徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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七月大歌舞伎千穐楽昼夜通し観劇
今日は七月大歌舞伎千穐楽を昼夜通しで観劇しました。

昼の部『義経千本桜』忠信篇は初日に観て以来でしたから、三幕を通しての海老蔵の充実ぶりと吉野山での玉三郎の静御前との息のあった美しい踊りが光っていました。やはり絵になる美男美女コンビです。

四の切での宙乗りも、鳥屋口からいつもの倍以上の花吹雪が吹き出されたように思われ、三階席に座っていた私もシャワーを浴びたような感じになりました。

夜の部についてはとくに大きく変わったところはなかったと思いますから、詳しい感想はまたあらためて。
【2008. 07. 31 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(9) | trackbacks(0) |
御園座 吉例顔見世の演目と配役の発表
本日付の歌舞伎美人に10月の御園座吉例の顔見世公演の演目と配役が発表になっていた。信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露が主であるが、坂田藤十郎が各地で踊ってきた喜寿記念の『京鹿子娘道成寺』をここでも披露する。とても喜寿とは思えない体力と驚嘆する。一昨日のサイン会で言っていた通り『天衣紛上野初花 河内山』で三津五郎さんが久しぶりに河内山宗俊を演じる。

御園座 第四十四回 吉例顔見世
信二郎改め 二代目中村錦之助襲名披露

【昼の部】

○ 『天満宮菜種御供』
   時平の七笑

藤原時平公……………我 當
判官代輝国……………進之介
菅原道真………………彦三郎

○ 坂田藤十郎喜寿記念
  『京鹿子娘道成寺』 道行より押戻しまで

白拍子花子……………藤十郎
所化阿面坊……………扇 雀
大館左馬五郎照剛……翫 雀

○ 『祗園祭礼信仰記 金閣寺』

此下東吉後に真柴久吉……信二郎改め錦之助
雪姫…………………………時 蔵
十河軍平実は佐藤正清……彦三郎
狩野之介直信………………秀太郎
松永大膳……………………三津五郎


【夜の部】

○ 『鶴亀』

女帝……………………時 蔵
鶴………………………梅 枝
亀………………………萬太郎

○ 『修禅寺物語』

夜叉王…………………富十郎
源頼家…… 信二郎改め錦之助
春彦……………………翫 雀
妹娘楓…………………扇 雀
姉娘桂…………………時 蔵

○ 『天衣紛上野初花 河内山』 質見世より玄関先まで

河内山宗俊……………三津五郎
松江出雲守……………信二郎改め錦之助
和泉屋清兵衛…………彦三郎
家老高木小左衛門……我 當

○ 上 『藤娘』

  藤の精……………扇 雀

  下 『供奴』
  奴駒平……………翫 雀

平成20年10月1日(水)〜25日(土)

料金(税込み)
一等席 21,000円
二等席 13,000円
三等席  7,000円
特別席 23,000円

【2008. 07. 30 (水)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』サイン会
坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ

本日紀伊国屋書店本店で開催された『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』のサイン会に行って来た。会場が小ぶりなことと三津五郎さんの気さくな人柄が反映してか、ご本人と参加者が気軽にいろいろ話をしながらのとてもアットホーム感じのサイン会だった。サインも達筆。私がお話したのは、概略次のようなことである。

私「曽祖父の七代目さんの舞台を子供の時に拝見していますから、四代続いて拝見していることになります」
三津五郎さん「ありがとうございます。巳之助をいれれば五代ですね」
私「巳之助さんは今度の納涼歌舞伎第三部『紅葉狩』の山神が楽しみですね」
三津五郎さん「毎日一生懸命稽古しています」

帰りに電車の中でこの本をひもといてみたら、第2章「踊りの家の生まれて」で『紅葉狩』の山神に触れた箇所がちゃんとありました。

義太夫の地で、神楽を足拍子で賑やかに踊って、気持がよいのですが、ただ、すかっときれいに踊るのではいけません。『紅葉狩』自体が持つちょっとグロテスクな味わいを出していきたいものです。地が義太夫だけに、ちょっともったりとした重量感もほしい。きれいな形を連続して踊っていくのではなくて、ひとつの踊りを演じるのだという気持で、自分自身を演出していかなければいけません。

う〜ん、なるほどと思わせる。巳之助さんも三津五郎さんの厳しい指導をえて、納涼歌舞伎の舞台の成果が楽しみである。この第2章は今までの歌舞伎関係の本にはない歌舞伎舞踊の踊り手としての視点から書かれた新鮮な解説が多い。本書の前書きで三津五郎さんは「歌舞伎を観始めてひと通り知った上でさらに奥深い世界へと導ける、中級者を対象とした本を出したいとの出版元の要望を受けて、まとめた」とあります。詳細な内容紹介は下記の岩波書店のリンクをご参照下さい。

坂東三津五郎/長谷部浩編『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』(岩波書店)

【2008. 07. 28 (月)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(4) | trackbacks(0) |
アバド&カルミニョーラ『モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集』
アバド&カルミニョーラ

アバドが若い演奏家たちで構成されるモーツァルト管弦楽団とはじめてピリオド楽器で演奏したモーツァルトの『ヴァイオリン協奏曲全集』である。独奏者は、イタリアのジュリアーノ・カルミニョーラ。彼の演奏ははじめて聴いたが、きわめてやわらかで心地よい肌ざわりのヴァイオリン独奏である。とてもピリオド楽器とは思えない。有名な第5番「トルコ風」なども今までの演奏とは異なっていて、カルミニョーラ風とも言うべき旋律である。

アバドがこれまたカルミニョーラ独奏をよく立てて、溌剌とした若さが全編に横溢する見事な伴奏を聴かせる。う〜ん、今年75歳を迎えた指揮者とはとても思えない。やはりアバドは、凄い指揮者だ。

JUGEMテーマ:音楽
【2008. 07. 27 (日)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(0) | trackbacks(0) |
新橋演舞場新秋九月大歌舞伎の追加配役
少し気が付くのが遅れたが、新橋演舞場の新秋九月大歌舞伎の追加配役が新しいチラシとともに歌舞伎美人にアップされているので、メモ代わりに再度書いておく。追加配役は太字で表示。昼夜で若手の松也、梅枝が活躍しているのが嬉しい。

新橋演舞場 新秋九月大歌舞伎

【昼の部】

○ 源平布引滝
  義賢最期
  竹生島遊覧
  実盛物語

木曽義賢/斎藤実盛…………海老蔵
下部折平実は多田蔵人……権十郎
小万…………………………門之助
瀬尾十郎……………………市 蔵
葵御前………………………松 也
待宵姫………………………梅 枝
進野次郎……………………男女蔵
小よし………………………右之助
九郎助………………………家 橘
平宗盛………………………友右衛門

○ 枕獅子
傾城弥生後に獅子の精………時 蔵
禿たより……………………松 也
禿ゆかり……………………梅 枝


【夜の部】

○ 加賀見山旧錦絵
  序 幕 営中試合の場
  二幕目 奥殿草履打の場
  三幕目 長局尾上部屋の場
      塀外烏啼の場
      元の長局尾上部屋の場
  四幕目 奥庭仕返しの場

中老尾上……時 蔵
召使お初……亀治郎
庵崎求女……松 也
息女大姫……梅 枝
剣沢弾正……團 蔵
局岩藤………海老蔵

○ 色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
  かさね

かさね………亀治郎
与右衛門……海老蔵

【2008. 07. 26 (土)】 author : 六条亭
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ガーディナーのブラームス・プロジェクト始動
J・S・ガーディナーについては何回か拙ブログでも取り上げている(「卓越した指揮者ガーディナー」など)が、今回ガーディナー自らが運営するモンテヴェルディ・プロダクションズのレーベル「ソリ・デオ・グローリア」でリリース中の「バッハのカンタータ巡礼」に引き続き、ブラームス・プロジェクトがスタートする。2007年秋から向こう2年間にわたり実演と並行して4つのシンフォニーのほかに、主要な合唱作品を録音してゆくというもののようで、演奏はもちろん手兵のオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(ORR)とモンテヴェルディ合唱団である。

ガーディナー/ブラームス・プロジェクト

ガーディナーのブラームスは過去に「ドイツ・レクイエム」があっただけでその他の作品はまったく録音されていないはずであるから、今回のプロジェクトへの期待は大きい。しかも、第1弾の組み合わせも交響曲第1番に加えて「運命の歌」「埋葬の歌」にさらにメンデルスゾーンの曲もあるなど大変個性的である。

【2008. 07. 25 (金)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(0) | trackbacks(0) |
アクセス・カウンターの不具合について
いつも拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

平成18年7月から右サイドバーに設置いたしておりますアクセス・カウンターは皆さまからの拙ブログへのアクセス状況を一週間単位で表示できるタイプです(NINJA TOOLSからレンタル)。ところが本日障害が発生し、せっかくアクセスいただいたデータが0時〜20時40分まで間消失しております。また、それが影響してマウスオーバー時に表示されるアクセス数レポートの今週分の数値がすべて「0」表示となってしまっております。

幸い昨日までの累積アクセス数は消失しておりませんので、アクセス・カウンターの数値は本日分を除き、正常にカウントされております。とりあえずお知らせまで。

JUGEMテーマ:日記・一般
【2008. 07. 25 (金)】 author : 六条亭
| お知らせ | comments(2) | trackbacks(0) |
国立劇場十二月歌舞伎公演は菊五郎劇団の通し狂言
今日は急に時間が空いたので予定外で国立劇場の歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』を観に行ったが、その感想は追って書くとして、観劇後に観劇のお仲間から十二月の国立劇場公演がHPにアップされているとのお知らせをいただいた。早速HPを調べてみると、ありました。菊五郎を中心にした通し狂言が発表されていた。

十二月歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記(とおやまざくらてんぽうにっき)」

竹柴其水=作、尾上菊五郎=監修、国立劇場文芸課=補綴とあるのみで詳細は不明であるが、外題から推定して遠山の金さんが主人公であろうか。もちろん、まだチラシも国立劇場には置いていなかった。最近は間菊五郎劇団による復活通し狂言が国立劇場の初春公演の定番になっていたが、それが何らかの事情で十二月に繰り上がったことにより来年はないのであろう。毎年の初春公演を楽しみにしていたから、少し残念である。

【2008. 07. 24 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
『わが魂は輝く水なり』のテレビ放送予定
NHKの芸術劇場のサイトは最近更新が遅く、やや不親切である。今週の25日金曜日に放送される『青砥稿花紅彩画〜白浪五人男〜』もとうとうアップされないままになってしまった。幸いテレビガイド誌の通り放送されるから、いいけれども。念のため再度書いておきます。

劇場への招待 『青砥稿花紅彩画〜白浪五人男〜』
NHK教育/デジタ教育
7月25日(金)23時〜翌26日1時55分まで(全175分)

ところで私は観劇できなかったが、五月にシアターコクーンで上演された野村萬斎と尾上菊之助主演の『わが魂は輝く水なり』が8月8日(金)に放送される。

これからの放送予定 『わが魂は輝く水なり』
NHK教育/デジタ教育
8月8日(金)22時30分〜翌9日0時45分
(収録日も放送時間も矛盾した内容になっているから、直前に再確認が必要のようである。NHKにも困ったものである。)

JUGEMテーマ:日記・一般
【2008. 07. 23 (水)】 author : 六条亭
| お知らせ | comments(0) | trackbacks(0) |
『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』刊行記念サイン会
既に他の歌舞伎系ブロガーさんがアップしているが、先般刊行予定として取り上げた『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』(岩波書店 7月25日発売予定)の刊行記念のサイン会が、東京新宿の紀伊国屋書店本店で次のように開催される(紀伊国屋書店のHPより)。

■日時 7月28日(月) 18:00〜19:00
■会場 紀伊國屋書店新宿本店9F特設会場
■参加方法 ◎紀伊國屋書店新宿本店1階文学カウンターにて『坂東三津五郎 歌舞伎の愉しみ』(岩波書店、税込1,995円、7月25日発売予定)をお買い上げの先着100名様に整理券を配布いたします。(お電話でのお申込みもお受けいたします。イベント開催までに代金をお支払いいただき、整理券をお受け取りください。)
尚、書籍はサイン会当日のお渡しとなります。
■お問合せ 03-3354-0131(10:00〜21:00)

この本は是非購入したいと思っていたので、それならサイン本の方が、と行く気持ち満々であるが、果たして整理券が残っているだろうか…?

【2008. 07. 22 (火)】 author : 六条亭
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