徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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二月を振り返って
今年厳しい寒さに見舞われた冬の季節もどうやら終わりに近づき、明日からもう三月です。しかし、三寒四温とは言いますが、ここ数日は初夏を思わせる気温の上昇があったものの、本28日はまた一転して真冬の寒さに逆戻りして、都心では午後には一時小雪が舞うほどでした。しかし、確実に春の足音が聞こえてきていまして、お天気さえよければ昼の日照時間が長くなってきているのが実感されます。

拙ブログも今月は歌舞伎公演がルテアトル銀座の二月花形歌舞伎のみということもありまして、前半に観劇して感想も簡単ながらアップしました。その後はもっぱら急遽買い替えしました新しいPCをめぐる記事が多く、面喰われた方も多いかと存じます。その間歌舞伎界は悲報が続いていたなかにも、中村屋に三代目共演を期待させる勘太郎丈・愛夫妻に長男誕生(七緒八(なおや)君と命名したそうです)、そして謹慎中の海老蔵・麻央夫妻も七月出産予定とのニュース報道もあって、明るさが見えてきました。

新しいPCは、パソコン機能、テレビ(デジタル放送)受信機能およびブルーレイ・DVDの光ディスクの記録・再生機能、と一台三役をこなしてもらっていますので、生活が様替りしています。今まであまり見ることが多くなかったテレビ放送もとくに衛星デジタル放送で映画やオペラの放送がたまたま二月は魅力的な番組がたくさんあったこともありまして、慣れないこともあるでしょうが、録画とディスク化に相当時間を取られました。そんな事情ですから、まだじっくりと鑑賞はできていませんが、アカデミー賞受賞作品の映画『タワーリング・インフェルノ』『戦場のピアニスト』、またメトロポリタン・オペラの連続放送『ばらの騎士』『カルメン』『シモン・ボッカネグラ』などは何とも重量感のある番組揃いでした。これらの光ディスクはハイビジョン放送はもとより、標準画質の放送でも今までのアナログ放送とは比べ物にならないほど鮮明で、艶のある画像、迫力と臨場感のある高音質を満喫することができまして、十二分に満ち足りた思いです。このような放送を見るにつけ、NHKはせめて衛星デジタル放送で歌舞伎の舞台中継を行ってほしいとあらためて声を大にして言いたいと思います。

過去に録画したアナログ放送はFull HDのワイド画面では少々つらいものがありますが、市販DVDはさすがに高密度記録であるだけに、収録年代が新しく元がハイビジョン収録されていればこれまた色彩も鮮やかですから、手持ちのディスクが見違えるように綺麗に見えます。しかし、そうは言っても同じ映像を購入したブルーレイとDVDを数点比較しますとこれは明らかに総合してブルーレイに軍配が上がります。クラシック音楽の市販ブルーレイはまだ少ないですが、オペラは音楽のみならず、衣裳・舞台装置・照明など間違いなくブルーレイにもっともふさわしいジャンルですから、これからますます発売点数は増加するでしょう。価格はまだDVDより高めに設定されていますが、徐々に格差は減少しつつあり、購入意欲をそそられます。

先般も激安のブルーレイのオペラとしてあげたゲオルギュー主演、マゼール指揮ミラノ・スカラ座の『椿姫』を再度推奨しておきます。

『椿姫』全曲 カヴァーニ原演出、マゼール指揮、ゲオルギュー、ヴァルガス、フロンターリ、ミラノ・スカラ座(2007)

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【2011. 02. 28 (月)】 author : 六条亭
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諸田玲子『天女湯おれん これがはじまり』(講談社)を読む
多彩な執筆活動を続けている諸田玲子の最新書下ろし。文庫本にもなっている『天女湯おれん』シリーズの前篇となる作品です。八丁堀で女将として湯屋の采配を振るおれんは、湯屋に隠し部屋をあわせ持って裏稼業も営んでいるやり手の頼もしい女主人公です。ただし、諸田玲子の作品にしては好色な場面も多く、あまり感心しませんでした。

しかし、前史をなすこの長編では江戸の町を焼き尽くす大火にあい、義父の利左衛門を喪うとともに、湯屋もその裏にある文字通りの裏長屋も灰燼に帰します。大火とお救い小屋に避難するまでの描写が大変上手いと思います。しかも雄々しく湯屋と裏長屋の再興に向けて奮闘するおれんと周囲の人々を描く人情話になっていて、読んでいてとても爽やかです。天女と慕われるおれんのもとには次々と厄介事が持ち込まれますが、懸命に考えてひたむきに行動するおれんの姿はまさに天女と呼ばれるにふさわしいものです。

シリーズの登場人物たちがなぜ湯屋で立ち働くようになったのかなどの秘密も語られていますが、裏長屋の杵七をはじめとにかく登場人物が生き生きとしています。ですから、この作品単独で読んでも十分面白いと思います。

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【2011. 02. 26 (土)】 author : 六条亭
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「新しい命を授かりました」、海老蔵夫人7月に出産予定
今日は珍しく家に一日いる予定で、昼のテレビを見ていますと、海老蔵さんの妻小林麻央さん妊娠、7月に出産予定の芸能ニュースが流れました。飲食中の暴行事件による怪我で無期限謹慎中の海老蔵さんにとってはうれしいことかと思います。昨日の勘太郎さん・愛夫人との間に長男誕生に続くおめでたいニュースです。

小林麻央さんが妊娠5カ月 海老蔵さんとの間に第1子 「温かく見守って」(msn産経ニュース)

《続報》「新しい命を授かりました」(テレ朝NEWS)

上記のニュースによれば、報道各社への事務所からの報告は次の通りです。

拝啓
厳寒の候、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。この度、市川海老蔵と妻麻央の間に新しい命を授かりましたことをご報告させていただきます。突然のご報告で、お手を煩わせます事をご容赦下さい。そして、大事な時期ですので、どうぞ暖かく見守って下さいますよう、この場を借りてお願い申し上げます。
敬具
市川團十郎事務所


【2011. 02. 23 (水)】 author : 六条亭
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中村勘太郎・前田愛夫妻に男児誕生!
休演が続く勘三郎丈の状態が心配ですが、おめでたいニュースが飛び込んできました。勘太郎・愛夫妻に長男誕生です!本日22日に第1子となる男児を出産したと所属事務所を通じて発表しました。母子ともに健康ということです。

中村屋もこれで安泰ですが、勘太郎丈の「ほっとして居ります」というコメントに実感がこもります。このニュースはしかも歌舞伎界に久しぶりに明るい話題を提供してくれました。心からおめでとうございます、と申し上げたいと思います。このうれしいニュースで勘三郎丈の回復が早まるとよいですが。

中村勘太郎・前田愛夫妻に男児誕生「ほっとして居ります」(msn産経ニュース)

【2011. 02. 22 (火)】 author : 六条亭
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華麗なるメトロポリタン・オペラ5夜連続放送!
これまた今さらなのですが、一昨日の20日からBShiで「華麗なるメトロポリタン・オペラ5夜連続放送!」と題して、メトロポリタン・オペラ2010年の最新の舞台が5夜連続で放送されています。演目と出演者のラインナップが大変豪華です。

華麗なるメトロポリタン・オペラ5夜連続放送!

20日 : R・シュトラウス『ばらの騎士』(ルネ・フレミング、スーザン・グレイアム、クリスティーネ・シェーファー


21日 : ビゼー『カルメン』(エリーナ・ガランチャ、ロベルト・アラーニャ)

そして今日22日は、あのドミンゴがタイトルロール(題名役)を歌うヴェルディの『シモン・ボッカネグラ』です。テノールのドミンゴがヴェルディ・オペラを代表するバリトン役、シモン・ボッカネグラに初挑戦したという話題の舞台です。指揮はジェームス。レヴァイン。BShiをご覧になれる方は午後10時からですから、今からでも間に合います。

4夜はトマの『ハムレット』、5夜はロッシーニの珍しいオペラをルネ・フレミングが歌う『アルミーダ』と話題には事欠かない放送です。

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【2011. 02. 22 (火)】 author : 六条亭
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アバド渾身のマーラー交響曲第9番
新しいPCが入ってから一週間が経過しました。ようやくPCの操作にも慣れてきまして、主な狙いの一つでもあったテレビのデジタル放送鑑賞やブルーレイでの録画にも手を染めて楽しんでいます。

昨夜(正確には本20日早朝)はルツェルン音楽祭2010からマーラーの交響曲第9番がBShiで放送されました。アバドは映像としては2004年4月にローマ聖チェチーリア音楽院ホールでマーラー・ユーゲント管とともにおこなったライヴがありますので、ルツェルン音楽祭管弦楽団との演奏もこのように早く映像化されるとは思いもかけませんでした。

マーラーが書いた最後の交響曲ですから死の影がここかしこに揺曳し、とりわけ第4楽章アダージョは永遠に続くとも思えるような弱音がひたすら美しく聴く者の身に沁みこんでくる曲です。ルツェルン音楽祭管弦楽団の名手たちが弾く弱音は今まで聴いたことのないような緊張感のなかにも東洋的な諦観を滲ませていました。アバドの指揮はまさに渾身とも呼べるもので、指揮を終えた後の姿はある種の清々しさと浄化がありました。また観客たちもおよそ1分を超えるであろう静寂でこたえ、この演奏をより感銘深くしました。

それにしても今さらながらハイビジョンの映像は迫力と臨場感で一杯です。この演奏は、次のブルーレイ・ディスクと同じと思われます。

マーラー/交響曲第9番 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団

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【2011. 02. 20 (日)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(0) | trackbacks(0) |
四月新橋演舞場の演目と配役の発表!
歌舞伎美人に四月新橋演舞場の演目と配役が正式発表されていました。こちら

菊五郎、團十郎、時蔵、三津五郎、松緑、菊之助、秀太郎、我當、藤十郎などが顔を揃えます。團菊祭は通常五月に公演が行われており、昨年の歌舞伎座閉場後は大阪松竹座で開催されましたが、今年は新橋演舞場へ戻ってくるとのニュース報道が一時ありました。しかし、大阪松竹座の公演予定を見ると、菊五郎と團十郎出演の團菊祭五月大歌舞伎がアップされています(こちら)。

ですので、この四月大歌舞伎は東京での実質的な團菊祭とも考えられます。

四月大歌舞伎
平成23年4月1日(金)初日〜25日(月)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

一、お江戸みやげ

お辻 : 三津五郎
文字辰 : 扇 雀
お紺 : 孝太郎
阪東栄紫 : 錦之助
おゆう : 翫 雀

二、一條大蔵譚
  檜 垣
  奥 殿

一條大蔵卿 : 菊五郎
常盤御前 : 時 蔵
お京 : 菊之助
吉岡鬼次郎 : 團十郎

  恋飛脚大和往来
三、玩辞楼十二曲の内 封印切

亀屋忠兵衛 : 藤十郎
傾城梅川 : 扇 雀
丹波屋八右衛門 : 三津五郎
井筒屋おえん : 秀太郎
槌屋治右衛門 : 我 當


【夜の部】(午後4時30分開演)

一、絵本太功記
  尼ヶ崎閑居の場

武智光秀 : 團十郎
操 : 魁 春
武智十次郎 : 時 蔵
初菊 : 菊之助
佐藤正清 : 三津五郎
皐月 : 秀太郎
真柴久吉 : 菊五郎

二、男女道成寺

白拍子桜子実は狂言師左近 : 松 緑
白拍子花子 : 菊之助

三、権三と助十

権三 : 三津五郎
助十 : 松 緑
おかん : 時 蔵
家主六郎兵衛 : 左團次


料金(税込み)
1等A席 : 15,000円
1等B席 : 11,000円
2等A席 : 7,000円
2等B席 : 5,000円
3階A席 : 5,000円
3階B席 : 3,000円
桟敷席 : 16,000円

【2011. 02. 17 (木)】 author : 六条亭
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新PCあれこれ(続き)
新PCはテレビパソコンを主眼として購入した訳ですが、今さらながらデジタル放送の画質の高さには驚嘆しています。衛星デジタル放送のみならず、地上デジタル放送もディスプレィ自体がFullHDで、画素数が「1,920 x 1,080」(横x縦)になってる点も大きいのですが、アナログ放送に比べて段違いに情報量が多く、画像が艶やかです。人肌が潤いを持ち、今まで見ていたアナログ放送がいかに荒い画像だったかを思い知らされます。この高画質を見てしまうと、アナログ放送には戻れません。音質も大変広がりがあり、音楽などは会場などの雰囲気が直に伝わり、自分自身がその会場で聴いているような錯覚すら覚えます。

ブルーレイはまだ録画はしていませんが、市販ディスクで同じ映像をブルーレイとDVDで比較してみても繊細で艶やかな画像には魅惑されます。もちろん市販ディスクはDVDでも高密度記録をうたっていますから、新PCで鑑賞しても旧PCとの画像・音質の向上は歴然としています。幸い新PCは外部入力のD端子がありますから、従来のDVDレコーダーと接続してHDDに貯めた映像もそのまま楽しむことができます。画質的に過去に録画したものはつらい部分もありますが、それなりに大画面で鑑賞できるのは助かります。

これからはブルーレイでの録画をいろいろと試してみて機能を覚えるしかありませんが、これでますます我が家の映像ディスは増えるばかりです(笑)。

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【2011. 02. 16 (水)】 author : 六条亭
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新PCあれこれ
当分新しいPCネタが多くなりますが、何しろ多機能ですから完全に使いこなすまで時間がかかりますから、ご容赦ください。

今回買い替えの決めたのは旧のPCの不調からですが、それ以前から一応万一の場合を考えて機種の検討はしてきました。もっとも頭を悩ましたのは従来と同じ32ビット版にするか64ビット版にするか、という点です。調べてみても将来的には明らかにパフォーマンスにすぐれた64ビットのPCの方です。しかし、その唯一の弱点がソフトの互換性です。32ビット用に開発されたソフトは必ずしも64ビットで作動する保証はないようでした。しかも64ビットの機種が発売された最初のころはプリンターなどは新製品しか使えず、過去に購入したプリンターは未対応がほとんどでした。

しかしながら、PCの上位メーカーであるN社とS社は一貫して64ビット版の機種を積極的に売り込み、あわせて性能も進化し続けてきました。実際に店頭で比較検討しても、この両社の機種の優位性は動かないように見えました。そしてプリンター大手もその後既存の機種も64ビットで作動するよう、ソフトを配布するようになったのを確認できました。ですから、そのN社一社に絞り込んで決めたのでした。

くわえて、テレビ・パソコンとしての機能も重視しました。一人一台の時代です。それならば、地デジ対応のPCで兼ねようとの判断も働きました。マンションに住んでいると、アンテナはテレビ端子にケーブルをつなぎます。共聴アンテナはすでに地デジ対応をしており、また衛星デジタルも視聴可能と確認できましたので、地デジ・衛星デジタルのチューナー付きも大きなポイントになりました。

多くの方々は旧のPCからのデータ移行が気になると思いますが、この点はWindows7には通常転送ソフトが付属していて、心配はないとのことでした。現実に私の場合も旧のデータを外付けのハード・ディスクに一旦転送し、それを新しいPCに読み込ませた訳ですが、まったく円滑に、また正確に移行できました。

ソフトの互換性は若干心配しました。とりわけ本HP「六条亭雑記」は、ホームページ・ソフトで作成していますから、もしかしたら作動しないかと最後まで気をもみました。しかし、案ずるより産むがやすし、で結果はまったく問題なく更新できました。その他日常的に使っているソフトの大部分が、ネット上からダウンロードしたフリー・ソフトですから、かえって以前より軽快に作動するようになり、新しいPCの恩恵を満喫しています。


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【2011. 02. 14 (月)】 author : 六条亭
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新PCが入りました!
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今日の午後新PCが搬入されました。梱包を解き、ラックに設置してから、掛かり切りでマニュアル片手に操作した結果、今ようやく基本的な設定・接続が無事終わりました。

従来が17型でしたから、23型ワイド画面Full HDは非常に大きく感じられます。しかし、地デジ、衛星デジタルとも映像は抜群に素晴らしく、これからはテレビ番組もよく観てしまいそうです。ブルーレイも搭載していますので、またディスクが増えること間違いなしです。

しかし、あまりに多機能ですから、使いこなすまで相当時間がかかりそうです。頭の体操にはちょうど良いとは思いますが(笑)。

そんなことで、コメントのお返事が少々遅くなります(^^;。
【2011. 02. 12 (土)】 author : 六条亭
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