徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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宮部みゆき『おそろし 三島屋変調百物語事始』を読む
評価:
宮部 みゆき
角川グループパブリッシング
¥ 1,785
(2008-07-30)
Amazonランキング: 360位
Amazonおすすめ度:
宮部版「シャイニング」+「ニードフルシング」
宮部みゆきの百物語に期待
夏に読みたかった。
昨日はお彼岸の中日。墓参に行ったら、ちょうど曼珠沙華が花を咲かせていた。彼岸花とはよく言ったものである。この宮部みゆきの新作、表紙にもデザインされているように曼珠沙華にまつわる話から、新しい百物語がはじまる。変調とあるように普通の怪談噺ではない。袋物の店三島屋に引き取られた女主人公おちかは、ある不幸な事件で傷ついている。そのおちかの傷を癒すために叔父の伊兵衛は、同じような不幸な過去を持った人間たちを三島屋に呼んで、おちか一人に不思議な事件を語らせる。

おちかは次第にその人間たちの過去の事件に関わりを持つとともに、自分の過去とも真正面から向き合いようになり、やがて…。

一読してその設定と語り口のうまさに惹き込まれる。そしておちかとともにいくつかの不思議な事件の謎がだんだんと一本の線にまとまってゆく展開は作者ならではの腕である。そして時代小説であろうとミステリーであろうと宮部みゆきの弱者や特殊能力者に対する暖かい目は共通している。だから、この作品でも迷える死者たちがおちかの涙で浄化されてゆく大団円は読む者の心も洗われる。百物語事始とあるからは続編を期待できるのだろう。楽しみに待ちたい。

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【2008. 09. 24 (水)】 author : 六条亭
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この記事に関するコメント
私にとっての百物語は・・・
今は亡き、杉浦日向子さんの本です。
漫画なんですが・・・(^。^;)
江戸の情緒たっぷりで、大好きな一冊です。

「百日紅」って本だったかしら??

私の、江戸好き?歌舞伎好みの原点かもしれません。
| 姫 | 2008/09/26 12:21 AM |
> 姫 さま

そうでしたね、杉浦日向子さんの漫画に百物語があったと思います。私は漫画はまったく詳しくないのですが、江戸情緒が味わえるのなら、大歓迎ですね。

なるほど江戸好みは歌舞伎好きの原点でしょうね。
| 六条亭 | 2008/09/26 9:49 PM |
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