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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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三島由紀夫の幻の映画『憂國』のフィルム発見
三島由紀夫の幻の映画『憂國』のフィルム発見のニュース

1970年に三島由紀夫が市ヶ谷の陸上自衛隊に乱入して、割腹自殺した事件は当時大変衝撃を受けた記憶が今でも鮮明である。三島文学の良き読者ではなかったとは思うが、煌めくように多彩な小説や戯曲群を読むたびに、いくらか人工的な匂いを感じつつもその溢れんばかりの才知に驚嘆したものである。『金閣寺』『潮騒』『サド侯爵夫人』などは愛読書と言える。

輪廻転生を主題とする長編を書くことを早くから語っていた『豊饒の海』四部作構想も、その通り実現して『春の雪』『奔馬』と書き続けられ、既に第三作目の『暁の寺』の刊行にまで至り、最終巻の『天人五衰』の完結を待つばかりだったから、一体何故?との思いが強かった。自決前に書かれていた『天人五衰』の最終稿により、幸いこの四部作は完結したが、尻切れトンボの印象は拭えず、この稀有な才能を持った作家が自らの作家人生を捨ててまで、死を賭して何を訴えようとしたかは今もって十分に理解できていない。未発表・単行本未収録の作品などを収めた決定版三島由紀夫全集(新潮社)を丹念に読めば、少しはその一端が分かるのであろうが、今はその時間がない。

今回発見された映画『憂國』は、当時大学生で時間も有り余っていたから、たしか観たはずである。自作の短編を本人自ら制作・主演し、科白もなくただ一人の軍人が自決するさまを描いていて、何とも言えず不気味だった印象が残っている。焼却されたと言われていたこのフイルムが幸い残っていて映像化されることは、自決の謎を解く一つの鍵になるかもしれない。ただ、あれをもう一度観たいかと問われると、正直首をひねってしまうが…。

たまたまと言おうか、『春の雪』が映画化されて、この秋に公開される。
【2005. 08. 19 (金)】 author : 六条亭
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