徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2017. 04. 17 (月)】 author : スポンサードリンク
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舞踊二題 上『二つ巴』 下『石橋』-第38回俳優祭(そのニ)


そのニははじめの舞踊二題

上『二つ巴』

『石橋』は文字通り石橋もので、しかも前日までの情報で若手花形が揃い踏みして獅子の毛振りをするであろうとはSNSにあがっていた情報から予想はついたのですが、となると『二つ巴』は中堅と若手の群舞になるのかなとしか考えられませんでした。

プログラムをみると、二つ巴は大星家の家紋であり、仮名手本忠臣蔵の有名な七段目と十一段目を素踊りで群舞、とありました。これははじめてです。幕が開くとすっきりとした舞台装置を背景に祇園一力茶屋の場面です。仲居(門之助、笑也、笑三郎)の三人は外面は男性でも柔らかく、さすがにいつも女形をされている役者さんたちです。

そこへ芝翫の由良之助が現れます。素踊りですと芝翫はいやに大きく見えますね。ニンとしては彼が由良之助を本役にするでしょうね。三人侍(錦之助、高麗蔵、松江)との駆け引きもあります。力弥(鷹之資)は踊り、品ともに申し分がありません。おかる(扇雀)との虚々実々の色模様もそれらしく見えます。素踊りは基本は扇子一つと所作で表現するのですから、踊る人の力がもろに分かってしまい難しいと思いますが、後味のよい踊りでした。

十一段目に入るとわらわらと塩冶浪士の主に御曹司たち(男女蔵が主ですが、飛び抜けて年齢的に上です)が現れて、舞台一杯に高家家臣たちと斬り結びます。あそこに誰がいる、こちらに誰がいるなどと見ているうちに、舞台は松緑の小林平八郎と亀寿の竹森喜多八の泉水の激しい立ち廻りになります。息のあった二人の本興行での舞台さながらの激しい立ち廻りは見どころ満点でした。

最後は本懐を遂げた塩冶浪士たちが揃って幕。

下『石橋』

幕開きは拵えをした鳶頭の又五郎。若い者との絡みを颯爽と踊った後、舞台が割れて大セリで仔獅子(白)が四人石橋に乗って上がって来ます。四人は松也、巳之助、隼人、橋之助。彼らが踊りだすと、今度は花道から仔獅子(赤)が四人現れます(壱太郎、尾上右近、米吉、児太郎)。娘の仔獅子という設定でしょうかね、裾をひいています。絵面も美形揃い。

やがて本舞台に八人が揃って、ダイナミックに毛振りをするのは壮観です。言わば八人連獅子。観ている方も運動競技を観ているような錯覚におちいります。尾上右近が頭一つ抜けて身体にキレがあります。もちろん他の七人も若さにまかせて振っている部分もありますが、まずは無難にこなしていて、大いに盛り上がりました。昼のよりも夜の方が数多く振っていたように思いました。

又五郎を上置きにした二月松竹座の拡大ヴァージョンという感じでした。それにしても俳優祭で若手花形による踊り一幕が出せたのですから、まさに世代交代を実感しました。

【2017. 04. 01 (土)】 author : 六条亭
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