徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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犬丸治『市川海老蔵』と中川右介『悲劇の名門 團十郎十二代』の発売
歌舞伎、それも成田屋ー市川宗家の歴史を主題にした二つの本が発売されました。

犬丸治『市川海老蔵』(岩波現代文庫)

HP「歌舞伎のちから」や歌舞伎劇評で歌舞伎ファンにはお馴染みの筆者が、講談社現代新書で刊行した『市川新之助論』(2003年3月刊)を第一部として増補し、かつ書下ろしで第二部、第三部を加えて、一書にしたものです。昨年の海老蔵殴打事件と無期限謹慎を契機に、「海老蔵という事件」の意味を市川宗家の歴史と向き合って記録する、とあります。

中川右介『悲劇の名門 團十郎十二代』(文春新書)

昨年は初代團十郎の生誕350年に当たっていたということです(初代の生年についても諸説はあるようですが)。しかし、とくに記念イベントもなかったので、著者が十二代の團十郎の歴史を、文献資料に基づき、歴史物語として執筆したものです。

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【2011. 04. 28 (木)】 author : 六条亭
| 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
玉三郎監督・主演の映画『天守物語』がDVD化!
歌舞伎会の会員誌『ほうおう』6月号に挟み込まれたチラシによりご承知の方も多いと思いますが、玉三郎丈が主演して話題になった二本の映画がDVD化されて、5月25日発売予定です。

『天守物語』(1995年制作) 玉三郎の監督・主演(富姫と舌長姥の二役)

『ナスターシャ』(1994年制作) アンジェイ・ワイダ監督

前者は言うまでもなく玉三郎丈がしばしば舞台でも演じている泉鏡花原作の『天守物語』を自ら監督・主演した映画です。宮沢りえの瑞々しい亀姫も一見の価値ありです。

後者はドストエフスキーの『白痴』を原作にしたものです。私は未見の映像ですから、なおさらDVD化が楽しみです。

【2011. 04. 28 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
アバドの『フィデリオ』のCD、発売予定!
腰痛も小康状態でして、今日はMRIの検査を受けました。受診日が悪かったためか、結果が出るのが連休に入ってしまうので、今後の治療の方向についての診断がくだされるまでまだまだ日数を要しそうです。

しかし、徐々に痛いなら痛いなりにそれなりの生活をしていまして、ようやくPCの立ち上げも映像の鑑賞を中心にして、復活してきています。ただ、まだ長時間のPC操作は腰に負担がかかるようで、当分短時間に自粛気味です。

さて、2010年のルツェルン音楽祭のオープニングでアバドがベートーヴェンの歌劇『フィデリオ』を指揮した情報は聞いていましたが、その演奏が早くもCD化されます。ルツェルン音楽祭の録音は演奏会形式の映像でもDVDで是非リリースしてほしいものですが。

アバドの『フィデリオ』

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【2011. 04. 22 (金)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(4) | trackbacks(0) |
新橋演舞場六月大歌舞伎の演目と配役発表
15日付の歌舞伎美人ニュースで、新橋演舞場六月大歌舞伎の演目と配役が発表されていましたので、メモ代わりに以下にアップしておきます(こちら)。播磨屋と松嶋屋が座頭となる舞台です。

新橋演舞場
六月大歌舞伎
平成23年6月2日(木)初日〜26日(日)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

一、頼朝の死

源頼家 : 染五郎
小周防 : 孝太郎
畠山重保 : 愛之助
大江広元 : 歌 昇
尼御台所政子 : 時 蔵

二、梶原平三誉石切

 鶴ヶ岡八幡社頭の場

梶原景時 : 吉右衛門
梢 : 芝 雀
俣野景久 : 歌 昇
飛脚早助 : 錦之助
六郎太夫 : 歌 六
大庭景親 : 段四郎

三、連獅子

狂言師右近後に親獅子の精 : 仁左衛門
狂言師左近後に仔獅子の精 : 千之助


【夜の部】(午後4時30分開演)

一、吹雪峠

直吉 : 染五郎
助蔵 : 愛之助
おえん : 孝太郎

二、夏祭浪花鑑

 住吉鳥居前
 難波三婦内
 長町裏

団七九郎兵衛 : 吉右衛門
女房お梶 : 芝 雀
お辰 : 福 助
伜市松 : 金太郎
釣船三婦 : 歌 六
三河屋義平次 : 段四郎
一寸徳兵衛 : 仁左衛門

三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)

 かさね

かさね : 時 蔵
与右衛門 : 染五郎


料金(税込み)

1等A席 15,000円
1等B席 11,000円
2等A席 7,000円
2等B席 5,000円
3階A席 5,000円
3階B席 3,000円
桟敷席 16,000円

【2011. 04. 17 (日)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
百十万アクセス御礼
いつも拙ブログをご高覧いただき、ありがとうございます。今月に入りましてから腰痛のためもあり、拙ブログの更新が滞りましてまことに申し訳ありません。

そんななかでも多くの方々にご訪問いただいた結果、拙ブログの右サイドバーにありますご訪問者のカウンターが本17日午後2時55分頃百十万台を越えました。これも常々拙ブログを定期的にご訪問くださる多くの皆さまのお蔭です。心より厚く御礼申し上げます。残念ながらキリ番ゲットの方は現時点では分かりませんが、お心当たりの方はコメントにても結構ですので、お知らせくださるとありがたいと存じます。

今後とも相変わりませず、拙ブログをよろしくお願いいたします。

なお、平成18年7月にカウンター設置以来のキリ番記録は、次のとおりです。

・  十万アクセス 平成19年5月28日
・ 二十万アクセス 平成20年1月29日
・ 三十万アクセス 平成20年9月7日
・ 四十万アクセス 平成21年2月7日
・ 五十万アクセス 平成21年6月15日
・ 六十万アクセス 平成21年10月15日
・ 七十万アクセス 平成22年2月8日
・ 八十万アクセス 平成22年5月13日
・ 九十万アクセス 平成22年9月3日
・ 百万アクセス 平成22年12月19日

JUGEMテーマ:日記・一般
【2011. 04. 17 (日)】 author : 六条亭
| お知らせ | comments(4) | trackbacks(0) |
海老蔵、新橋演舞場七月大歌舞伎で舞台復帰
昨年12月の殴打事件から無期限謹慎中だった海老蔵が、新橋演舞場七月大歌舞伎で舞台復帰することが10日発表された。事件について一応の決着が図られたことから今回の舞台復帰になったと推測されるが、観客動員を確実に見込める海老蔵の人気を当てにしている松竹の台所事情もうかがえる。

演目と共演者の発表はこれからだが、父團十郎も共演するようである。七月は麻央夫人の出産予定の月でもあり、まずは成田屋にとって記念すべき月になりそうである。海老蔵にも心機一転の舞台を期待したい。

海老蔵復帰は「七月大歌舞伎」パパと演舞場(asahi.com記事)

なお、海老蔵は復帰舞台の出演料を全額、東日本大震災の被災地へ義援金として寄付するとも発表している。

海老蔵さん、出演料を義援金に(時事ドットコム)

また、公開が宙に浮いていた海老蔵の4年ぶり主演映画『一命』(三池崇史監督)も10月公開も決まったという。

【2011. 04. 11 (月)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
新しい歌舞伎座の外観デザイン発表
東日本大震災発生から今日でちょうど丸一ヶ月経過しました。大地震、大津波、そして原発事故と大災害が続き、被災地の復興は思うように進んでいないようです。しかも、不気味な余震が連日のように起きるなか、今日も夕方強い地震があり、ちょうど高層ビルの最上階にいた私も長く、また大きな横揺れにあい、船酔いになったような気分を味わいました。被災地の方々は、3月11日の大地震の時を思い出して、さぞやご心労が多いと思います。一日も早く被災地の方々が安心して復興に取りかかるためにはこの余震が治まり、原発事故の早期収束が必要でしょうが、なかなか先が見通せない現状のようです。

さて、節電対策と私の個人的事情で拙ブログ更新が滞っていて申し訳ありません。しかし、その間に明るい話題もニュースとして報道されていますから、その一つとして遅まきながら「新しい歌舞伎座の外観デザイン発表」について、記事としておきます。

第四期歌舞伎座を踏襲! 新しい歌舞伎座外観デザイン発表(歌舞伎美人ニュース)

歌舞伎座の建替え計画に関するお知らせ(松竹株式会社プレスリリース、PDFファイル)

この発表を読み写真を見る限り、新しい歌舞伎座の劇場部分は限りなく第四期歌舞伎座を踏襲しているようで、安心しました。また劇場の背面部分に建つオフィス棟のデザインは、、歌舞伎座を引き立てる背景となるように日本建築の捻子連子格子をモチーフとした柔らかな陰影のある外装となるようです。劇場内の設備も第四期を踏襲しつつ、トイレの増設、客席寸法の改善、バリアフリー化など改善が図られるとのことです。

「新しい歌舞伎座の外観図発表に際して」と題された日本俳優協会会長の中村芝翫丈のコメントも、以下にリンクしておきます。

「新しい歌舞伎座の外観図発表に際して」


【2011. 04. 11 (月)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
はじめての腰痛
久しぶりの更新、しかも携帯からです。節電対応のためもあるのですが、もっと大きな理由ははじめて腰痛とそれに付随した左足の痛みのため、PCを開くこてができないからです。

先月下旬から右の腰に違和感はあったのですが、いつもの疲労によるものだととくに気にも留めていませんでした。ところが一日に左の腰に痛みを感じました。これはまったくはじめての症状です。それでも湿布薬を貼ってなだめすかしつつ、予定通り二日夜の新橋を観劇したのです。

ところが、観劇中から徐々に左足の痺れと痛みが増してきました。もっとも、夜の部は時代物から華やかな舞踊、そして謎解きの面白さもあわせもった世話物と演目と配役のバランスが非常によく、十二分に楽しめましたので、観劇中はさして気にもならなかったのです。

しかしながら、帰りの電車に乗った頃から痛みに耐えられなくなり、歩くのにも不自由さを感じました。しかも、節電対策でエスカレーターなどが停止しているのですから、階段の上がり下りには難渋しました。

翌日は休日ですが、休日診療の外科の当番医がたまたま以前かかったことのある先生でしたから、必死の思いで出向いて診療を受けました。腰部のレントゲン写真も撮影してもらった結果、椎間板に神経が当たっているためとの診断です。時間がかかっても消炎湿布薬を貼るように、またコルセットも装着するように、と指示されました。

長い時間座るのもきつく、今週末に予定していました新橋昼の観劇を断念するとともに、当面出来る限りの外出を控えて静養することにしました。

そうは言ってもどうしても外せない用事もあり、昨日は左足を引きずりつつ出かけたものの、やはり左の腰と足の負担は大きく、症状の改善は遅々として進みません。

そういう事情もありまして、ブログ更新も当面滞りがちになりますので、ご了承ください。
【2011. 04. 07 (木)】 author : 六条亭
| 日記 | comments(7) | trackbacks(0) |
四月の観劇予定
おそらく生涯忘れることのできないであろう衝撃、惨状と心痛にみちた平成二十三年三月が終わり、今日から新年度がはじまりました。仕事が現役の時は入社式などもあり、気持ちもあらたにしたものですが、リタイアした身にとって今日は単に昨日から日付が変わったに過ぎません。しかし、それよりも自分のみならず、多くの方々が東日本大震災の前と後では諸環境が激変して、日本は確実に大きな危機の時代を迎えたように思います。

一個人のできることは限界がありますが、小さなことの積み重ねによって総和として巨大な力に転化することが可能でしょう。私は戦後生まれの世代ですが、子供時代の生活を思い出せば現代に比べて不便なこともたくさんありましたから、たとえ計画停電の事態が続いても、なんとかやってゆけるだろうと思いますが、若い世代はなかなか簡単ではないでしょう。

しかし、もっとも心配なことは大震災の影響による経済活動の停滞と収縮です。被災地の一日も早い復興のためには資源を有効活用しながら、個人のできることから手を付けて、少しでも生産活動に貢献できるようにしたいものです。

さて、くだくだしく書きましたが、観劇も私個人の生活スタイルの一部になっていますので、従来より緊縮気味にしながらも、続けて行きたいと思います。四月は次の通り新橋演舞場の四月大歌舞伎の観劇のみです。

・ 二日 夜の部
・ 九日 昼の部
【2011. 04. 01 (金)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
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