徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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七月の歌舞伎座は坂東玉三郎の泉鏡花月間!
七月の歌舞伎座の演目が正式発表された。

坂東玉三郎が監修して、澤瀉屋一門と全て泉鏡花作品を出すという特別な公演である。しかも、海老蔵が昼夜ともに『海神別荘』と『天守物語』で共演するという豪華版である。

これでは何回歌舞伎座に通うようになるか分からない(^_^;)。

【昼の部】(午前11時開演)

○ 『夜叉ヶ池』

     百合、白雪姫                   春 猿
     萩原晃                       段治郎
     代議士穴隅鉱蔵                 薪 車
     湯尾峠の万年姥                 吉 弥
     文学士山沢学円                 右 近

○ 『海神別荘』

     美女                        玉三郎
     公子                        海老蔵
     女房                        笑三郎
     沖の僧都                     猿 弥
     博士                        門之助

【夜の部】(午後4時30分開演)

○ 『山吹』

     辺栗藤次                     歌 六
     島津正                       段治郎
     縫子                        笑三郎

○ 『天守物語』

     天守夫人富姫                  玉三郎
     姫川図書之助                  海老蔵
     近江之丞桃六                  猿 弥
     奥女中薄                     吉 弥
     小田原修理                    薪 車
     亀姫                        春 猿
     十文字ヶ原朱の盤坊              右 近
     茅野ヶ原舌長姥                 門之助

平成18年7月7日(金)初日〜31日(月)千穐楽
【2006. 04. 29 (土)】 author : 六条亭
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團十郎等が07年3月にパリオペラ座で初の歌舞伎公演
来年3月に團十郎・海老蔵の親子共演で、パリオペラ座で初の歌舞伎公演が行われると発表された。写真で見ると、亀治郎も加わるようである。

朝日新聞記事
ニッカンスポーツ記事

演目は『勧進帳』、『紅葉狩』と『口上』で、『勧進帳』では弁慶と富樫を親子で交替で演じるという。5月の歌舞伎座で病癒えて舞台復帰する團十郎にとっては、歌舞伎の歴史にまた新しい一頁を加えることはまたとない喜びであろう。
【2006. 04. 29 (土)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
国立劇場の『元禄忠臣蔵』の3ヶ月通し上演発表
国立劇場創立四十周年記念興行の第一弾として、真山青果の大作『元禄忠臣蔵』が10月から3ヶ月連続で初の通し上演が行われると発表された。

朝日新聞記事
サンケイスポーツ記事

注目の大石内蔵助は、吉右衛門、藤十郎、幸四郎の三人が月代わりで務める。この作品は、個々の場の上演頻度は高いが、有名なものに限られているから、全編通し上演は国立劇場らしい企画である。楽しみな反面、台詞も多く、上演する役者も観る方もかなり大変であろう。
【2006. 04. 27 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(4) | trackbacks(0) |
最後の江戸のかわせみ
平岩弓枝の人気時代劇シリーズ『御宿かわせみ』もいよいよ江戸大川端に別れを告げる。と言っても、もうご存知の方も多いであろうが、オール読物に断続的に連載されて、はや三十年を越えて、今回発売された第31巻目で一旦打ち切りとなり、この秋から再開される新しいかわせみは、明治文明開化の時代に舞台を移すという。

平岩弓枝『浮かれ黄蝶』(文藝春秋)

たしかにるいと東吾の忍ぶ恋からはじまったこの作品も、江戸情緒満点の明朗時代劇であるとともに、新しい捕物帳としても読めることが人気を呼び、息の長いシリーズとなった。そして多くの主人公たちが作者の手を離れて、生き生きと動き始めて、今や子供たちが活躍する挿話が増えつつあり、さながら大河小説の趣を呈していることは以前にも書いたことがある。

今回も表題作や「捨てられた娘」を読んでも、もう完全に麻太郎、源太郎、花世が主人公である。本作で江戸大川端のかわせみに名残を惜しみつつ、再開する新しいシリーズで成長した子供たち、そして明治の世のるいと東吾がどのように描かれるのかをも期待したい。
【2006. 04. 26 (水)】 author : 六条亭
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『演劇界の歌舞伎年鑑2006年版』の発売
歌舞伎ファンにはお馴染みの雑誌『演劇界』の別冊として、『演劇界の歌舞伎年鑑2006年版』が発売された(演劇出版社)。

昨平成十七年(2005年)の一年間の歌舞伎公演を、一月から十二月まで月を追って、三人の劇評家が評判記風に語る座談会が主となっている。資料として詳細な歌舞伎上演記録などがあり、一応は年鑑としての名に恥じない構成である。肝心の劇評家は、上村以和於、児玉竜一、水落潔の三氏で、語られている内容は例月の劇評から予想される通りのものが多く、新鮮味はないが、意外な裏話もあり、歌舞伎ファンは一度目を通しておくことをお薦めする。とくに各評者が勘三郎襲名などをはじめ毎月の舞台や役者について語っている評判記が、自分で実際に観た舞台感想とどこが違い、また同じかを比較しながら読むのも一興である。

しかし、この創刊から六十年以上経っている老舗の歌舞伎雑誌にして、初めての年鑑の発行とは驚きを通り越して、編集者の感覚を疑った。しかも、このような雑誌は新鮮さが売物であろうし、座談会も昨年の七月と十二月に行われているにもかかわらず、この四月という時期に発売とは、商売感覚がなさ過ぎる。これではどんなに良い内容であっても、売れ行きに影響するだろう。いくら何でも遅くても二月頃に発売するべきである。そして、自分が編集者なら(と言っても、類似の雑誌ではどこでもやっていることであるし、事実ネット上でも行われたが)、読者からのアンケート方式で昨年のベスト3〜10程度を募り、劇評家と読者の評判を比べてみる企画・特集するのが面白いと思うのだが…。

その他にも座談会に出る劇評家の人選や人数の問題、話題にしている舞台が東京偏重であることなど来年に向って改善して欲しい点は多々あるが、歌舞伎の年鑑としては初めての試みとして、来年以降発行を続けてもらうためにもそれなりの及第点は与えておきたい。
【2006. 04. 25 (火)】 author : 六条亭
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勘三郎襲名の巡業興行は芝居小屋行脚
土日の二日日間歌舞伎観劇で明け暮れていたので、やや遅まきながら次のニュースを取り上げる。

十八代目中村勘三郎の襲名興行は、この夏に行われる恒例の地方巡業では、ご本人のたっての希望で全国各地の芝居小屋行脚となることが発表された。通常このような地方巡業は、各地の県民会館など公立のホールで行われるが、今回はそれに加えて長期間の芝居小屋興行がもたれる。

サンケイスポーツ記事

同記事によると、次のような芝居小屋での公演日程になっていて、しかも、最後は中村姓にちなんで、名古屋市中村区で平成中村座として行うとのこと。

・康楽館 7月7〜9日
・東 座 7月22日
・明治座(岐阜県中津川市) 7月23日
・八千代座 7月25、26日
・嘉穂劇場 9月2、3日
・旧金毘羅大芝居 9月16〜18日
・内子座 9月20日
・相生座 9月23日
・名古屋 平成中村座 9月24〜27日

なお、昨23日コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談』南番の公演中、大詰への場面転換の際、来年七月に一昨年に続き平成中村座の二回目のニューヨーク公演が正式決定したと中村扇雀が言っていた。まだ演目は決まっていないようであるが、これはまた勘三郎襲名のお披露目を米国で行う意味もあるのであろうが、快挙である。
【2006. 04. 24 (月)】 author : 六条亭
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コクーン四谷怪談北番、南番通し観劇
今日は北番が楽日、南番が前楽です。当日券も殆ど立見にもかかわらず、多くの人たちが熱心に観劇していました。
北番は、初日に観た時よりも中身が濃く感じられ、観客の反応も良くなっていました。客席には蜷川幸雄、野田秀樹の顔も見えました。
まもなく南番が開演します。北番とどのように違うか?比較が楽しみです。
【2006. 04. 23 (日)】 author : 六条亭
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四月大歌舞伎昼の部
今日四月の歌舞伎座昼の部を観てきたが、六世歌右衛門の五年祭追善興行として、故人に由縁の演目を並べたようであるが、あまりに地味すぎて、一言で言えば、満足できなかった。

『狐と笛吹き』は、北条秀司の初歌舞伎作品で、久方ぶりの上演ということで、期待したが、主役の笛の楽人春方の梅玉は幻想的な物語にぴったりの哀愁を帯びた雰囲気で、良かったが、福助の狐の化身ともねが地声になったり、コメディ的になったりで、正直がっかりした。

雀右衛門の『高尾』は、身体の動きが少し不自由になっているので、動きのない踊りが選ばれたのだろうが、これは萩江節がもともとやや暗いので、観ている方もつらい舞踊であった。

坪内逍遥の『沓手鳥孤城落月』は、大阪夏の陣での豊臣家滅亡時の物語で、淀君の狂気錯乱が見所。芝翫の淀君は、さすがに貫禄はあるが、これまた観ている方は陰々滅々として楽しめない。国生の裸武者の頑張りは立派である。勘太郎の秀頼も、豊臣の御曹司としての大きさがある。

『関八州繋馬』でようやく開放感を味わった。主役の魁春は少し小粒であるが、如月姫実は小蜘蛛の精、実は土蜘蛛の精で襲名以来の好調振りを見せていた。菊五郎の源頼信の品格、仁左衛門の良門の力強さともに大きく、舞台に厚みをましていた。玉太郎が松江を襲名し、その長男が新しい玉太郎となったお披露目が劇中半ばの口上であり、吉右衛門、梅玉、そして祖父の東蔵とともに出ているのも微笑ましい。
【2006. 04. 22 (土)】 author : 六条亭
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ベルリン・フィルのヴァルトビューネ2005を視聴する
毎年6月に開催されるベルリン・フィル恒例のヴァルトビューネの野外音楽会2005年が3月にBS2で放送されたのを見逃していたので、大変残念に思っていたところ、幸いにも先日16日(日)のNHK教育テレビで放送された。題して「フレンチナイト」。もう国際的なオーケストラになっているベルリン・フィルだから別に驚くことではないけれども、大分以前に同じ題名でプレートルが指揮したヴァルトビューネの映像があって、さすがにフランス人指揮者がドイツのオーケストラを指揮しても、フランス音楽の粋が見事に音になっていたように覚えている。今回は音楽監督のラトル指揮だから、イギリス人指揮者がどのような演奏をしてくれるか?期待十分であった。録画していたものをようやく視聴した。

曲目は次の通り。
(1)ベルリオーズ『ローマの謝肉祭』
(2)ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』
(3)デュカス『魔法使いの弟子』
(4)プーランク『二台のピアノと管弦楽のための協奏曲』
(5)サンサーンス『動物の謝肉祭』
(6)ラヴェル『ボレロ』

アンコール曲目
 ラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲から全員の踊り
 リンケ『ドイツの風』

これは構成からして、フランス音楽の有名曲がずらりと並んでいて、壮観である。溌剌としたベルリオーズ、パユのフルート・ソロが魅惑的な『牧神の午後への前奏曲』、そして、メリハリの利いたデュカス。しかし、この日の主役はラベック姉妹であった。美人ピアニスト姉妹である二人は、最近レコーディングもなく、その演奏活動はあまり聞こえてこなかったが、プーランクの珍しい協奏曲と有名なサンサーンスの二曲で、十二分に観客を沸かせた。さすがに容色の衰え(?)はあるものの、オーケストラとともに楽しみながら、技巧の限りを尽くした音楽を聞かせてくれた。

ラヴェルの『ボレロ』は、締めにちょうど良い音楽で、とても盛り上がった。もう1曲ラヴェルのアンコールの後、恒例の『ドイツの風』では、ラトルはもう指揮をせず、大太鼓を叩いて、観客と団員たちと一体となって、この音楽会を楽しんでいた。相変わらず、野外音楽会の全体を映し出した映像が美しい。
【2006. 04. 21 (金)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(2) | trackbacks(0) |
ブログインフルエンス
ブログの影響度をを数値化して調べることができるサイトが、あちらこちらで評判になっているようである。次のサイトにブログのURLを入力すれば数値が出る。

bloginfluence

どのような数値になるのか、拙ブログも恐る恐る試してみた。結果は、


My influence
[1757.6]

とりあえず、みっともない数値にはならず安心したが、それではこの数値にどういう意味があり、評価になっているのか、今一つ分からない。ただ、万を超える評価数値になっているらしい人気ブログには、とてもとても及びはつかないが、主に歌舞伎を中心として拙ブログも多くのリンクを頂戴し、googleのランクも"3"になっていて、いくらか影響度があることが分かっただけでも、今後の継続更新の励みになるというものである。
【2006. 04. 20 (木)】 author : 六条亭
| 雑記 | comments(1) | trackbacks(0) |
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