徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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ここ何日か更新できていませんが
何か微妙に慌ただしく、今日もPCを開けられず、携帯からのUPです(^^;。
仕事はかなりペースを掴めて来たので、忙中閑ありの時もあるのですが、今週は先輩が休みのため、その分緊張気味に仕事をしているからでしょうか!?
しかし、一番の原因は新しい職場での仕事も一ヵ月経ち、ようやく馴れてきた気の緩みから来ているのでしょう、土日の休みに少し風邪を引いてしまい、体調が今一つ万全でないからだと思います。とくに、今回の風邪はお腹に来るようで困ります(>_<)。
今週末の歌舞伎座夜の部観劇を楽しみに頑張りたいと思います。
【2006. 01. 31 (火)】 author : 六条亭
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テンシュテット指揮ロンドン・フィルのライブ『天地創造』
最近続々と生前のライブ録音がCD化されている指揮者クラウス・テンシュテットであるが、LPOレーベル(ロンドン・フィルの自主制作)から、またもや大変注目される新譜が発売される。

ハイドンのオラトリオ『天地創造』/テンシュテット指揮ロンドン・フィル

この作品は旧約聖書の天地創造を音楽にしたもので、ハイドンの多くの作品のなかでもひときわ高く聳え立つ傑作である。キリスト教の信仰心がない人間でも、ハイドンが駆使した音楽技法により、まるで天地創造に立ち会っているように感じるほどの劇的な音楽が息をもつかせず展開し、圧倒される。

どちらかと言えば、交響曲や管弦楽のCDが多かったテンシュテットが、このような宗教作品を指揮していたとは知らなかったので、とても興味をそそられる。しかも、ソプラノ独唱は、あのルチア・ポップである。これは聴かずには居られようか!
【2006. 01. 27 (金)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(0) | trackbacks(0) |
薄型テレビ、ブラウン管を抜く
薄型テレビ、ブラウン管を抜く(朝日新聞記事)

とうとうと言うべきか、早くもと言うべきか、液晶やプラズマなどの薄型テレビが、ブラウン管テレビを昨年の出荷台数で抜いたそうである。大型電器店に行っても、大画面の薄型テレビが所狭しと並んでいて、お客の関心も高い。店員も売れ筋と販売に熱心であるだけではなく、少し見ていてもよく売れている。それも大画面が多いのは驚く。

我が家のテレビも2代目がたしか29インチだったから、どうしても大画面テレビを指向してしまうので、現在のワイド画面のブラウン管テレビはその上の大きさにしたが、そのお蔭で重量たるやとても大人一人では動かせない。また、当然ながら奥行きもあり、狭いリビングのなかで相当なスペースを占拠している。だから、早く薄型にしたいのであるけれども、何故か購入したテレビは寿命が長くて、もう既に十年を越えている。

こうなると地上波デジタル放送に完全に切り替わる時まで長持ちさせたい気もするが、薄型テレビも1インチ=5千円に近づく勢いと言われると、やはり食指が動く。と言って、今のテレビが故障もしないのに、買い替えするほどの余裕もなく、当分悩ましいことである。
【2006. 01. 26 (木)】 author : 六条亭
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2006春節@横浜中華街
旧暦の正月を祝う春節。毎年横浜中華街は華やかなイヴェントが盛り沢山で、多くの人出で賑わう。今年は今月の29日日曜日が旧暦の元旦にあたるので、いつにまして混雑するであろう。

2006春節@横浜中華街

この期間中は、大根餅やギョウザなど普段と違った特別料理もあり、グルメならずとも行ってみたい時期である。今の仕事場が横浜なので、休日の混雑を避けて、平日の帰りに行くことも出来るので、期間中一度是非寄ってみたいものである。
【2006. 01. 25 (水)】 author : 六条亭
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レヴァインの『魔笛』のDVDを楽しむ
二日続けてモーツアルトの歌劇のことである。以前に発売予告を書いたまま、実際の視聴の感想を書いていなかった。

ジェームス・レヴァインの『魔笛』(ザルルツブルク音楽祭1982)

この上演のDVD化は待望のものであった。それは、はじめてこの演奏をFM放送で聴いて、レヴァインの瑞々しく、しなやかな美しさに満ちた音楽に一度に魅了されてしまい、エア・チェックしたテープを何度も繰り返し聴いた思い出の深いものだからである。以降、『魔笛』は愛好する歌劇の上位に入るものになったが、レヴァインの音楽を越えるものは、ただ一つJ・E・ガーディナーの指揮したオリジナル楽器によるものだけであったと思う。

今回のDVD化によってその魅力の全貌が明らかになり、音楽のみではなく、演出のJ・P・ポネルによって野外劇場であるフェルゼンライトシューレの空間をうまく使って(セリの多用や岩肌のアーチを仕切りのようなもので上げたり下ろしたりしている)、この民衆劇と神秘劇の交じり合った不思議なドラマの面白さが倍加している。

もちろん、歌い手もコトルバス(S)、シュライヤー(T)、タルヴェラ(Bs)、グルベローヴァ(S)などをはじめ、錚々たるメンバーが揃い、レヴァインの指揮の下、素晴らしいアンサンブルを聴かせており、一度視聴し始めたら、やめられない。ストーリーはよく言われているように、筋が一貫していなくて、前後に矛盾するところもあるが、そのようなことは忘れさせるようなモーツアルトの音楽の美しさには酔い痴れる。また、このDVDは収録時間が188分となっていて、普通のものより長いのは通常カットされる台詞を多く残しているからであろう。しかし、それも少しも冗長に感ぜず、かえって物語の奥行きの深さを感じさせた。

今回少し異色だったのが日本語字幕で、イケメンなどが一例であるが、現代風の言葉遣いが出てきて、思わず笑ってしまった。お堅い歌劇ではなく、ドイツ語で書かれた民衆のための歌芝居であるから、このような試みも相応しいように感じられた。これはモーツアルトファンに限らず、『魔笛』の魅力を味わうのに絶好のDVDである。
【2006. 01. 24 (火)】 author : 六条亭
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BS2でモーツアルトの五大歌劇の連続放送
今年生誕250周年を迎えるモーツアルトの五大歌劇と言われる名作が、BS2で五夜連続して放送される。

○ 1月24日(火)午前0:30〜3:00(23日深夜)
歌劇『後宮からの誘拐』(チューリヒ歌劇場公演)
【出演】クラウス・マリア・ブランダウアー、マリン・ハルテリウス ほか
【指揮】クリストフ・ケーニヒ
【演出】ジョナサン・ミラー

○ 1月25日(水)午前0:30〜3:50(24日深夜)
歌劇『フィガロの結婚』(チューリヒ歌劇場公演)
【出演】ロドニー・ギルフリー、エヴァ・メイ ほか
【指揮】ニコラウス・アーノンクール
【演出】ユルゲン・フリム

○ 1月26日(木)午前0:30〜3:40(25日深夜)
歌劇『ドン・ジョバンニ』(エクサン・プロヴァンス音楽祭)
【指揮】ダニエル・ハーディング
【管弦楽】マーラー室内管弦楽団
(25日番組表にて確認訂正)

○ 1月27日(金)午前0:30〜3:30(26日深夜)
歌劇『コシ・ファン・トッティ』(ベルリン国立歌劇場)
【出演】ドロテア・レシュマン、カタリーナ・カンマーローアー ほか
【指揮】ダニエル・バレンボイム
【演出】ドーリス・デリエ

○ 1月28日(土)午前0:30〜3:20(27日深夜)
歌劇『魔笛』(ロイヤルオペラ公演)
【出演】ウィル・ハートマン、ドロテア・レシュマン ほか
【指揮】コリン・デーヴィス
【演出】デーヴィッド・マクヴィガー

本当はこれをすべて録画したいが、HDDが満杯に近いので、どれを選択するか迷うところ。強いて選べば、今年来日するアーノンクール指揮の2本となるだろうか?
【2006. 01. 23 (月)】 author : 六条亭
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「2005年 歌舞伎ベスト3」が決定!
「ご機嫌!歌舞伎ライフ」さま(管理人yukiさま)

でアンケートを募集中だった「2005年、あなたが一番好きだった演目は?」のベスト3が決まりましたとのお知らせがyukiさまからありました。このブログをご覧になって応募された皆さまは、ご協力ありがとうございましたm(__)m。

「2005年 歌舞伎ベスト3」は次の通りです。

第1位 『NINAGAWA 十二夜』(7月歌舞伎座) 48点
菊之助二役、菊五郎、時蔵ほか

第2位 『勧進帳』(9月歌舞伎座) 20点
吉右衛門、富十郎、福助ほか

第3位 『雨乞狐』(8月歌舞伎座) 17点
勘太郎五役

『NINAGAWA 十二夜』は私も第1位にあげていたので、ベスト3には入るであろうとはある程度予想がついたが、ダントツの第1位とまでは思わなかった。いかにこの舞台の新鮮な美しさが観客を魅了したかがよく分かる結果になった。

第2位の『勧進帳』は至極まっとうな選択である。一番の驚きは第3位に勘太郎の五変化の舞踊『雨乞狐』が入ったことである。昨年の勘太郎の成長振りは父勘三郎襲名披露興行で次々に大役をこなしていたことからもうかがわれる。その頂点がこの『雨乞狐』だったのであろう。

いずれにしても菊之助、勘太郎のような時代の歌舞伎を担う若手の花形役者の著しい成長が見られた2005年の舞台成果が如実に表された結果になったと言えよう。

私がベスト3にあげた『鰯賣戀曳網』、『加賀見山旧錦絵』、そして番外の『児雷也豪傑譚話』もかなり票を集めているようなので、詳しいアンケート結果は、是非上記のyukiさまのサイトをご覧下さい。

【2006. 01. 22 (日)】 author : 六条亭
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雪の三宅坂の曽我狂言三回目観劇
20060121_119519.jpg
東京の初冠雪。先週の浅草は強い雨でしたから、二週連続で悪天候時の観劇。
この正月狂言も後半になって、益々主役と脇役の息もあってテンポ良く、面白くなっている。さて、帰りは転ばないように用心が肝心。
【2006. 01. 21 (土)】 author : 六条亭
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御宿かわせみ傑作選3『千手観音の謎』
明朗人情時代劇として幅広い人気を持ち、再三にわたりテレビドラマ化もされている平岩弓枝の『御宿かわせみ』シリーズ(最近では、高島礼子のるい、中村橋之助の東吾でドラマ化されている)の傑作選が、『初春の客』『祝言』に続いて、第三巻目が発売されたので、ファンとしては手に入れずばなるまいと早速購入した。

御宿かわせみ傑作選3『千手観音の謎』

昨日書いたように、漱石の『我輩は猫である』も再読をはじめたが、愛読するかわせみシリーズは別格である。とくにこの傑作選は文字通り、選りすぐりの作品ばかり集めているうえ、蓬田やすひろの描き下ろしのカラー挿画が美しく花を添えているから、読む楽しみは倍増する。

今回は第21巻から第30巻までの作品が収録されており、つい最近読んだばかりのように記憶が鮮明なものばかりであるけれども、読み直しても清々しく、ほろりとさせ、そして心温まるのはいつもの通りである。もう子供たちの世代が活躍する場面が多いが、相変わらず東吾とるい、源三郎や宗太郎などかわせみをめぐる人々は年をとらない。

今回はかわせみに新しく来た山出しの女中お石が主要な登場人物となる話が何篇かあり、最後は十三歳の仲人による縁談までまとまるというおまけまでついている。これから一篇一篇ゆっくりと味わって行きたい。
【2006. 01. 20 (金)】 author : 六条亭
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半藤一利『漱石先生ぞな、もし』
この洒落ていて魅力的な題名の本は、文芸春秋社の編集者として知られ、現在では主に昭和史の歴史探偵と称して、ノンフィクションを書いている半藤一利氏が書いたものである。氏は漱石の長女が嫁いだ弟子の松岡譲との間に産まれた娘さんをもらった、義理の孫にあたる。

しかし、本書はだからと言って、大上段に振りかぶった漱石論でも、身贔屓の漱石論でもない、いわば肩肘の張らない漱石の作品にまつわる面白いネタを軽妙な文章で次々に披露していて、読むものを飽かさせない。

例えば、例の『坊ちゃん』の舞台になった松山中学でのエピソードの一つ。颯爽と教室に現れた漱石先生は英語の授業で、

さて、一読の上、訳してみよと先生は虎次に当てた。頭を掻き掻きくだんの悪童がぼそぼそと訳しはじめたら、とたんに先生が嘴をいれた。
「その言葉にそんな訳はないぞ」
虎次は反論した、「それでも字引にあったぞなもし」
「何の字引だ」
「棚橋一郎先生の字引じゃがな、もし」
「そうか、辞書が間違っている、直しておけ」
虎次はギャフンとなった。(中略)
「今度の先生は偉いぞう!字引を直せちゅがあ!!」

漱石の漢学好き、俳句好きはよく知られているが、謡曲も好きだったが、下手の横好きであったとか、どうも漱石は銀杏返しの女性が好みだったようだとか、お堅い大文豪のイメージとは一味違ったエピソードが満載であり、『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』など初期の作品が、後期の代表作に比べても勝るとも劣らない傑作だとあらためて感じた。久しぶりに『吾輩は猫である』を読み返してみよう。きっと新しい発見があるだろう。

【2006. 01. 19 (木)】 author : 六条亭
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