門の鬼平が見られるならば、それはまったく気にならず、今回はゲスト出演の三人が、元盗賊の老人鷺原の九平に小林稔侍、押し入った先の人間を皆殺しにするという血も涙もない兇賊の親分・網切の甚五郎に大杉漣、夢物語的に名も知らぬ鬼平を慕う夜鷹・おもんに若村麻由美と豪華で充実していたから、話に奥行きがあり、見応えがあった。

もちろん、吉右衛門の鬼平はもう言うまでもなく、長谷川平蔵イコール吉右衛門というくらい板に付いていて、今回のように兇賊の姦計にはまって危機一髪になっても、まったく動ぜず立ち向かう姿は頼もしい。父白鸚(八代目幸四郎)の初代鬼平をすっかりと越えた押しも押されぬ吉右衛門の代表作となった。お馴染みのグルメも芋料理尽くしで楽しい。今後もこのようなリメイク版でよいので、二時間スペシャルの放送を時々望みたいものである。
【2006. 02. 17 (金)】 author : 六条亭
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大河ドラマ『義経』と歌舞伎
今年の大河ドラマ『義経』もいよいよ佳境に入り、義経腰越状あたりから歴史的に名高いのみでなく、歌舞伎の題材となっている(それ以前に能の題材となっているものも多いが)部分が多く描かれている。先週の「堀川夜討」はそのまま、今週の「静よさらば」は『船弁慶』にあたる。

もちろん、取り上げ方は異なるから、単純に比較できないけれども、史実に忠実であるからと言って、必ずしも観る者が感動できるわけではない。要はいかに登場人物たちの苦しみや哀しみなどの心情を劇的に昇華して作っているかであろう。「静よさらば」では、西国へ落ちのびるために大物浦から船出した義経たち一行の行く手を平知盛の亡霊が阻むところは、弁慶の祈祷もありなかなか迫力があったが、肝心の静との別れは物足りず、虚構の『船弁慶』の方が義経と泣く泣く別れる静の哀しみがよく伝わってくるように思う。

今年の歌舞伎の演目も『義経』にあやかったのか、関連の狂言が多く上演されており、この『船弁慶』もあちらこちらで上演されて、ブームのようになっている。通常の上演とは異なるもう一つの『船辨慶』を玉三郎が自身でははじめてこの六月に南座の舞台に出して、それがちょうど今熊本の八千代座で上演されている。遠征できない身にとっては是非観たい舞台であったが、幸いと言おうか、これがこの十二月の歌舞伎座夜の部にかかることは大変嬉しいことである。ちなみに昼の部に『弁慶上使』も出るので、年の瀬の歌舞伎まで義経関連の舞台が続くことは、いかに日本人の心情に義経の悲劇が強い訴えかけを持っているか、判官贔屓が根強いかの証左であろう。

大河ドラマの『義経』は、27日(日)にいよいよ『勧進帳』にあたる部分の放送が予定されているので、注目したい。
【2005. 11. 07 (月)】 author : 六条亭
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