徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のDVDを観る
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』

先日の『蝉しぐれ』に続いて、レンタルでようやく観ることができた。昭和三十年代の春夏秋冬の懐かしい風景に期待以上に心踊り、東京下町の人情に何度も笑い、泣かされた映画だった。高度成長直前の昭和三十三年、集団就職(この言葉自体が死語となっている)で青森から上京して上野駅に着いた六子(堀北真希)が連れて行かれたところは、想像していたのとはまったく違った下町の自動車修理工場だったという出だしから、3D合成による当時の風俗の忠実な再現に、ああ!そうだった、こうだったと画面に見入ってしまった。当時東京タワーは建設中、都電や当時の車が多く走り、乗せられた車はダイハツ・ミゼット。

テレビを買った鈴木家に町中の人がプロレス中継を見に訪れ、力道山の空手チョップに一喜一憂する。暑い夏には氷屋から氷を配達してもらっていた氷の冷蔵庫が、電気冷蔵庫にとって替わられる。井戸、サイダー、風鈴、金魚売などの夏の風物詩もあちらこちらに映る。子どもたちは、毎日のように駄菓子屋に出入し、野球の真似事をし、フラフープを回し、模型飛行機を飛ばす。富山の薬売りが一年に一回廻って来て、使った薬の補充をして行く。風邪や腹痛で寝込むと、医者が往診してくれるが、太い大きな注射器で痛い注射をされるのが怖い。クリスマスには本当にサンタが贈り物を持ってきてくれると信じていたこと等々…。

当時主人公の子どもたちの数年上の年齢だった自分もすべて実生活で経験したことばかりである。家庭にはじめてテレビや冷蔵庫など三種の神器が入った時の感激と興奮は、今のように便利な物が何でもすぐ手に入る時代に育った年代層にはおそらく理解してもらえないであろう、何かワクワクとした夢に溢れていた時代だった。そんな懐かしさに浸ることができるのみならず、鈴木家(堤真一と薬師丸ひろ子の夫婦役)、売れない作家茶川竜之介(吉岡秀隆)と飲み屋の女将ヒロミ(小雪)、そして子どもたちを中心にくりひろげる人情劇は、お隣さん同士がお互いに労わりあいながら暮らしていた、貧しいながらも優しく楽しい時代だったことを思い出させ、何度もほろっとさせた。この映画は12月1日(金)に日本テレビ系列で早くも放送されるようであるが、録画して何度も観てしまいそうである。
【2006. 11. 03 (金)】 author : 六条亭
| 映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
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