徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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ドゥダメルのジルヴェスターコンサート2010
風邪により更新が中断しました。まだ完全復帰ではありませんので、簡単な記事の更新です。

BShiではすでに放送済みであり、BS2では2月7日(月)【6日(日)深夜】午前0:40〜午前5:00(260分)のはじめに放送予定のドゥダメル指揮ベルリン・フィルによるジルヴェスターコンサート2010のDVDを放送に先立って視聴しました。

プレミアムシアター

ジルヴェスター・コンサート2010 ドゥダメル&ベルリン・フィル、ガランチャ

まずもって今もっとも世界中ひっぱりだこでであるドゥダメルが、人気のみではなく実力も十二分に兼ね備えた指揮者であることを証明したコンサートです。溌剌としていて、情熱がほとばしるようなベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」、オリエンタル情緒満点のサン・サーンスの歌劇「サムソンとデリラ”から バッカナール」など最初の数曲でその魅力を存分に味わうことができます。

ガランチャの歌との相性も抜群です。歌劇「カルメン」などもガランチャが得意としていますから、聴き応え十分です。NHKの番組表から収録曲を引用しておきます。

「序曲“ローマの謝肉祭” 作品9」   (ベルリオーズ作曲)
                              
「劇的物語“ファウストのごう罰”から            
     ロマンス“燃える恋の思いに”」(ベルリオーズ作曲)
                              
「歌劇“サムソンとデリラ”から バッカナール」       
                  (サン・サーンス作曲)
                              
「歌劇“サムソンとデリラ”から あなたの声に心は開く」   
                  (サン・サーンス作曲)
                              
「歌劇“カルメン”から」          (ビゼー作曲)
 1.前奏曲                        
 2.ハバネラ“恋は野の鳥”                
 3.第3幕への間奏曲                   
 4.セギディーリャ“セビリアのとりでの近くに”      
 5.第4幕への間奏曲                   
 6.ロマの歌“にぎやかな楽の調べ”            
                              
「バレエ組曲“三角帽子” 第2部」    (ファリャ作曲)
 1.近所の人たち                     
 2.粉屋の踊り                      
 3.終幕の踊り                      
                        
【アンコール】
                              
「サルスエラ“セベデーオの娘たち”から ろう獄の歌」    
                     (チャピ作曲)

「歌劇“はかない人生”から スペイン舞曲 第1番」     
                    (ファリャ作曲)
                              
「グラナダ」                (ララ作曲)
                              
(メゾ・ソプラノ)エリーナ・ガランチャ
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)グスターボ・ドゥダメル
                              
   〜ドイツ ベルリン・フィルハーモニーホールで収録〜 

JUGEMテーマ:音楽
【2011. 01. 30 (日)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(4) | trackbacks(0) |
国立劇場の千穐楽観劇、のはずが
今日は国立劇場の初春大歌舞伎『四天王御江戸鏑』の千穐楽。

チケットを押さえてあり観劇の予定でしたが、昨日からの風邪のため今日の観劇は断念しました。音羽屋さんの楽日はお遊びがあって楽しみにしていましたから、残念に思うとともに急なこととはいえ席に穴を開けてしまい、一ヶ月間頑張ってきた役者さんたちに申し訳なく思っています。

今日の千穐楽を観劇された方、コメントで様子をお知らせくださればありがたいと存じます。
【2011. 01. 27 (木)】 author : 六条亭
| 日記 | comments(4) | trackbacks(0) |
新橋演舞場 壽 初春大歌舞伎雑感(その二)
新橋演舞場壽初春大歌舞伎の雑感は、昼の部『御摂勧進帳』と夜の部『浮世柄比翼稲妻』を残していた。

『御摂勧進帳』

言うまでもなく、『勧進帳』と同じ題材を扱っているが、こちらの方が歌舞伎としてはより古風で大らかである。それは弁慶の扮装自体に現れていて、毬栗頭で紅の隈取の荒法師である。その弁慶が番卒たちの首を天水桶に投げ込み、二本の金剛杖で芋を洗うように掻き回すことから、通称『芋洗い勧進帳』とも呼ばれる。

久しぶりの上演を観ていても、歌舞伎狂言として、またドラマとしての完成度は『勧進帳』にはるかに及ばず、緊迫感に欠ける。要は初春狂言としてその荒事の大らかさを楽しめればよいのであろう。

橋之助の弁慶は見た目にも取り立てて不満はないが、車輪になると口跡がややうるさく感じられる点が難点であろう。歌六の富樫左衛門がきりりとした捌き役で、爽快な印象を受ける。彌十郎の斎藤次祐家はやや惰性に流れる。

『浮世柄比翼稲妻』

今回は浅草鳥越山三浪宅の場と吉原仲之町の場−「伊勢競曲輪鞘當」の二場の上演である。平成16年1月の国立劇場での上演をほぼ同じ三津五郎、福助などの配役で観ているが、当時の感想を読み直してみても序幕「鎌倉初瀬寺の場」がないためもあろうが、鶴屋南北の作劇の面白さを十全に味わえたとは言い難い。

三津五郎の山三が陋屋に住む品のある浪人にはぴったりであるのだが、浮世離れしていて、世俗を超越している部分が十分に伝わってこない。意外に三津五郎の芸風にはニンではない役かもしれない。

福助の三役は、お国が山三を恋い慕い、甲斐甲斐しく世話をする下女になっている点は買うが、時々顔の表情で演技するところは再考の余地あり。葛城太夫は傾城の大きさが出ていた。留め女は一通り。

彌十郎の又平は悪党らしいふてぶてしさに不足していると感じた。橋之助の不破伴左衛門は山三との対比からもさらに手強く、荒々しさが欲しいところである。

【2011. 01. 25 (火)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
ミラノ・スカラ座&ゲオルギュー『椿姫』の超廉価盤ブルーレイ
クラシック音楽もオペラなどのDVDが相当程度普及するようになってきたと思ったら、早くもDVDと同時にブルーレイが発売されるケースが出てきている。音楽メディアの激しい変化には驚くばかりである。

そんなところへ超廉価盤のブルーレイ、歌劇『椿姫』が発売される。

ブルーレイ盤 『椿姫』

この2007年7月にミラノ・スカラ座で収録されたヴェルディ『椿姫』は、主役のヴィオレッタがすでに定評のあるゲオルギュー(S)で、共演はラモン・ヴァルガス、ロベルト・フロンターリなどである。また指揮者はやや重量感があるものの、ロリン・マゼール!先日NHKのBSでも放送されたばかりで、演出・装置などもごく正統的なものだった。

この映像がこの価格とは!しかも、大容量のブルーレイの特性を活かして、余白には発売元のアルトハウスのオペラ&バレエ26作品のハイライト・シーンが70分にわたって収録されているという。いよいよ地デジ化にあわせて、ブルーレイを導入することを検討せざるをえなくなってきた。

【2011. 01. 24 (月)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(0) | trackbacks(0) |
ル テアトル銀座 二月花形歌舞伎の配役の詳細
亀治郎と染五郎の主役二人のみの発表のままなかなか詳細な配役が発表されなかったル テアトル銀座の二月花形歌舞伎。ようやく歌舞伎美人にアップされた。歌舞伎美人の演目と配役は、こちら

秀太郎、彦三郎、秀調、錦吾、門之助、高麗蔵など実力派の脇役で固めている。

ル テアトル銀座
二月花形歌舞伎


【第一部】

猿之助四十八撰の内

於染久松色読販

お染の七役

お染/久松/竹川/小糸/
土手のお六/貞昌/お光 : 市川 亀治郎
鬼門の喜兵衛 : 市川 染五郎
髪結亀吉 : 坂東 亀三郎
船頭長吉 : 中村 亀 鶴
油屋多三郎 : 澤村 宗之助
女猿廻しお作 : 市川 笑 也
庵崎久作 : 市川 門之助
油屋太郎七 : 坂東 秀 調
山家屋清兵衛 : 大谷 友右衛門


【第二部】

女殺油地獄

河内屋与兵衛 : 市川 染五郎
お吉 : 市川 亀治郎
芸者小菊 : 市川 高麗蔵
小栗八弥 : 坂東 亀三郎
兄 太兵衛 : 中村 亀 鶴
妹 おかち : 澤村 宗之助
叔父 森右衛門 : 松本 錦 吾
豊嶋屋七左衛門 : 市川 門之助
父 徳兵衛 : 坂東 彦三郎
母 おさわ : 片岡 秀太郎

【2011. 01. 21 (金)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
坂東玉三郎特別公演千穐楽観劇
今日はルテアトル銀座の坂東玉三郎特別公演の千穐楽を観劇しました。

『女伊達』の狂言半ばの口上で玉三郎丈は、この公演を皆様のお蔭で無事盛況のうちに務め終えてほっとしたという心境を滲ませていました。

カーテンコールは二回あり、二回目は仮設花道へ出て満員の観客に御礼の挨拶をしていました。功一丈、松次郎丈はじめ名題下さんたちもこれにならって花道へ出たのは珍しいことだと思いました。二回目は観客総立ちのスタンディングオベーションとなりました。

なお、手拭い撒きではどなたが投げたかは分かりませんが、名題下さんが仮設花道へ出て遠くに投げた手拭いを幸運にもダイレクト・キャッチしましたので、こいつあ春から・・・。

1101玉三郎特別公演手拭い

【2011. 01. 20 (木)】 author : 六条亭
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新橋演舞場 壽 初春大歌舞伎雑感(その一)
十日に通し観劇した新橋演舞場壽 初春大歌舞伎について、演目の順番にこだわらず雑感として簡単にまとめます。

夜の部『寿式三番叟』は三日に急逝した富十郎が翁として鷹之資の附千歳と共演するおめでたい演目となったはずだった。しかし、もともと万が一を考えていたのであろうか、梅玉が翁を演じて貫禄を見せる。鷹之資がきりりと引き締まった踊りで、健気である。魁春の千歳、三津五郎の三番叟。三津五郎は緩急自在の踊りで、五穀豊穣を祈ってめでたく舞い納める。

幕が開くとセリで四人が登場する前に、大向こうから「天王寺屋!」の声が盛んにかかっていた。無念にもこの舞台に出演することなくして逝った富十郎を悼む鎮魂の掛け声と聞こえた。

昼の『寿曽我対面』は本来なら切りに持ってくる狂言ではないが、吉右衛門の工藤祐経、梅玉の十郎、三津五郎の五郎が揃い、ほかに芝雀、巳之助、歌昇、歌六なども手堅く、今月一番の充実した舞台となった。初役の吉右衛門は座頭の貫目といい、風格といい申し分ない出来。この工藤で舞台が一段と大きくなった。

梅玉は持ち前の柔らか味のある芸風が十郎によく似合い、品格も十分である。三津五郎は股を大きく割り、力強くもまた荒ぶる五郎になっていた。台詞回しも意図してやんちゃな子供のようにしているのが、この役に相応しい。

昼夜にわたり大活躍なのが團十郎である。昼の『妹背山婦女庭訓』での鱶七実は金輪五郎今国の豪放さと時代世話の明るさ、夜の『実盛物語』の情理兼ね備えた捌き、そして大らかさ、と二つの役は今の團十郎の持ち味が十二分に発揮された名舞台となった。

妹背山の福助のお三輪は求女を恋い慕う女心の激しさとじっと耐える役を好演していて、この人なりに成長の後を見せた。東蔵の豆腐買おむらは、もっとアクが強くてよかったと思う。

『実盛物語』は、市蔵、右之助夫婦が好助演で盛り上げたことに加えて、子役が達者な演技であるから、團十郎も義太夫の弦に乗って、口跡爽やかに気持ちよさそうに演じていた。福助の葵御前は威厳を出そうとするのか、台詞がやや作り物めく。段四郎の瀬尾十郎は敵役の大きさと憎々しさ、そしておかしみと小万と孫を思う情の深さは天下一品である。魁春の小万は出番も少なく難しい役であるが、一通り。

【2011. 01. 20 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
歌舞伎座さよなら公演記念ドキュメンタリー『わが心の歌舞伎座』を観る
先日の新橋演舞場の観劇時に東劇でドキュメンタリー『わが心の歌舞伎座』の特別鑑賞券を購入していたので、漠然と時間の都合の付いた時に東劇で観るものと思い込んでいた。しかし、よくよく上演時間等を調べていたら、自宅から30分程度で行くことが出来る場所に、上映しているシネコンMOVIXがあることに今さらながら気が付き、朝一番の回の上映を観ることができた。

「歌舞伎を愛する全ての人に贈る、史上初のドキュメンタリー」と銘打っているとおり、建て替えのため約60年の幕を閉じて休館した第四期歌舞伎座に対する、11人の大幹部俳優の想い出を中心にした語りとその主要演目のさわり映像を通して、それぞれの心に残る歌舞伎座の表裏をすべて描いている。

11人に登場順は次のとおり。

芝翫、吉右衛門、團十郎、玉三郎、富十郎、勘三郎、幸四郎、梅玉、仁左衛門、藤十郎、菊五郎

途中映像のみの出演で、猿之助と雀右衛門も登場する。現在の歌舞伎隆盛を作り上げた功労を讃えてのものであろう。

それぞれの歌舞伎座に対する思い、関わりは役者さんの個性が出ていて、大変面白いが、ここでは取り上げない。是非劇場に足を運んで直接観ていただきたい。約170分の上演時間はさよなら公演をご覧になっていない方にはやや冗長で平板になっているきらいはあるものの、11人の代表作とも言える演目から選ばれており、またさよなら公演から収録した映像は大変高画質で、見どころ満点である。さよなら公演すべてを観た私としては感慨ひとしおでこの映画を観た。

くわえて本作品がすぐれているのは、われわれが普段観ることのできない稽古風景や楽屋の日常、とんぼ道場、狂言作者、大道具などの美術、黒御簾なども含めた音曲・お囃子、衣裳、かつら・床山、小道具など舞台の制作現場を裏側から的確に捉えていることである。そこから伝わってくるのは役者と一体なって歌舞伎の舞台を作って行こうとする真摯な情熱である。

さよなら公演の千穐楽、そして修祓式、閉場式と本作品は第四期歌舞伎座のフィナーレで一気に盛り上がり、幕を閉じる。閉場式後に正恵夫人を連れ、鷹之資君と愛子ちゃんと手をつなぎ、楽屋口を出て歌舞伎座を去ってゆく富十郎の後ろ姿を見たら、目頭が熱くなってきた。富十郎が新しい歌舞伎座の舞台に立つことはもうないのだ!最後に富十郎の急逝を悼む画面が出る。

【2011. 01. 18 (火)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(8) | trackbacks(1) |
「歌舞伎チャンネル(Ch.325)」3月で放送終了
歌舞伎・能・狂言・文楽・舞踊・邦楽・落語など、伝統芸能全般にわたった番組を放送している「歌舞伎チャンネル(Ch.325)」が、この3月31日の放送をもって放送を終了することが明らかになった。

「歌舞伎チャンネル(Ch.325)」放送終了のお知らせ

単独のチャンネルとしては収益をあげるだけの視聴者を確保できなかったことが原因と考えられる。過去の貴重な映像もしばしば放送されていて歌舞伎ファンにはありがたいチャンネルであったから、残念このうえない。なお、本年4月からは、株式会社衛星劇場が運営する「衛星劇場(Ch.310)」および「衛星劇場HD(Ch.628)」におきまして歌舞伎放送の枠を拡大し、月曜日から金曜日まで連日2時間、歌舞伎を放送するという。その際は放送の画質を見直してもらえるのだろうか?

【2011. 01. 15 (土)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(6) | trackbacks(0) |
新春浅草歌舞伎の入れ替えの間に
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新春浅草歌舞伎の一部と二部の入れ替えの間に約一時間ありましたので、浅草寺にお詣りした後、東京スカイツリーをウォッチングしました。
【2011. 01. 15 (土)】 author : 六条亭
| 日記 | comments(0) | trackbacks(0) |
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