徒然なる日々の条々を、六条亭が日記風に綴ります。本屋「六条亭雑記」もよろしく。
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【2018. 08. 18 (土)】 author : スポンサードリンク
| - | - | - |
福助の七代目歌右衛門襲名披露の延期
十一月顔見世から体調不良により休演していた福助は引き続き治療に専念することが必要であるため、歌舞伎座新開場柿葺落公演の最終月である三月ならびに四月公演において予定されていました七代目歌右衛門襲名披露を延期することが正式発表されました。あわせて子息児太郎の十代目福助襲名も延期されます。

七代目中村歌右衛門、十代目中村福助襲名披露興行についてのご報告(歌舞伎美人ニュース)

歌舞伎:歌右衛門さん襲名披露を延期(毎日新聞ニュース)

福助は腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)の治療も必要であり、復帰の目処は立っていないと言います。襲名披露が延期されることは極めて珍しいと思いますが、ここは治療に専念してもらうことが先決。万全な状態に回復してからの襲名披露を行ってほしいものです。

松竹はもう代替公演の準備を進めているとは思いますが、これだけ主役級が舞台を休んでいる以上、演目と配役の選定には苦慮するでしょう。しかし、それが特定の役者にしわ寄せが行かないように十分配慮することを切に望みます。
【2013. 12. 20 (金)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
アルゲリッチとアバド共演のモーツァルト!の発売予定
アルゲリッチとアバド、久々の共演のモーツァルトのディスクが発売予定です。

アルゲリッチとアバドのモーツァルト!

アルゲリッチとアバドの共演は折に触れてディスクが発売されていますが、すでに半世紀近い共演といいますからその相性の良さは抜群です。そのどれもが名盤ばかりです。ベートーヴェンの2番と3番のピアノ協奏曲は絶品でした。

今回の二人の共演はモーツァルトのピアノ協奏曲2曲、20番と25番です!しかも、オーケストラが近年アバドが若い奏者で組織したオーケストラ・モーツァルトです。

これほど発売が待たれる新譜ディスクも久しくなかったことです。
【2013. 12. 18 (水)】 author : 六条亭
| クラシック音楽 | comments(4) | trackbacks(0) |
二月花形歌舞伎の演目と配役の正式発表!
歌舞伎座の大間にはかかっていたようなのですが、なかなか歌舞伎美人にアップされなかった二月花形歌舞伎。ようやく本日付けで演目と配役が掲載されました。歌舞伎美人は、こちら。

染五郎、菊之助、松緑、七之助による昼夜とも通し狂言です。昼の部が通し狂言としては最近では珍しい演目です。

歌舞伎座

歌舞伎座新開場柿葺落
二月花形歌舞伎
平成26年2月1日(土)初日〜25日(火)千穐楽

【昼の部】(午前11時開演)

通し狂言 心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)
  小糸左七
  お房綱五郎
   
お祭左七/半時九郎兵衛 : 染五郎
芸者小糸: 菊之助
九郎兵衛女房お時/糸屋の娘お房 :七之助
本庄綱五郎: 松 緑


【夜の部】

通し狂言 青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)
  白浪五人男
   
弁天小僧菊之助 :菊之助
南郷力丸 :松 緑
赤星十三郎 :七之助
日本駄右衛門 :染五郎
【2013. 12. 12 (木)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
丸谷才一作品名づくしの「知らざぁ言って……」ー関容子『勘三郎伝説』より
関容子氏の『勘三郎伝説』(文藝春秋)については既にレビューを書いていますが、勘三郎と丸谷才一との交流について一章があてられていることは意外でした。私も劇場で時々丸谷氏を見かけたことがありましたが、これ程の深い交流であったとは思いもかけませんでした。

方や歌舞伎役者、こなた文学者、それも小説から文芸批評、エッセイ、翻訳等今までの日本文学の常識を遙かに越えたスケールの大きい文学者です。丸谷氏は歌舞伎の枠を越えて活躍する勘三郎に己を重ね合わせていたのでしょうか?

さて、肝心の本題です。平成七年に丸谷氏が古希を迎え、「「直接原稿を手渡したことのある編集者たち」を何十人か築地吉兆に招いて、お祝いの会が開かれる」と関容子氏が聞いた時のエピソードです。関容子氏自身はそれにあてはまらなかったが、「文春編集者の竹内修司さん(『中村勘三郎楽屋ばなし』の担当だった)が、丸谷さんの作品名づくしで弁天小僧の「知らざぁ言って……」のパロディを作った、と聞き、これを中村屋に朗読してもらってテープに入れましょう」と請け合い、会に間に合わせたのですね。その作品名づくしが傑作ですので、以下に引用させていただきます。

「知らざぁ言って聞かせやしょう。エホバの顔を避けてより 賑やかな街遠く見て 年の残りを数えつつ 幾夜寝ざめの笹まくら たった一人の反乱と 人は言えども大きなお世話 好きな背広は大江戸の 大名火消しのウロコ型 軽いつづらで心も軽く めぐりめぐりし日本の町 見わたせば 柳桜をこきまぜて 夕べは耳に鳥の歌 みみづくの夢をむすぶもよし 夜明けのおやすみも気随気儘 これぞ男ごころの遊び時間 雁のたよりに誘われて 居を定めしはさんま坂 犬だって散歩するこの坂を 裏声で君が代歌い過ぎ行けば 折からつのる横しぐれ 青い雨傘さしかけし 女ざかりに血道を上げ 低空飛行も二度三度 さてこそ挨拶ぁむづかしい ここらで夜中の乾杯と めでたく七十路迎えたる 丸谷のジョイスたぁ 俺がことだ」

さて、いくつの作品名が入っていたでしょうか?皆さま、試してはいかがでしょうか?

中村屋が「大名火消しのウロコ型、って『忠臣蔵とは何か』のことだね。さんま坂は目黒の先生だからか。でも丸谷のジョイスって何?」と聞いたとは、丸谷氏がジョイス研究からは出発したことを知らなかった訳ですから、愛嬌のある話です。

いずれにしてもこの文学と歌舞伎のコラボの録音テープ、中村屋の七五調の名調子を聞くことができると思うと、ぜひとも聞きたくなってしまいます。
【2013. 12. 08 (日)】 author : 六条亭
| 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |
福助、壽初春大歌舞伎も休演!
本日付けの歌舞伎美人に壽初春大歌舞伎に出演予定だった中村福助の休演のお詫びと配役変更のお知らせがアップされました。歌舞伎美人は、こちら。

福助は顔見世の舞台を先月13日から休演していましたが、この時期に早くも壽初春大歌舞伎の休演が発表されたことは病気療養のためという理由と相俟って、来年三月以降の歌右衛門襲名披露の行方が気になるところです。

中村福助 休演のお詫びと配役変更のお知らせ 

 中村福助 病気療養のため、歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」(2014年1月2日初日〜26日千穐楽)を休演いたします。

 誠に申し訳ございませんが、下記のとおり配役変更にて相勤めます。
 なにとぞ悪しからずご諒承くださいますようお願い申し上げます。

■歌舞伎座新開場柿葺落「壽初春大歌舞伎」 1月2日(木)〜26日(日)

【昼の部】
『梶原平三誉石切』
梢 : 市川 高麗蔵

『鴛鴦襖恋睦』
遊女喜瀬川/雌鴛鴦の精 : 中村 魁 春

【夜の部】
『仮名手本忠臣蔵』九段目
小浪 : 中村 扇 雀

『乗合船惠方萬歳』
白酒売 : 片岡 孝太郎



【2013. 12. 06 (金)】 author : 六条亭
| 歌舞伎 | comments(0) | trackbacks(0) |
FLASH時計



PageRank Powered by SEO Stats





  和樂 毎月12日発売

BlogPeople

BlogPeople検索


歌舞伎ブログ にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ

qrcode