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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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東映時代劇の黄金時代
俳優の津川雅彦がはじめて映画監督としてメガホンをとった『寝ずの番』がなかなか評判を呼んでいるようだが、まだ実際の映画を見る機会がもてないでいる。しかし、ここで関心を引かれたのがマキノ雅彦として監督し、マキノ省三からはじまる映画監督一家の名前を復活させていることである。

もちろん自分の世代で知っているのはその甥に当たるマキノ雅弘監督であり、東映時代劇の黄金時代をになう職人的で早撮りの名人だった。同じように主要な作品を撮った松田定次監督もたしか親戚だったはずである。だから、マキノ雅彦監督も是非次回は時代劇を、と期待してしまうが、はたしてそれがかなうかどうかは分からない。

思い出してみると、まだテレビのない時代の昭和30年前後の子供の楽しみは、まずラジオ・ドラマであり、次に映画だった。そのきっかけとなった最大のヒット作は、北村寿夫『新諸国物語 笛吹童子』とその続編の『紅孔雀』である(さらにもう一つ続編があったようだが、これはあまり記憶がない)。

NHKのラジオドラマの音楽は今でもはっきりと覚えているほど熱心に聴いたから、これを東映で映画化した時は、親にねだって連れて行ってもらった。この映画が大ヒットして、中村(後の萬屋)錦之助、東千代之助が二枚看板のスターとなり、さらに大友柳太朗、月形龍之助が脚光をあびる。さらに遠山の金さんの片岡千恵蔵、旗本退屈男の市川右太衛門という大物の主役がいたから、以降東映時代劇は隆盛を極める。

男性スターは、もう一人大川橋蔵という人気俳優が続き、また女優陣も高千穂ひずる、千原しのぶ、大川恵子、桜町弘子などが出て、華やかだった。美空ひばりの主演映画もあり、恐らく多くの代表作品を映画館で観ていたに違いない。大友柳太朗の丹下左膳、月形龍之助の水戸黄門シリーズもそれらの一つである。

何故歌舞伎好きになったかは、また追々書くとして、その下地の一部にこれら全盛期の東映時代劇があることは言えそうである。
【2006. 05. 10 (水)】 author : 六条亭
| 映画 | comments(6) | trackbacks(0) |
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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この記事に関するコメント
こんばんは。m(__)m
やはり、一世代違うので(笑)私は上に↑書いてある映画をタイムリーに見る事はできませんでしたけれど ケッコウ子供のころTVで見たような気がいたします。
一番記憶にあるのは萬屋錦之助、大川橋蔵、美空ひばり、それから月形龍之助の水戸黄門シリーズと市川雷蔵(これ、子供の見る映画じゃないですけれど(笑))あたりでございます。
中でも、新吾十番勝負とか若さま侍捕物帖とか(これって映画じゃないですか?)好きだった様な気がいたします。
私の子供の頃って、アイドル全盛の頃だったんですけれど なぜか、興味がこちら方面ばかりでありました。(爆)
なつかしい〜。(^^ゞ
| しゅう | 2006/05/11 3:34 AM |
> しゅう さま

それだけご覧になっていれば、一世代違うとは言えませんね(笑)。大映所属の市川雷蔵の眠狂四郎シリーズなどは、たしかに子供が観るものではなかったかもしれませんでしたが、これまたニヒルな美剣士振りで魅力的でしたね。

大川橋蔵の新吾十番勝負シリーズも、五部作くらいでしたか、熱心に観ました。また当時はお正月映画でオールスター出演の『忠臣蔵』や『清水の次郎長』などが必ずあって、これまた必見でしたね。このなかから里見浩太郎も出てきたのですが、その彼が今水戸黄門を演じているのですから、こちらも歳を取ったものですよ(笑)。

| 六条亭 | 2006/05/11 9:09 AM |
興味深く読みました。時々母には錦ちゃん思い出話を聞かされていたにもかかわらず、私は東映時代劇についてはほとんだわかりません。私にとっての東映はもう「まんが祭り」だったもので・・・(笑)母も六条亭さんのブログを楽しく読んでいましたよ。とても懐かしかったようです。「伏見扇太郎を忘れていないかしら?」とちょっと気にしていましたが・・・
| joynozomi | 2006/05/12 9:46 PM |
> joynozomi さま

お母さまが懐かしく読んでいただいたとは、恐縮ですが、やはり同世代ですね。いや、でも私は東映アニメも初期の頃はしっかりと全部観ましたよ。もっとも「まんが祭り」となると、子供にせがまれて行ったような気が…(笑)。

そうそう、もう一人の美男スター伏見扇太郎を忘れていましたよ(汗)。ご指摘ありがとうございましたm(__)m。お母さまによろしくお伝えください。
| 六条亭 | 2006/05/12 11:33 PM |
何と懐かしいんでしょう。私も毎週のように東映映画館に足を運んでいました。大川橋蔵の「若様侍〜」好きでしたね。お正月はオールスターキャスト、歌舞伎出身の役者さんが多かったから、セリフも今の時代劇と違って歌舞伎調でしたね。劇中劇に歌舞伎や踊りが入って、楽しかったです。近衛十四郎(松方弘樹のお父さん)も良かったな。全盛期を中学生時代でみて、それからテレビに、外国ドラマを毎日みていました。古いのは「サンセット77」「アンタッチャブル」「ローンレンジャー」「拳銃無宿」「名犬ラッシー」「ヒチコック」・・・今再放送している「ローハイド」「ララミー牧場」・・・「マイクハマー」好きでしたね。このあたりで大河ドラマ「花の生涯」が始まり日本のドラマもボチボチでした。私も大学生になったら劇場通い、歌舞伎座の立ち見専門、そして現在も歌舞伎はずっと続いている訳です。
| さちぎく | 2006/05/17 5:41 PM |
> さちぎく さま

懐かしいコメントをいただき、こちらも嬉しいですね。同じような映画をご覧になっていて、まさにさちぎくさまとは同じ世代です。近衛十四郎さんは、テレビ時代劇に出てから、ぐっと渋くなってよかったですね。

外国テレビ映画も、ほとんど同じ番組を愛好されていたようです。このコメントをいただきましたので、本日17日の記事で、懐かしい外国テレビ映画を取り上げました。
| 六条亭 | 2006/05/17 10:09 PM |
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