徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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納涼歌舞伎のまとめと九月の観劇予定
ここのところ雨雲の動きが活発で、毎日ゲリラ的な集中豪雨が頻発している。一昨日はその影響もあって、JR・私鉄ともにダイヤが大幅に乱れ、私も外出からの帰宅途中で電車が不通になり、大きく迂回して帰らざるを得なかった。

今年の納涼歌舞伎は、既に書いたように期待した演目がいささか期待はずれで、逆にそれほど期待していなかった演目が期待以上だったという結果になった。そのなかでも、三部とも出演し、四つの異なった役をきっちりと演じ分けて、たしかな手応えのある演技を見せた三津五郎のうまさが一段と光っていた。第一部の『女暫』の稚気一杯の手塚太郎、手強い地回りであるが、亀蔵と絶妙の踊りを見せた『らくだ』、第二部『つばくろは帰る』の江戸っ子の情があって粋な大工の棟梁、第三部『野田版 愛陀姫』の原作のアモナズロを思わせる謀将織田信秀、どれをとっても素晴らしかった。

さて、今日で八月も終わり、明日は早くも新橋演舞場の新秋九月大歌舞伎初日の幕が開く。歌舞伎座と初日が一日ずれているので、九月は初日と千穐楽の観劇ばかりの予定となっている(苦笑)。しかも、すべて三階席である。

○ 一日 新橋演舞場 初日夜の部
○ 二日 歌舞伎座 初日昼の部
○ 六日 新橋演舞場 昼の部
      歌舞伎座 夜の部
○ 二十五日 新橋演舞場 千穐楽昼夜通し
○ 二十六日 歌舞伎座 千穐楽昼の部

【2008. 08. 31 (日)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
玉三郎12年ぶりのCMで小林麻央と共演
みゆみゆさんのところ(みゆみゆの徒然日記)で教えてもらいました。玉三郎さんが12年ぶりのCM出演です。撮影風景の写真を見ると、和服姿がさすがにきまっています。POLAの9月1日からの放送分からだそうですから、POLA提供の番組は要チェックです。

玉三郎12年ぶりのCMで小林麻央と共演

【補記】ニュース各紙では、次のように報道されているので、補記します。
「自然(B.A)」篇と「憧れ(B.A)」篇の2本のCMは、9月1日から全国で放映開始。また、同CMロングバージョン「Web限定スペシャルインタビュー」は、POLAホームページでも9月中旬より順次公開される。

さらに補記。次のリンクでCMの動画も見ることができます(期間限定かもしれませんが)。

GyaOニュース 芸能ニュース

【2008. 08. 30 (土)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(14) | trackbacks(0) |
『紅葉狩』『野田版 愛陀姫』−納涼歌舞伎第三部千穐楽の感想
納涼歌舞伎千穐楽の感想はまず第三部から。

全体としては残念ながら初日の感想を大きく変えるようなものではなかったことをお断りしたい。なお、『野田版 愛陀姫』はヴェルディの歌劇『アイーダ』を少なからず観て、聴いており、愛好する立場の人間としてこの作品に対するまとめを書いたものであることも書き添えておきたい。

『紅葉狩』

勘太郎の更科姫は当初こちらの期待が大きすぎたのかもしれない(彼はその期待に十分応えることができる実力ある若手役者であると思うことには変わりはない)が、どうも体の線に硬さが抜けず、踊りにもどこか潤いに欠ける。彼の踊りは若手の中でも抜群のうまさを今まで感じていたから、こんなはずではないのだが、と思っているうちに鬼女に変わってしまった。扇の扱いもこの日もひやりとさせる場面があった。再演する時までさらに精進して欲しいものである。

巳之助の山神は踊りそのものにだいぶ切れが出てきていたが、台詞の高音部に難があるのは何とか改善してもらいたいものである。橋之助の平維茂は、まずは安定した手堅い出来に仕上がっていたから、幕切れの鬼女と維茂の二人は見所十分の絵になっていたと思う。

『野田版 愛陀姫』

さて問題の『野田版 愛陀姫』、オペラの『アイーダ』をご覧になっていない方がどのような感想を持たれたのかが関心のあるところであるが、私としては次のいくつかの点でこの作品を歌舞伎の新作としては評価することは出来ない点には変わりがない(初日の感想は、こちら)。ただ、これはあくまで野田秀樹の才能をもっといい方向で発揮してもらいたいがゆえの苦言であるから、勘三郎と組んでの次回の新作の時は是非再考して欲しいものである。

(1)まず明らかにヴェルディの歌劇『アイーダ』に題材を取っているにもかかわらず、作曲者ヴェルディとイタリア語台本を書いたギスランツォーニの『アイーダ』よりという断りが書いてなく、あたかも野田秀樹作という表示は理解しがたい。台詞の多くの部分を直訳体に近い言葉で原作をそのまま使っているのだから、これはおかしなことである。いくら昔の歌舞伎が多くの先行作品からの書き替えであったにしても、これはイタリアの、そしてオペラの代表的作曲家の代表作の一つである。マナー違反と言われても言い過ぎではないであろう。現に蜷川幸雄がシェークスピアの『十二夜』を『NINAGAWA 十二夜』として歌舞伎の演出をした時は、原作者と訳者小田島雄志の名前がしっかりと謳ってあった。また自身『野田版 研辰の討たれ』を書いたときに、木村錦花作、平田兼三郎脚色としてあったのを忘れてしまったのだろうか?(平成十七年五月のチラシ

(2)上記に関係するが、原作のオペラの台詞はそんなに多くはないのだが、そのアリアも含めて原作の台詞をどうしてあのように早口の説明調で、絶叫させるのか?もともと歌舞伎の台詞も同じく多くはないが、役者の腹芸で膨らませているから、溜めができ、舞台が大きくなる。この演出では濃姫、愛陀姫、木村駄目助左衛門ともに役としての造形が浅い感を免れない。もっとじっくりとした台詞のやりとりをさせるべきではないか。脇台詞も効果的ではなく、逆に落ち着いて台詞を味わうことを阻害している。このあたりはオペラと歌舞伎の演劇構造上の違いであり、脇台詞は歌舞伎には似合わない。

(3)偽祈祷師の二人の部分は、彼らがインチキだったものが次第次第に人間たちの表情を読み取ることによりその望むような託宣をできるようになるという点は、人間の怖さ、弱さを抉り出していて野田秀樹の創作としては面白い。しかし、この偽祈祷師の部分が、そもそも美濃の斉藤家と尾張の織田家の争いとその渦中にある若者たちの愛の悲劇とどう関連するのか理解できない。悲劇と喜劇が隣り合わせであることは間違いないが、とくに前半の偽祈祷師の部分は喜劇的要素が強過ぎて、違和感がある。つまりこの偽祈祷師の部分は、『野田版 愛陀姫』の主題を曖昧にしてしまっていると考える。ましてやこれが濃姫が織田家に嫁ぐからとつじつまあわせをしていても、歴史劇になっているとは到底思えない。なお、蛇足ながら「ラダメス」の名前を入れようとしたにしても木村駄目助左衛門とう名前はありえない名前であり、お遊びが過ぎ、これまた作品を軽いものにしてしまっている。

(4)音楽の部分にも統一感と歌舞伎らしさが感じられなかった。邦楽器で『アイーダ』を音楽を演奏するのみでは限界があり、ヴァイオリンやトランペットまで動員したのはやむを得ないとしても、すべてテープというのは歌舞伎座での歌舞伎上演としてはいかがなものか。また、すでに書いたことと繰り返しになるが、多くの部分にヴェルディの原曲をアレンジしたものを使いながら、幕切れの音楽がいきなりマーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」になるのは統一感がないと感じられた。推量するに濃姫が木村駄目助左衛門への慕情を持ちながらも尾張の信長に嫁ぐ心情を表すためだだろうと思うが、ここは原曲に哀愁を帯びた「さらば大地よ」という素晴らしい音楽があるのだから、それを使って欲しかった。

(5)装置、衣裳なども『アイーダ』を意識するあまり、金ぴかの趣味の悪さと統一感のなさは私としてはまったく趣味に合わなった。野田版と言うなら、かえって原作を離れた装置を工夫すべきだったと思う。幕切れの上部の濃姫と死に行く石牢の二人という二層構造の装置はオペラではあまりにも使われ過ぎていて、陳腐といっていいほどのものである。

(6)その他歌舞伎として観た場合、つけ打ちがほとんど使われず、使われた場面も必ずしもつけ打ち本来の効果は出ていなかった。また花道がまったくといいほど使われていなかったのは演出として疑問がある。さらに凱旋行進曲の場面の原作のバレエの部分にあたるところが民衆の盆踊り程度でしかなく、見せ場にもなっていなかったのはもう少し何とかならなかったのだろうかと思う。

最後に役者たちの演技に触れておかなくては感想として片手落ちであろう。勘三郎の濃姫は、愛と嫉妬に苦しむ姫という設定のこの役を、初日に比べれば歌舞伎の女形としての役にかなり近づけた点は評価できる。しかし、台詞の多さにはさすがに勘三郎も難渋している部分も散見され、聞かせどころは幕切れの尾張に嫁ぐ場面のみであった。

題名役(タイトルロール)の七之助の愛陀姫は、苦労しているものの初日に比べると一番台詞が自分の役としての言葉となっていたから、悲劇のヒロインに相応しい。対する橋之助は前半は上記のように名前で損をしており、若き武将の雄々しさに不足する。しかし、後半の愛陀姫と父信秀を助けて罪に服するあたりは潔く恋に殉ずる一途さがよく出ていた。彌十郎の斉藤道三は偽祈祷師の託宣にすべてをまかす暗愚な領主でしかなく、少々気の毒な役。三津五郎の織田信秀は今回も一人卓抜な台詞術で謀将としての鋭さも見せ、原作のアモナズロを髣髴とさせる素晴らしさだった。

偽祈祷師の福助、扇雀は演出の意図にはそっているのだろうが、やり過ぎの部分も感じられ、少々くどい気がした。また二人とも声が荒れていたのはこの役で普段使わないような声の出し方をしていたためだろうか?

【2008. 08. 29 (金)】 author : 六条亭
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仁左衛門、勘三郎が語る十月平成中村座記者懇親会
既にニュース等で報道されているが、拙ブログでは取り上げていなかった「仁左衛門、勘三郎が語る十月平成中村座」の記者懇親会の模様が歌舞伎美人にアップされているので、下記にリンクをはっておく。仁左衛門と勘三郎の祖先が江戸の中村座で共演したゆかりの『仮名手本忠臣蔵』を、全十一段のうち十段目を除き四つのプログラムに分けて一挙に通し上演する意気込みがひしひしと伝わってくる内容である。

仁左衛門、勘三郎が語る十月平成中村座

平成中村座は五年前の公演で仮設小屋での歌舞伎公演の魅力を存分に味わったから、今回も観劇することは早々と決めていても、いかんせんチケット代が歌舞伎座などより高価である。だから、普通ならすぐ決められる予約希望内容も直前までああでもない、こうでもないと珍しく悩んでしまった。結局歌舞伎会での先行予約も記者懇親会の意気込みに煽られた訳でもないが、Webでの予約をするためにPCの前に座ったら半分やけくその勢い(冗談ですが)で、A、B、Cの三プログラムのチケットを押さえてしまった。しかし、週末を狙ったわりには予約はスムーズに希望通りの日にち、梅席を押さえることができた。なお、明日29日(金)から一般発売の予約が開始される。

【2008. 08. 28 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(4) | trackbacks(0) |
納涼歌舞伎千穐楽第二、三部観劇
200808271433000.jpg
ようやく晴れ間が見えた今日の千穐楽。第二部と第三を続けて観劇です。
【2008. 08. 27 (水)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(4) | trackbacks(0) |
宮尾登美子『錦』を読む
評価:
宮尾 登美子
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¥ 1,890
(2008-06)
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Amazonおすすめ度:
著者初?の男性が主人公作品
宮尾作品に珍しい男性が主人公
待望の宮尾登美子の新作長編。錦織に憑かれた男を主人公にしたもので、作者としては珍しい部類の作品である。作者があとがきで語っているように「龍村の帯」というのは女性の憧れの的であり、その帯を血のにじむような辛苦の末生み出した龍村平蔵(作品では菱村吉蔵)の苦闘の半世紀を描くことが主題となっているから、芸道ものの範疇に入れていいものだろう。

丁稚からはじめて若くして織物工場を持った主人公は、その持ち前の性格から一旦うちこむと脇目もふらず工夫をして、新しく画期的な織物を次から次へと作りだしてゆく。それらは多くの実用新案登録をするまでになる。しかし、その職人気質は企業としての経営はなかなか両立せず苦労するが、そこへ持ち込まれた橋田家(加賀前田家と思われる)からの名物裂の復元にはじまり、法隆寺の御戸帳、そして正倉院の琵琶袋と立て続けに貴重な仕事を委嘱され、美術工芸家としての名声は上がってゆく。しかし、その道のりは平坦ではなく、とり憑かれたように仕事に邁進する彼は波状的に神経を病む。主人公の妻、芸者上がりながらもつつましく薄命な妾、そして公私共に蔭から支えるお仙という三人の女たちのそれぞれの生き方がまるで織物のように絡み合う。とりわけこのお仙が、作者好みの耐えながらも愛する男のために強く生きる女を精彩ある筆致で描き出し、もう一人の主人公の趣きがある。

宮尾文学の真骨頂である独特の語り物のような文体は健在で、一度その世界に身を浸すと心地よく読み耽ることが出来る。まして今回は織物美術の世界である。作者が紡ぎ出す古代日本と中国の美術工芸品の世界を、美しき日本語でただ堪能するだけでさらに贅沢な気分を味わう事ができるのである。

JUGEMテーマ:読書
【2008. 08. 25 (月)】 author : 六条亭
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佐野眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』を読む
前作『阿片王』(その感想は、こちら)に続き、「満州の夜と霧」の第二部として位置づけられる本作品は、関東大震災時の大杉栄一家殺しで現代史に名を残す甘粕正彦の生涯を膨大な歴史的資料と新発見の事実と証言で綴ったノンフィクションである。

関東大震災当時一憲兵だった甘粕が、なぜ主義者殺しの烙印を押されるようなテロを行ったのかは昔から疑問を持っていた。しかも、彼は満洲帝国設立から満洲に関係し、敗戦で毒を仰ぐまで満洲映画の理事長として辣腕を揮う(ちなみに、満映と言われたこの会社から内田吐夢はじめ多くの東映へつながる人脈があるのは興味深い)。その当時の甘粕を慕う人間も多いという。

指揮命令系統の厳格な軍隊、くわえてその警察たる憲兵が自分の一存でテロを行うことはありえないことが本書の資料や証言で分かる。さらに本書では従来謎とされていた殺人の状況も新発見の鑑定書により甘粕個人でなしたことは考えられず、陸軍自体が組織的に絡んでいたことが推理される。軍法会議での判決を受けて軍籍剥奪のうえ服役したものの、短期間で出所して、その後フランスへ渡航したのも陸軍の方針により費用が出たことは間違いないであろう。つまり、彼は陸軍上層部の意向を受けて実行し、一人で罪をかぶり、以降この事件についてまったく沈黙したままなのである。

そこには近代的合理精神の持ち主でありながら、熱烈な天皇崇拝者であった一個の明治生まれの男の屈折した生き様なのである。軍人としての道がなくなった彼は、満洲にわたり謀略によってかの地で名を成す。満洲の闇の帝王と呼ばれた。しかし、本書でも多くの証言をもとにしているが、甘粕の人間像は逆に謎めいてくるばかりである。その点でも本書が労作であることを認めるのはやぶさかではないが、評伝としてみると角田房子の『甘粕大尉』増補改訂(ちくま文庫)の方が、当時入手できる範囲の資料と証言によって、私利私欲がなく、自分の信じた道に徹して生きた男(もちろん、現在では批判の対象となることは言うまでもないが)の姿をくっきりと描き出しているように思う。関心のある方は両書を読み比べて見て欲しい。

佐野眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)

角田房子の『甘粕大尉』増補改訂(ちくま文庫)

JUGEMテーマ:読書
【2008. 08. 24 (日)】 author : 六条亭
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十月国立劇場歌舞伎公演『大老』の記者会見
十月も歌舞伎ファンは大忙しであるが、国立劇場の十月公演は北條秀司十三回忌追善で、北條秀司作『大老』である。井伊直弼を描いた『井伊大老』をもとに、反井伊派にもスポットを当て幕末の日本の動乱期の人間像を描いたものだという。少し地味であるが、「上演時間5時間以上の大作を今回は井伊直弼と水戸の攘夷派に焦点を絞って凝縮した形で上演したい」という演出の織田紘二や吉右衛門をはじめ出演する役者の語っていることを読むと、この公演も見逃せないように思う。

十月歌舞伎公演『大老』記者会見

【2008. 08. 22 (金)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(6) | trackbacks(0) |
『東急の駅 今昔・昭和の面影』を読む
評価:
宮田 道一
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(2008-08-07)
Amazonランキング: 56160位
JTBパブリッシングが力を入れているキャンブックスの鉄道関係のビジュアル本。今回は東京急行電鉄の駅120駅を中心に、貴重な写真などでその今昔の風景を紹介したものである。著者の宮田道一氏は東京急行電鉄の勤務した方で、多くの鉄道関係の著書がある。

私は生まれも育ちも東京急行電鉄沿線であり、とくに今は田園都市線として生まれ変わった玉電はその廃止まで長く乗り続けてきた。だから、この本にはペコチャンの愛称で親しまれた有名な200型や東横線で活躍した名車500系アオガエルなど懐かしい車輌が、昭和20〜40年代当時の個性ある駅舎とともに紹介されていて、現在と比較することが出来るから、まさに東急ファンには垂涎の写真集である。その他往時の路線図、田中稔氏の鉄道風景スケッチや乗車券コレクションなども掲載されているのも見逃せない。

なお、田園都市線市が尾駅の項で説明されているように、佐藤春夫の名作『田園の憂鬱』は、当時の神奈川県都築郡中里村字鉄(くろがね)、現在の横浜市青葉区鉄町を舞台にしたもので、市が尾駅から横浜上麻生道路の旧道を柿生方面に行った道路わきにその文学碑が建てられている。当時はまったくの田園地帯であったろう。今では当然ながら住宅地であるが、近くに鶴見川、T学園もあり、かろうじて自然が残っている。しかし、この文学碑の背後はこれから建築予定なのであろうか、無粋な囲いになっている。

田園の憂鬱の碑

JUGEMテーマ:読書
【2008. 08. 20 (水)】 author : 六条亭
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十一月新橋演舞場の花形歌舞伎
歌舞伎美人に十一月新橋演舞場の若手花形歌舞伎の出演者と公演日程のみがアップされている。出演の若手役者はかねて出ていた情報通りであるが、演目はまだ調整中なのであろうか?この顔合わせなら演目も期待できるので、早く発表して欲しいものである。それにしても、海老蔵はこれで今年新橋演舞場に三回目の出演である。

十一月新橋演舞場 若手歌舞伎

平成20年11月1日(土)初日〜25日(火)千穐楽
出演
  尾上 松 緑
  尾上 菊之助
  市川 海老蔵
  片岡 愛之助
  中村 獅 童

【2008. 08. 20 (水)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(15) | trackbacks(0) |
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