徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
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【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
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本HPに「読書手帖」(歌舞伎編)を作りました
本ブログでの告知が遅くなりましたが、本HP「六条亭雑記」でブログでの過去の読書レビューや歌舞伎の観劇感想記事などを順次更新している一環として、歌舞伎の関する読書レビューを「読書手帖」(歌舞伎編)として独立させたうえで、アップいたしました。

中村吉右衛門の『二代目』、坂東三津五郎の『歌舞伎の愉しみ』『踊りの愉しみ』や池波正太郎の『又五郎の春秋』などです。どうぞご高覧ください。

JUGEMテーマ:日記・一般
【2012. 03. 27 (火)】 author : 六条亭
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16日の「芸能百花繚乱」は勘九郎襲名の『鏡獅子』を放送!
NHK Eテレのにっぽんの芸能第二部「芸能百花繚乱」は三週連続で歌舞伎を放送しています。明日16日(金)は、二月新橋演舞場の勘九郎襲名披露の舞台から、『鏡獅子』が放送されます。

「芸能百花繚乱」歌舞伎シリーズ 『鏡獅子』

しかし、先週の第36回俳優祭もそうでしたが、全部収録しているにもかかわらず、ダイジェストでの放送とは納得がいきません。BSプレミアムあたりで是非とも全編を放送していただきたいことを切に要望します。

【2012. 03. 15 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
又五郎丈、芸術選奨受賞!
今月は京都の南座で秀山祭三月大歌舞伎として襲名披露の舞台に立っている又五郎丈が芸術選奨文部科学大臣賞の演劇部門を受賞することが発表されました。

「中村(又五郎)さんは芸域が広く踊りにも定評があり、芝居に厚みがある存在感が大きい役者として評価されました」とあります。九月の襲名披露では足首を怪我したにもかかわらず、そのハンディを感じさせない立派な舞台を務められたことが印象的でした。今回の受賞はご本人にとっても大変よい励みになるとともに歌舞伎界にとっても明るい話題です。受賞まことにおめでとうございます!

芸術選奨 由紀さおりさんら19人(NHK NEWSWeb)

【2012. 03. 13 (火)】 author : 六条亭
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平成中村座 五月大歌舞伎の演目と配役の発表!
昨年の十一月からロングラン公演を行ってきた平成中村座もこの五月公演でいよいよ最終月を迎えます。座頭の勘三郎の体調問題も抱えながらの公演であったと推測されますから、演目も意外とオーソドックスなものばかりで、平成中村座でなければ観ることができないものは少なかったと思います。

出演者も仁左衛門、菊之助、海老蔵などの出演はあったものの中村屋一門と橋之助、彌十郎、扇雀らでほぼ固定化していたのは新鮮味に欠けました。くわえて仮設劇場の制約はあるにせよチケット料金の高さには閉口しました。ですので、私は四月の『小笠原騒動』が今回の中村座初観劇の予定です。

最終月の五月は演目には若干不満がありますが、梅玉、彦三郎、萬次郎、錦之介、染五郎(昼のみ、夜は新橋演舞場)、男女蔵の出演もあって、賑やかな顔ぶれになっているのは喜ばしいことです。

平成中村座 五月大歌舞伎
平成24年5月3日(木)初日〜27日(日)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

一、本朝廿四孝

 十種香

八重垣姫 : 中村 七之助
腰元濡衣 : 中村 勘九郎
原小文治 : 片岡 亀 蔵
白須賀六郎 : 坂東 橘太郎
長尾謙信 : 坂東 彌十郎
武田勝頼 : 中村 扇 雀

 三社祭七百年記念

二、四変化 弥生の花浅草祭

 神功皇后・武内宿禰
 三社祭
 通人・野暮大尽
 石橋

武内宿禰/悪玉/国侍/獅子の精 : 市川 染五郎
神功皇后/善玉/通人/獅子の精 : 中村 勘九郎

三、神明恵和合取組

 め組の喧嘩

め組辰五郎 : 中村 勘三郎
辰五郎女房お仲 : 中村 扇 雀
四ツ車大八 : 中村 橋之助
露月町亀右衛門 : 中村 錦之助
柴井町藤松 : 中村 勘九郎
島崎抱おさき : 坂東 新 悟
喜三郎女房おいの : 中村 歌女之丞
宇田川町長次郎 : 市川 男女蔵
九竜山浪右衛門 : 片岡 亀 蔵
尾花屋女房おくら : 市村 萬次郎
江戸座喜太郎 : 坂東 彦三郎
焚出し喜三郎 : 中村 梅 玉


【夜の部】(午後4時30分開演)

一、歌舞伎十八番の内 毛抜

粂寺弾正 : 中村 橋之助
腰元巻絹 : 中村 扇 雀
秦民部 : 中村 錦之助
小原万兵衛実は石原瀬平 : 市川 男女蔵
小野春風 : 中村 国 生
錦の前 : 坂東 新 悟
八剣玄蕃 : 片岡 亀 蔵
秦秀太郎 : 市村 萬次郎
小野春道 : 坂東 彦三郎

二、志賀山三番叟 上演口上

 中村 勘三郎

 江戸随一 志賀山三番叟

三番叟 : 中村 勘九郎
千歳 : 中村 鶴 松

三、梅雨小袖昔八丈

 髪結新三

髪結新三 : 中村 勘三郎
家主長兵衛 : 中村 橋之助
下剃勝奴 : 中村 勘九郎
車力善八 : 片岡 亀 蔵
娘お熊 : 坂東 新 悟
加賀屋藤兵衛 : 市川 男女蔵
後家お常 : 市村 萬次郎
弥太五郎源七 : 坂東 彌十郎
手代忠七 : 中村 梅 玉

料金(税込)
松席(1階平場)14,500円
竹席(1・2階) 14,500円
梅席(2階) 10,000円
桜席(2階) 9,000円
お大尽席(2階) 35,000円

【2012. 03. 13 (火)】 author : 六条亭
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六月、七月新橋演舞場の演目と配役が決定!
注目されていた六月、七月新橋演舞場の演目が決定したことが、歌舞伎美人にアップされていました。こちら

二ヵ月連続の追善ならびに襲名披露興行ですので、スーパー歌舞伎が演目としては出る確率は少なく、通し狂言を予想していました。それだけに個人的には少々落胆する出し物です。しかし、三代猿之助四十八撰の内として『ヤマトタケル』が六月夜と七月昼に同一の配役で出るのは仕込みに費用のかかるスーパー歌舞伎ゆえでしょうし、中車を襲名する香川照之さんへの配慮でもあるでしょう。香川照之さんは『ヤマトタケル』では帝で出演です。さらに六月は『小栗栖の長兵衛』の主役、七月は『将軍江戸を去る』で團十郎、海老蔵と共演するのも話題になるでしょう。

七月は『楼門五三桐』では二代目猿翁を襲名する現猿之助が平成十六年に病気で倒れてから以来実に久しぶりの舞台復帰となります。また、段治郎あらため月乃助も歌舞伎の舞台は二年ぶりです。

一等席のチケット代が勘九郎襲名披露興行よりもさらに値上がりしています!

【六月大歌舞伎】
新橋演舞場
平成24年6月5日(火)初日〜29日(金)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

一、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)

長兵衛 : 中 車
馬士弥太八 : 右 近
妹おいね : 笑三郎
堀尾茂助 : 月乃助
父長九郎 : 寿 猿
巫女小鈴 : 春 猿
僧法善 : 猿 弥
七之助 : 門之助

初代市川猿翁、三代目市川段四郎五十回忌追善
二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車、五代目市川團子初舞台
二、口上

 猿之助改め猿 翁
 亀治郎改め猿之助
 中 車
 初舞台團 子
 幹部俳優出演

三、義経千本桜

 川連法眼館の場

 市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候

佐藤忠信/忠信実は源九郎狐 : 亀治郎改め猿之助
駿河次郎 : 門之助
亀井六郎 : 右 近
飛鳥 : 竹三郎
川連法眼 : 段四郎
静御前 : 秀太郎
源義経 : 藤十郎


【夜の部】(午後4時開演)

スーパー歌舞伎

三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル

小碓命後にヤマトタケル/大碓命 : 亀治郎改め猿之助
帝 : 中 車
タケヒコ : 右 近
ワカタケル : 初舞台團 子
兄橘姫/みやず姫 : 笑 也
弟橘姫 : 春 猿
老大臣 : 寿 猿
ヘタルベ : 弘太郎
帝の使者 : 月乃助
倭姫 : 笑三郎
熊襲弟タケル/ヤイラム : 猿 弥
尾張の国造 : 竹三郎
皇后/姥神 : 門之助
熊襲兄タケル/山神 : 彌十郎


【七月大歌舞伎】
新橋演舞場

平成24年7月4日(水)初日〜29日(日)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

六月夜の部と同じ配役の『ヤマトタケル』


【夜の部】(午後4時45分開演)

一、将軍江戸を去る

徳川慶喜 : 團十郎
山岡鉄太郎 : 中 車
高橋伊勢守 : 海老蔵

二代目市川猿翁、四代目市川猿之助、九代目市川中車、五代目市川團子初舞台
二、口上

 亀治郎改め猿之助
 中 車
 初舞台團 子
 幹部俳優出演

三、猿翁十種の内 黒塚

老女岩手実は鬼女 : 亀治郎改め猿之助
山伏大和坊 : 門之助
山伏讃岐坊 : 右 近
阿闍梨祐慶 : 團十郎

四、楼門五三桐

真柴久吉 : 猿之助改め猿 翁
石川五右衛門 : 海老蔵  

六月、七月ともに
料金(税込)

1等A席 19,000円
1等B席 15,000円
2等A席 10,000円
2等B席 6,500円
3階A席 6,500円
3階B席 3,000円
桟敷席 21,000円

【2012. 03. 10 (土)】 author : 六条亭
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今月三月の観劇予定
今月に入ってもまだ寒い日々が続いていますが、春の足音は確実に近づいてきているようです。

三月の観劇予定をアップしていませんでした。新橋演舞場の三月大歌舞伎はすでに初日に昼の部を観劇済みです。染五郎初役の荒川の佐吉がニンがあった役で好演でしたから、後味のよい舞台となりました。梅玉の成川郷右衛門が珍しい悪役ですが、今までとは一味も違ったニヒルな役作りでした。幸四郎の相模屋政五郎はもっと明るい侠気のようなものが必要だと感じました。

さて、今日は国立劇場の3月歌舞伎公演「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」観劇です。なお、その前に3月国立劇場開場45周年記念特別座談会が、團十郎と三津五郎の出演で開催されますので、そちらも観覧します。

新橋演舞場の夜の部は、13日(火)に観劇予定です。

【2012. 03. 09 (金)】 author : 六条亭
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『殺陣田村』、模擬店、『質庫魂入替』―第三十六回俳優祭から(その二)
その一をアップした後、あっという間に日数が経過してしまい、明後日九日(金)にはもうEテレで第三十六回俳優祭のダイジェストが放送予定です。芸能百花繚乱3月9日(金) 22:15〜22:58

そこで、形ばかりですが、簡単にその二をまとめます。

『殺陣田村』は新國劇お得意の殺陣を華麗に見せるもの。勘太郎、海老蔵、橋之助、扇雀が名題下の役者たちと挑みました。四人ともそれぞれ持ち味を出していたとは思いますが、全体としてはさすがに型は綺麗ではあるものの、迫力の点では物足りませんでした。なかでは勘九郎襲名前の最後の舞台となった勘太郎の殺陣には清冽な印象を受けました。名題下さんたちの熱演は賞賛したいと思います。

『模擬店』

模擬店は俳優祭の観客には役者さんたちと直接触れ合うことができる一番のお楽しみです。『殺陣田村』の開演前に俳優祭担当理事の梅玉さんから説明がありましたが、今回は事前準備の都合上模擬店では俳優協会のオリジナルグッズ販売がないこと、事前に金券を購入する方式をとっていないこと、また東日本大震災復興支援の一助として東北各地の物産店の出店販売があることが従来とは異なります。

しかしながら、国立劇場の二階ならびに三階の食堂に大幹部たちの模擬店を並べた配置にも大きな問題があったと思いますが、人気のある模擬店に観客が集中し、会場は大混雑だったこと、その割りには食べ物などが売れ残る模擬店もあり、最後は値段を割引いて売っていたところもあったのは運営上疑問符がつきました。これらの問題点はいずれ新装開場後の新しい歌舞伎座で開催されるであろう次回の俳優祭では是非とも再検討していただきたいものです。

若干苦言を呈しましたが、一時間という限られた時間内で一階から三階まで模擬店の間を駆けずり廻ったのは結局いつもと同じでした。

『質庫魂入替』(しちやのくらこころのいれかえ)

河竹黙阿弥作のこの滑稽浄瑠璃(竹本と常磐津の掛け合い)は、質屋の庫に収められている様々な古道具が騒ぎ出しているところに、奇妙院(梅玉)という法印が現れて、真言の秘密の一巻を使い、古物の魂を入れ替えてしまいます。十一人の大幹部の役者がそれぞれの扮装のままで入れ替えられた相手の役で踊りだすのが楽しい趣向です。妹背山のお三輪の時蔵が金時に、可愛らしい禿の三津五郎が雷になり、そして通人(助六のときと同じ)の勘三郎が八重垣姫の奥庭のさわりを踊るなど見所一杯です。最後の総踊りが揃わず、バラバラだったのも稽古期間の短い俳優祭ならではのご愛敬です。

これは是非とも全部放送してもらいたいですね。残念ながらチケットを確保できず、生の舞台をご覧になれなかった方々にも放送で楽しんでいただけるものと思いますから。

【2012. 03. 07 (水)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(2) | trackbacks(0) |
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