昨28日に歌舞伎座で「柿葺落興行古式顔寄せ手打式」が行われました。歌舞伎美人ニュースは、
こちら。くじ運にまったく弱い自分は、当然のごとく抽選に外れて参加出来ず。式の前に「時間の継承時間の継承 ―第四期歌舞伎座から第五期歌舞伎座へ―」と題した特別記念映像が上映されました。いつか見てみたいものです。
その後、新緞帳が披露され顔寄せ手打式となりました。河竹登志夫氏による「狂言名題披露」、大道具、照明、小道具、衣裳、鬘(かつら)、立役床山、女方床山の順に、 安孫子正専務取締役演劇本部長から各社の責任者へと附帳(それぞれの演目の各幕、各場ごとに必要な品物などを記した台帳)を渡す「附帳渡しの儀」、そして鴨志田頭取の音頭で、舞台上の俳優と関係者一同の間で手を締めました。
ご挨拶は、大谷信義松竹株式会社会長の御礼の挨拶、出演者を代表して坂田藤十郎日本俳優協会会長よりの祝辞と続きました。
最後に迫本淳一松竹株式会社社長から来賓の方々に向けて、「新しい歌舞伎座が無事竣工し、本日、顔寄せの日を迎えることができましたのも、歌舞伎をご愛顧くださり、支えてくださいましたお客様、そして、歌舞伎座の誕生にご尽力を賜りました、すべての皆様のお蔭と存じております」と、その感謝の気持ちを表すべく、関係者に向けての挨拶を述べました。結びに、尾上菊五郎日本俳優協会理事長の発声で、舞台、客席がともに手締めを行い、式が終了しました。
これで第五期歌舞伎座の開場にかかわる式典はすべて終了し、4月2日(火)の
杮葺落四月大歌舞伎初日を待つばかりです。あと3日!