最近拙ブログの更新が滞りがちになっている原因の一つに、昨年2月に購入したWindows7搭載のパソコン(64ビット、メモリー4GB)を我が家のもう一台のデジタル対応テレビとBlue-rayレコーダーとしてフル稼働させていることがあげられます。地上デジタルのみならず、衛星デジタル放送も受信できますので、その高画質、高解像度の映像は素晴らしいものがあり、数は少ないもののクラシック音楽のコンサートやオペラ、また歌舞伎公演を収録した映像には魅了されるばかりです。ビデオの時代から考えますと、飛躍的な技術進歩にはあらためて驚嘆します。
加えて映画も最新のものは言うまでもなく、名画と讃えられる過去のものも信じられないようなクリアーな映像で観ることができます。それでついつい放送される映画を多数録画し、Blue-ray化してしまいます。また市販のBlue-rayディスクも廉価になって、手に入りやすくなっていますから、ディスクはまたもや増えるばかりで、その視聴に多くの時間を費やしています。
そのパソコンのテレビ視聴・録画・ディスク化などの多機能を兼ね備えたソフトが今週はじめから立ち上がらないなど動作が不安定になり、いささか困ってしまいました。自分なりにマニュアルやメーカーのHPなどを参考にしながら、システムの復元を試みたりしましたが、改善されません。
昨日朝一番でメーカーの相談窓口に電話して相談、その指導を受けていろいろいろ対策を講じましたが、残念ながらそれもすべて空振りに終わりました。
最終的には解決方法として再セットアップ(Cドライブ)、つまりパソコンをメーカーの工場出荷の初期状態に戻すやり方の提案を受けました。窓口の担当者の方は大変丁寧に、しかも辛抱強く対応していただいたので、その結論はやむを得ないと思いましたが、初期状態に比べると相当程度カスタマイズしていますので、その復元とは!と一時は気が遠くなる思いでした。
しかし、このような状態を予期していた訳ではありませんが、幸いにドキュメントやピクチャーは最近外付けのHDDに定期的にバックアップしていましたから、データが失われる心配はありませんでした。映像もCドライブに一部保存してはありましたが、すべてディスク化済みでしたから、保存ファイルが失われても大きな痛手にはなりません。
そこで再セットアップを実行することに決め、昨日早速作業に入りました。再セットアップそのものはそれほど難しいことはなく、2時間あまりで無事完了し、昼食をはさんで今度はカスタマイズに取り掛かりました。
リカバリー・ディスクを作っていなかったのは唯一の失敗ではあるものの、ほとんどがフリーソフトですから、ダウンロード、解凍、インストールの繰り返しでなんとかカスタマイズも終了しました。ただし、過度のカスタマイズが件のソフト作動に悪影響している可能性もあるように思われ、一部はまたアンインストールしたソフトもありました。
その結果、くだんのソフトは視聴・録画・ディスク化は問題なく作動することを確認できました。その他主要なソフトの作動もチェック、ここまででほぼ丸一日かかりましたので、疲れました。しかも、今回の不調の原因が必ずしも特定できなかったことに不安は残りました。
今日からHDDからCドライブにファイルを戻す作業に入っています。これは慌てる必要はなく、じっくりと少しずつできるので気が楽です。
今回の再セットアップ作業を通じて得た今後のパソコンとの付き合い方の教訓は次の通りです。
(3)私のように映像を残すものは外付けのHDDは大容量のものが必須であり、また必ず定期的にバックアップをとること。
(2)これは従来からまめに実行してはいるつもりですが、クリーナーのソフトによりなお一層パソコン内の掃除を頻繁に行うこと。
(3)今までパソコン操作を快適にするためにカスタマイズを進めてきましたが、今後は映像を扱うソフトとの相性を慎重に判断する必要があること。
(4)現行の4GBのメモリーを8GBの増やすことも検討すること
とりあえずは(1)の大容量の外付けHDDの購入を考えたいと思っています。