夏休み気分のままブログ記事のアップをお休みしていましたら、もう10日以上も経過していました(^^;。とくに体調が悪いわけではなく、単なるサボりです。申し訳ありませんm(__)m。
その間何をしていたかと言いますと、北方謙三の『水滸伝』全19巻(集英社)をついに読破し、その勢いで続編の『楊令伝』全15巻(集英社)にとりかかっています。これもすでに第四巻に入っています。ほかに河竹登志夫『黙阿弥』(講談社文芸文庫)、佐々木譲『密売人』(角川春樹事務所)なども読みました。感想はまとめられれば追って。
またBSプレミアムで放送された小林正樹監督、仲代達矢主演の『人間の條件』全六部も、10時間にもなろうかという重量級の大作ですが、ようやく全て通して観て、圧倒的な感銘を受けました。間違いなく戦後の日本映画を代表する作品の一つです。
歌舞伎関係の話題は少ないですが、今日到着した歌舞伎会の会報誌『ほうおう』10月号によりますと、平成中村座の公演が11月に開幕し、来年5月までロングラン公演を行う、と発表されています。勘三郎丈の病気休養が長引いただけに公演予定の動向が注目されていたのですが、当初発表通り公演が行われるようです。演目は鋭意選定中とあります。ただ出演者は仁右衛門、孝太郎の松嶋屋親子が参加するので、三年前の平成中村座と同様、充実した舞台が期待出来そうです。
ただし、勘三郎丈が完全復活なるのか若干心配です。また相変わらずチケット代が高いのが悩みのタネです。