徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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海老蔵襲名披露巡業@鎌倉芸術館を観劇する
今日は、公文協東コースの海老蔵襲名披露興行を、鎌倉芸術館大ホールで昼の部を観劇。この暑いなかでも、人気も高く、昼夜とも満員のようである。この鎌倉芸術館ははじめて行ったが、最新の豪華な設備を備えた多目的ホールで、座席もゆったりしていて、じっくりと観劇するにはもってこいであった。

『実盛物語』は、海老蔵がすっかり役を自分のものにしていて、颯爽とした実盛になっていた。仕方話や最後の再会を約しての台詞回しなど、余裕すら感じられた。時代物もこれだけ演じられれば、ますます先が期待できる。市蔵の瀬尾十郎も好演。例の難しい「平馬返し」をぴっちりと決めていた。竹本葵太夫はすっかりと本調子に戻っていて、長丁場の語りをたっぷりと聞かせてくれた。

『口上』は列座が五人であることと「睨み」がないのは、歌舞伎座の襲名口上を観た目には淋しかった。巡業公演であるから止むを得ないだろうが。

團十郎の『お祭』も華やか!
【2005. 07. 30 (土)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(5) | trackbacks(0) |
『NINAGAWA 十二夜』の麻阿−亀治郎の役作り
話題を呼んでいる今月の歌舞伎座の『NINAGAWA 十二夜』も、間も無く千穐楽。結局二回の観劇のみで終わりそうであるが、今月主役の菊之助とともに大活躍しているのが麻阿役の市川亀治郎である。

織笛姫の腰元でありながら、叔父で居候の飲んだくれ左大弁洞院鐘道などとつるんで、頭の固い家老の丸尾坊太夫を罠にはめて、散々にからかうという役どころ。主筋と脇筋をつなぎながら、ドタバタ喜劇とも言うべき脇筋(コミック担当?)を出ずっぱりで引っ張っていく重要な役で、テンポよく痛快な切れ味での演技は、満員の観客を沸かせている。この人の傑作と言っていいであろう。今までの歌舞伎の女形の型にはない役で、当方はモーツアルトの歌劇『コシ・ファン・トゥッテ』の狂言回しの侍女デスピーナをさかんに思い浮かべていた。

亀治郎ご本人も演じ甲斐はあるものの、かなり役作りに苦労したようである。もちろん、猿之助一座にいた時のスーパー歌舞伎も含めての多くの舞台経験が役立っていることは想像にかたくない。これは多くの方が見ているであろうが、ご本人が自身の公式サイトで「麻阿工夫鏡(マライアくふうのうらおもて)」という洒落た題で、その一端を披露しているので、念のため紹介しておく。まだ一回目で続きがあるようだから、次回が待たれる。

市川亀治郎公式サイト
(トップページに楽屋?での麻阿の写真がUPされている。なお、亀たより(実際には新・亀たより2)→目次→7月→27日芝居覚書へ進む)。
【2005. 07. 29 (金)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
『NINAGAWA 十二夜』のチェンバリスト鈴木優人氏のブログ
今日はまさに台風一過で、真っ青に晴れ上がった都心部は気温37度にまで達したようで、猛暑の一日だった。

さて、本HPの日記「徒然なる日条」の7日で紹介した、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)などのチェンバリストとして活躍している鈴木優人氏の下記ブログが今月の『NINAGAWA 十二夜』への出演で、歌舞伎ファンのブログでも熱い注目を浴びている。

eugene’s blog

……てぬぐいぶろ……
のたりずむ♪ぷれ〜門耳(カドミミ)〜
Riddle me this!
"好事家の戯言

ご本人の出演はもう終わったようだが、過去の記事も追加・修正をされているところもあり、またまったく違う世界からの新鮮な目で見た歌舞伎の幕内事情も興味は尽きないので、あらためてここでも紹介しておきたい。

恥ずかしいことに当方も勘違いしていたのだが、幕開きに板付きで登場して演奏されるH・パーセルの曲は、大篠左大臣が語りだす「ああ、この美しい音楽が・・・」の台詞そのものに付けられたもので、その後三人の少年合唱隊の歌に付けた曲はクリスマスで歌われる賛美歌第99番「久しく待ちにし」とのこと。

こういう情報をいち早く知りうるのも、やはりブログならではの便利なところであろう。
【2005. 07. 27 (水)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(6) | trackbacks(0) |
巨人自力優勝消滅! シーズン当初から諦めてますが
今日は台風が関東地方直撃か?とのニュースに、先日の地震の時のように交通が麻痺してはかなわないと、早めに帰宅した。しかし、雨は都心部の方が強くて、最寄り駅に着いたら、かえって雨は小止みになり、そのまま降り止んでしまった。まぁ、台風の被害も少なくて、何よりだった。

珍しく時間が出来たので、テレビを見ると、阪神対巨人戦を放送している。東京ドームだから、当然台風は関係ないが、観客も台風が気になってしょうがないだろうと思った。しかし、試合は阪神の大勝で終わったから、観客も早く帰ることができて、かえってよかった(ヤケ気味)。これで巨人の今年の自力優勝は消滅したが、もともとそんなことはシーズン当初から期待していませんよ、今のチームでは。
【2005. 07. 26 (火)】 author : 六条亭
| スポーツ | comments(2) | trackbacks(0) |
アバド指揮ルツェルン祝祭管のマーラー交響曲第5番を視聴する
アバド指揮ルツェルン祝祭管のマーラー交響曲第5番のDVDがようやく手に入った。

アバドのマーラーは、シカゴ響との『復活』で開眼して以来、常に聴き続けてきたもの。近年のベルリン・フィルとの第9番、第6番などでの充実振りも瞠目すべきものであったが、2003年にあらたに立ち上げたスーパー・オーケストラ−ルツェルン祝祭管との『復活』も超のつく名演だったから、昨2004年のこの映像も期待大であった。

一気に70分を越える演奏を視聴し終えて、ただただ興奮と感激で一杯である。やはりアバドのマーラーは明快でいながら、この曲の魅力をたっぷりと味あわせてくれた。一時の病も嘘のような元気な指揮振りも健在なのが、何とも嬉しい。開演前の客席に、この演奏の前にベート−ヴェンのピアノ協奏曲第4番で共演したポリーニの姿がちらりと見える。この演奏も映像でリリースしてくれないものであろうか?
【2005. 07. 25 (月)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(0) | trackbacks(0) |
『NINAGAWA 十二夜』二回目観劇の感想
昨夜は地震のため、帰宅途中携帯からUPしたが、とりあえず『NINAGAWA 十二夜』の再見の簡単な感想。出演している役者の皆さんも、このロマンチック・コメディを歌舞伎化するにあたっての蜷川演出の狙いをより一層深く理解してきたようで、動きが大変軽やかに、また生き生きとしていて、テンポが非常に良くなっている。また、本来の歌舞伎とは異質の言葉の遊びの台詞の部分もかなりこなれてきた印象がある。そのためか、ネタバレになる部分はここではまだ書かないが、前回とは細部で変わっているところも結構あった(一つだけ書いておくと、松緑の安藤英竹は赤いラメの靴を履いているが、靴下が昨夜は右がオレンジ色、左が紫色だったと変わっていた)。だから、喜劇として、なお一層面白くなっている。

観客も今回は第一幕から非常にノリが良く、笑いもつぼを押さえていたところが多かった。菊之助の二人三役は、もう申し分なし。今回はまたとくに時蔵の織笛姫が、完全な歌舞伎の赤姫になっていること、また信二郎の大篠左大臣の憂いを帯びた演技が印象的だった。また、チェンバロやヴァイオリン、ハープなどの西洋楽器が、主人公たちの微妙な心理描写のところに効果的に伴奏として使われていて、絶妙な舞台効果をあげていたことは特筆される。

観劇記は出来る限り早くまとめたい。
【2005. 07. 24 (日)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(4) | trackbacks(0) |
歌舞伎座の三階は凄く揺れた!
今日歌舞伎座夜の部『NINAGAWA 十二夜』を再度観劇。丁度開幕したばかりで、いきなりどーんとタテ揺れがしたと思うと、劇場全体がみしみしと音がした感じ。それから横揺れが長く続き、三階が落ちるんじゃないかと本当に思った。ライトの中に埃が多く舞っていた。でも信二郎さんは動ぜず演技を続けたからご立派!お陰で次の難破の場面では船酔いしたような気分になってしまった。こんなに怖い思いした地震ははじめてである。
歌舞伎座は老朽化のため、建て替えを検討中のようだが、まさにそれを実感した今夜の観劇だった。
【2005. 07. 23 (土)】 author : 六条亭
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ファリァ『三角帽子・恋は魔術師』を聴く
昨夜は携帯からの投稿テストのみで失礼しました。しかし、携帯メールの要領で簡単に投稿出来るのだから、便利至極である。

週末は大体途中下車して、大型CDショップを見て歩いている。予告は出ているものの、アバドのマーラーの交響曲第5番と9番のDVDはなかなかリリースされないから、今日はジュリーニのマーラー『大地の歌』他を購入する。G・ヴァントのブルックナー等のDVD連続リリースも今月から開始され、第1弾の第5番も大変魅力的だったが、今日は懐具合から見送り、代わりにNAXOSのファリァ『三角帽子・恋は魔術師』を求めた。

この2曲のバレエ音楽は有名曲である割には、本場スペインのオーケストラによる録音は少ない。この盤は指揮者もオーケストラも無名に近いが、さすがにお国物の作品。とても異国情緒溢れる音楽を繰り広げている。『恋は魔術師』の「火祭りの踊り」や「パントマイム」は聴いていて、惚れ惚れするほど魅力的だ。録音も大変素晴らしい!
【2005. 07. 22 (金)】 author : 六条亭
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携帯電話からの投稿テストです
携帯電話からの初投稿です。今日は中身がなくて、すみませんm(__)m。
【2005. 07. 21 (木)】 author : 六条亭
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産地直送の梅干と夕張メロン
昼休みに食事に出たら、小学生が一団となって帰ってくる。あれっ?とよく考えてみたら、小学校は今日が終業式で、明日から夏休みに入るのだった。子供が成長してからは夏休みのことはあまり気にかけなくなったから、このように気が付かないのである。それにしてもカレンダーの感覚が平日と休日の区別のみで、かなりずれて来ているようである。

運送関係の親戚から頼まれて時々買っている産地直送のものは、値段も廉くはないが、それなりに東京では手に入らない美味しいものが多い。先日購入した梅干も最近出回っているものは中国産がほとんどであるのに対して、紀州産の梅を使用して、手間ヒマかけて作っているようで、梅本来のすっぱさに蜂蜜がうまくブレンドされているので、暑さで消化力が落ちている時の食事にはもってこいである。梅干が苦手な人間でも毎日1個ずつ食べることが出来る。

ところで、毎年注文している夕張メロンが今年は何故か出荷状況が遅れがちらしく、盂蘭盆用にと頼んでいたのに、ようやく昨日到着して、しかも傷んでいるものもあった。家人がおかんむりで業者に連絡を取ったら、早速誠意ある対応をしてくれた。傷んでいるメロンでも熟しているから、傷んでない部分は甘く美味しく食べられた。

しかし、お蔭で今日はまた仕事帰りに実家に重いメロンを運ぶ羽目になってしまった。
【2005. 07. 20 (水)】 author : 六条亭
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